加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

ハンク・ジョーンズ(Hank Jones)

Quincy Jones - That's How I Feel About Jazz (ABC-Paramount) 1956

2023年現在も、御年90歳となるクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)は、精力的な音楽活動を続けている様です。 ヴィヴラフォンの名手、ライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)が楽団を率いて1953年に行ったヨーロッパ巡業の際、トランペット奏者として…

「Sonny Stitt - Sonny Stitt Plays (Roost) 1955」超絶技巧派の残した傑作ワンホーン・アルバム

チャーリー・パーカー(Charlie Parker)に肉薄する超絶技巧の持ち主であるサックス奏者、ソニー・ステット(Sonny Stitt)が1955年12月の15日と16日の2日間に渡り録音したアルバム「Sonny Stitt Plays (Roost LP-2208)」は、私が買ったCDの帯によると「…

「Bobby Hutcherson - Natural Illusions (Blue Note) 1972」レア・グルーヴ界の定番

ヴァイヴラフォン奏者「ボビー・ハッチャーソン(Bobby Hutcherson)」のレア・グルーヴやクラブ・ジャズ・ジャズ・シーンで定番アイテムとなっているアルバムが今回の「Natural Illusions (Blue Note BST-84416)」。 イギリス付近から火がついた、ロックに…

「Paul Chambers - Bass On Top (Blue Note) 1957」ベーシストの「聖典」であり教科書的な大名盤

アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)がプロデューサーとして全てを仕切る時代のブルーノート(Blue Note Records)で、べーシストではただ一人、リーダーアルバムを残せたのがポール・チェンバース(Paul Chambers)です。 当時、マイルス・デイヴィス(M…

「Cannonball Adderley - Somethin' Else (Blue Note) 1958」マイルスの恩返しセッション

ブルーノート(Blue Note Records)のオーナーであるアルフレッド・ライオン(Alfred Lion)とマイルス・デイヴィス(Miles Davis)との付き合いは、相当深かったようです。 コロンビア(Columbia Records)と契約し人気上昇中のマイルスが、不遇時代に手を…