2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)と同様、短命ながらマックス・ローチ(Max Roach)や、エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)との共演で、強烈な印象を残すトランぺッターが、今回ご紹介するブッカー・リトル(Booker Little)。 伝統から突き抜け…
ビバップ時代、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の後任としてチャーリー・パーカー(Charlie Parker)のバンドで演奏していたトランぺッター、ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)。 1959年11月に、かの有名なヴァン・ゲルダー・スタジオで録音されたワン…
ハッピーなウイントン・ケリー(Wynton Kelly)トリオをバックにした、ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell)の珍しいワン・ホーン・アルバム「Blue's Moods (Riverside)」は、ファンキージャズ全盛時代の1960年に録音されたものです。 屈託なく明るいワンホ…
数少ないハードバップ時代から活躍していたトロンボーン奏者・カーティス・フラー(Curtis Fuller)。 彼をリーダーとし、ベニー・ゴルソン(Benny Golson)が音楽監督を務めるアルバム「Blues-ette (Savoy)」は、1959年06月21日に録音された、サヴォイ(Sav…
「Night Lights (Philips)」は、ウエストコースト・ジャズ隆盛の立役者の一人、バリトンサックスのジェリー・マリガン(Gerry Mulligan)がリーダーのアルバム。 名曲「カーニバルの朝(Morning of The Carnival)」や、ショパンの「24のプレリュード第4番…
ビバップ・ピアノの始祖とも言うべきミュージシャンが、バド・パウエル(Bud Powell)。 初リーダー録音を含むアルバムが、この「The Bud Powell Trio (Roost)」、邦題は「バド・パウエルの芸術」なんだそうで。 識者からは、ビバップ・スタイルでのピアノト…
デューク・エリントン(Duke Ellington)は、カウント・ベイシー(Count Basie)と並び、ジャズの有名ビックバンドを率いるバンド・リーダー。 ちなみにデューク(Duke)は公爵、カウント(Count)は伯爵なんだそうです。 きら星の如きスター・プレイヤーを…
英国自治領・南アフリカ連邦出身のダラー・ブランド(Doller Brand)が、ECMの傍系レーベル「JAPO」から発売したソロアルバム「African Piano」。 このアルバムは1969年10月22日、デンマークの首都・コペンハーゲン(Copenhagen)のジャズクラブ「Jazz-Hus M…
甲田まひる、2001年5月24日生まれ。このアルバム「PLANKTON (three blind mice)」が録音された2018年で若干17歳。 「Mappy」の愛称で、ファッション誌の連載やモデルとしても活躍しているそうです。 2017年から東京都内のライブハウスを中心に、ジャズ・ピア…
私にとってのジョージ川口というドラマーは、今は亡き野外ジャズフェスティバル「マウントフジ・ジャズフェスティバル(Mt.Fuji Jazz Festival with Blue Note)」で、アート・ブレイキー(Art Blakey)のジャズメッセンジャーズと共演する姿が最初。 www.yo…
ドン・ピューレン‐ジョージ・アダムス・カルテット(The Don Pullen-George Adams Quartet)のアルバム「Breakthrough (Blue Note)」。 名曲「Song From The Old Country」が収録されておりますが現在、CDは入手困難な感じです。 www.youtube.com 1986年か…
幻のレーベル、トランジション・レコード(Transition Records)から発売された、ドナルド・バード(Donald Byrd)の珍しいワンホーンアルバム「Byrd Blows On Beacon Hill (Transition TRLP-17)」。 このアルバムは、ドナルド・バードの公式に録音が残され…
ジャズの「CD」とか「FMエアチェック」は普段、棚から探してCDプレイヤーにセットするという儀式が億劫(笑)。 なので、そういう事(億劫)もあろうかと、パソコンに取り込んだ音源をその日の気分で選んで聴いているのですが、昨日聴いていて「あ、これいい…
昨日の記事書いてたら聴きたくなったので、図書館(ほんぽーと)から借りてきました(笑)。 レイ・ブライアント(Ray Bryant)の「Alone At Montreux (Atlantic)」は、1972年、スイスの「モントルー・ジャズ・フェスティバル」のソロ・パフォーマンス。 何…
上品なタッチ。程よくブルージーで、程よくファンキー。 アルバム冒頭「ゴールデン・イヤリングス(Golden Earrings)」の気品漂う演奏から始まる「Ray Briant Trio (Prestige)」は、レイ・ブライアント(Ray Bryant)というより、数多あるジャズ・ピアノ・…
白人ビバップ系ピアニスト、ジョージ・ウォーリントン(George Wallington)が、フロントにドナルド・バード(Donald Byrd)とジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)を迎えた人気盤「George Wallington Quintet At The Bohemia」。 ジャズファンには「The…
アルバム「Fuego (Blue Note)」は、ファンキー時代におけるドナルド・バード(Donald Byrd)の決定盤であり、いにしえなる日本のジャズ喫茶でも大人気だったそうです。 「フエゴ(Fuego)」とは、スペイン語で「火(炎)」の意味との事。 それまでホレス・シ…
ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)が、ウォルター・ビショップ(Walter Bishop Jr.)トリオをバックに吹き込んだジャズスタンダード集「Swing, Swang, Swingin' (Blue Note)」。 このアルバムでは、チャーリー・パーカー(Charlie Parker)派の一人と…
棚とデータを整理してて久々に聴いたら、ジョー・ニューマンとオリバー・ネルソンが何故か共演してる「At Count Basie's(Mercury)」が、とっても良かったので紹介しちゃいます。 黄金期のカウント・ベイシー(Count Basie)楽団のメンバーとして名高いジョー…
クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)のウィズ・ストリングスを聴いてたら思い出した、時々思い出しては聴いてる大好きな1枚を。 日本のトランペット奏者の中で独自の個性を放ち、今も活躍する五十嵐一生さんのストリングス入りアルバム「Summer's Alm…
「Clifford Brown With Strings (EmArcy)」は、早世した天才トランペット奏者クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)が、カウント・ベイシー(Count Basie)楽団などへの編曲提供で有名な作編曲家、ニール・ヘフティ(Neal Hefti)編曲指揮によるストリン…
チャールス・ミンガス(Charles Mingus)率いる「The Charles Mingus Jazz Workshop」による「直立猿人(Pithecanthropus Erectus)」は、モダンジャズの傑作アルバムです。 ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)、J.R.モンテローズ(J.R. Monterose)、…
アーマッド・ジャマル(Armad Jamal)のライブアルバム「Armad Jamal Trio At The Pershing - But Not For Me (Argo)」は、「ポインシアーナ(Poinciana)」の名演を含むベストセラー・アルバムです。 その軽快で屈託のないピアノスタイルは、あのマイルス・…
1980年に彗星の如く登場し、ストレイト・アヘッド・ジャズ復興の牽引役を担ったウイントン・マルサリス(Wynton Marsalis)。 「ジャズ・アット・リンカーン・センター(Jazz at Lincoln Center)」の芸術監督を務める、現代ジャズ界における最重要人物でも…
「Modern Art (Intro ILP-606)」は、マイナーレーベル「Intro」に残された天才アルトサックス奏者アート・ペッパー(Art Pepper)絶頂期の録音です。 マイナーレーベルゆえ、以前は入手困難であったそうで。 それゆえ「幻の名盤」と呼ばれ、日本のジャズコレ…
1958年に突如登場した前衛ジャズ(Avant-garde Jazz)の旗手、アルトサックス奏者のオーネット・コールマン(Ornette Coleman)。 それまでのジャズが演奏の土台とした「調性」や「楽譜の小節数」などを虚空に放り投げ、共に演奏する人々との交感(理解)力…
「The Scene Changes (Blue Note)」は、モダンジャズピアノの巨人、バド・パウエル(Bud Powell)が、トリオ編成でブルーノート(Blue Note Records)に録音した渡欧直前の録音です。 日本では1曲目に収録された「クレオパトラの夢(Cleopatra's Dream)」…
1967年にスタン・ゲッツ(Stan Getz)が唯一残した公式録音が「Sweet Rain (Verve)」です。 前年1966年には、ヴァイブラフォンの俊英ゲイリー・バートン(Gary Burton)を擁するカルテットで活動してたみたいですが、翌1967年は方向性の模索時期で録音を休止…
「The Thelonious Monk Orchestra at Town Hall (Riverside) 」は、超個性派ピアニスト、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)が、10人編成のオーケストラを率いて1959年にニューヨークのタウンホール(Town Hall)で行ったライブの実況録音盤。 オーケ…
ブルーノート(Blue Note Records)のアルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が惚れ込み、モダン・ミュージックの天才(Genius of Modern Music)として、発売する前から大量の自作曲を録音したのが、ピアニストで作曲家のセロニアス・モンク(Thelonious Mo…