加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

アート・ファーマー(Art Farmer)

Quincy Jones - That's How I Feel About Jazz (ABC-Paramount) 1956

2023年現在も、御年90歳となるクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)は、精力的な音楽活動を続けている様です。 ヴィヴラフォンの名手、ライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)が楽団を率いて1953年に行ったヨーロッパ巡業の際、トランペット奏者として…

Art Farmer - When Farmer Met Gryce (Prestige) 1954,1955

ヴィヴラフォン奏者でスイング時代からの大スターであるライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)率いる楽団が、1953年09月中旬から11月中旬にかけて行なった欧州巡業には、白人系バップ・ピアニストのジョージ・ウォーリントン(George Wallington)、天才…

「The Jazztet - At The Birdhouse (Argo) 1961」重厚な3管アンサンブルが聴けるライブ

ベニー・ゴルソン(Benny Golson)が書くトランペット、トロンボーン、テナーサックスによる中~低域を生かした重厚な3管アンサンブルが魅力のバンド「The Jazztet」。 そんな「The Jazztet」が1961年にシカゴの「Birdhouse」で行ったライブを収録したアル…

「Art Farmer - The Art Farmer Septet (Prestige) 1954」クインシーの作編曲が冴える隠れ名盤

アート・ファーマー(Art Farmer)が、ライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)楽団で一緒に演奏したクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)とジジ・グライス(Gigi Gryce)を迎え、4管編成のアンサンブルをバックに演奏した快作が、このアルバム「The A…

「Art Farmer - Maiden Voyage (Interface) 1983」佐藤允彦さんのアグレッシブな演奏と編曲

トランペット界の吟遊詩人、アート・ファーマー(Art Farmer)。 晩年には楽器メーカーのモネット(Monette)が作るトランペットとフリューゲルホルンを掛け合わせた「フランペット(Flumpet)」なるハイブリット楽器で演奏しておりましたね。 雑誌で「フラ…

「Art Farmer And Donald Byrd – 2 Trumpets (Prestige) 1956」知性派トランペッター2人の競演

ドナルド・バード(Donald Byrd)とアート・ファーマー(Art Farmer)という、知性派トランペッターの競演を収録した1956年08月03日録音のアルバムが「2 Trumpets (Prestige PRLP-7062)」です。 録音データを眺めると「The Prestige All Stars」とある事から…

「Sonny Clark Quintet (Blue Note) 1957, 1958」大名盤の同日録音含むお蔵入りアルバム

諸事情あって本国アメリカでは1980年代以降に、ようやく知名度が上がってきたものの、日本では輸入盤でしか聴けなかった1960年代当初から人気が高く、未だ人気が衰えないピアニスト、ソニー・クラーク(Sonny Clark)。 今回紹介するのは、レコード番号まで…

「Horace Silver - Further Explorations (Blue Note) 1958」未来への探求という冒険性溢れる1枚

ブルーノート(Blue Note Records)の稼ぎ頭の一人、ホレス・シルヴァー(Horace Silver)が、当時のレギュラー・クインテットを率いて1958年01月13日に録音したアルバムが「Further Explorations (Blue Note BLP-1589)」。日本語に訳すと「未来への探求」と…

「Cliff Jordan – Cliff Craft (Blue Note) 1957」ホレス・シルヴァーへのリスペクト・アルバム

クリフ・ジョーダン(Cliff Jordan)の1957年10月10日に録音されたアルバム「Cliff Craft (Blue Note BLP-1582)」は、アナログ・レコード時代のA面に相当する前半3曲を自作曲で固め、B面に相当する後半3曲は、バップ時代にチャーリー・パーカー(Charlie…

「Sonny Clark - Dial "S" For Sonny (Blue Note) 1957」初リーダーアルバムを誕生日に録音

ブルーノート(Blue Note Records)の1500番台では、ホレス・シルヴァー(Horace Silver)に続くハウス・ピアニストとして活躍したソニー・クラーク(Sonny Clark)。 そんなソニー・クラークは、誕生日である1957年07月21日に初リーダーアルバム「Dial "S" …

「Art Farmer - Yesterday's Thoughts (East Wind) 1975」日本制作らしい渋めの良盤

名プロデューサー・伊藤八十八さんが1974年に設立した日本制作のジャズ・レーベル、イースト・ウィンド(East Wind)。 1975年03月05日に録音された「To Duke With Love (East Wind EW-7012)」に続くアルバムが、1975年07月16日と17日の2日間に渡り録音され…

「Art Farmer - To Duke With Love (East Wind) 1975」デューク・エリントンに捧げたアルバム

1974年に日本フォノグラムを親会社とし、名プロデューサー・伊藤八十八さんが設立したジャズ・レーベル、イースト・ウィンド(East Wind)。 そのイースト・ウィンド(East Wind)がアート・ファーマー(Art Farmer)をリーダーとし1975年03月05日にニューヨ…

「Horace Silver - The Stylings Of Silver (Blue Note) 1957」知的でマイルドなアルバム

ホレス・シルヴァー(Horace Silver)がブルーノート(Blue Note Records)の1500番台に残したアルバムは名作揃いですが、そのうちの1枚がこの「The Stylings Of Silver (Blue Note BLP-1562)」です。 最初に輸入盤(Liberty)の中古レコードで買って、RVG…

「Hank Mobley - Hank Mobley Quintet (Blue Note) 1957」ジャズ・メッセンジャーズ再会セッション

日本で人気の高いテナーサックス奏者、ハンク・モブレー(Hank Mobley)名義の1957年03月に録音された「Hank Mobley Quintet (Blue Note BLP-1550)」は、晩年のチェット・ベイカー(Chet Baker)が、何故か好んで演奏した曲「Funk In Deep Breeze」収録のア…

「Art Farmer & Jim Hall - Big Blues (CTI) 1978」端正でクールなアルバム

1978年に録音された「Big Blues (CTI CTI-7083) 」は、フリューゲルホルンのアート・ファーマー(Art Farmer)とギターのジム・ホール(Jim Hall)という端正な演奏するジャズミュージシャン二人がリーダー名義のアルバム。 キメの多いバッキングを難なくこ…

「Curtis Fuller - Curtis Fuller Vol. 3 (Blue Note) 1957」ブルーノートらしい好ハードバップ・アルバム

「Curtis Fuller Vol. 3 (Blue Note BLP-1583)」は、ハード・バップ・トロンボーンの人気者、カーティス・フラー(Curtis Fuller)がリーダーの2管編成による好アルバム。 叙情的な演奏を得意とするアート・ファーマー(Art Farmer)を相方に従え、ピアノに…

「Gerry Mulligan - Night Lights +1 (Philips) 1962」ウエスト・コースト・ジャズとボサノヴァの親密なる関係性

「Night Lights (Philips)」は、ウエストコースト・ジャズ隆盛の立役者の一人、バリトンサックスのジェリー・マリガン(Gerry Mulligan)がリーダーのアルバム。 名曲「カーニバルの朝(Morning of The Carnival)」や、ショパンの「24のプレリュード第4番…

「Sonny Clark - Cool Struttin' (Blue Note BST-81588) 1958」美脚ジャケットの誘惑と謎

ソニー・クラーク(Sonny Clark)という短命だったミュージシャンが、1958年にブルーノート(Blue Note Records)に録音した「Cool Struttin' (Blue Note BST-81588) 」。 日本では「美脚ジャケット」に魅せられて購入する方も多いと噂される、ベストセラー…