加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

「Hank Mobley - Soul Station (Blue Note BST-84031) 1960」ファンキー路線の傑作

ジャズ喫茶の人気盤でもある「Soul Station (Blue Note BST-84031)」。

 

「Hank Mobley - Soul Station (Blue Note BST-84031) 1960」ファンキー路線の傑作

このアルバムは、ハードバップ時代から活躍するハンク・モブレーHank Mobley)が、時流に乗ってファンキー路線に舵を切った時期に録音された傑作アルバムです。

モブレーがファンキー路線の演奏スタイルにシフトしたのは1959年、ベニー・ゴルソンBenny Golson)の後任としてアート・ブレイキー(Art Blakey)のバンドに一時的に復帰した事が、大きな要因ではないかと推測出来ます。

 

ネットで検索すると「Discogs」にUA盤の再発ジャケットがあったりしますが、何かソウル系ミュージシャンのアルバムみたいにになってますね(笑)。

「Hank Mobley - Soul Station (Blue Note BST-84031) 1960」ファンキー路線の傑作

 

で、話を戻して。

アルバム「Soul Station (Blue Note BST-84031)」を聴くと、ウイントン・ケリー(Wynton Kelly)のファンキーなピアノと、アート・ブレイキー(Art Blakey)の的確なプッシュにより、モブレイのマイルドな音色で程よくソウルフルにブローする演奏が引き立ってますね。

 


www.youtube.com

 

中でも1曲目「Remember」と、5曲目の表題曲「Soul Station」が、ウイントン・ケリーの球を転がすようなピアノ演奏と相まって、「これぞファンキー!」といった感じの極めつけな演奏でございます。

 

Hank Mobley - Soul Station (RVG)
Blue Note BST-84031 / 東芝EMI TOCJ-9016 [1998.07.23]

side 1 (A)
01. Remember (Irving Berlin) 5:39
02. This I Dig of You (Hank Mobley) 6:24
03. Dig Dis (Hank Mobley) 6:07

side 2 (B)
04. Split Feelin’s (Hank Mobley) 4:53
05. Soul Station (Hank Mobley) 9:05
06. If I Should Lose You (Ralph Rainger, Leo Robin) 5:08

Hank Mobley (ts) Wynton Kelly (p) Paul Chambers (b) Art Blakey (ds)
February 7, 1960 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.

 

 

1959年から1960年にかけてのハンク・モブレーHank Mobley)の録音を追ってみましょう。


傑作アルバムが目白押し・・・といった感じですね。

 

1959年04月15日、「Birdland」にて、「Art Blakey And The Jazz Messengers」のメンバーとしてライブ録音。

●「At The Jazz Corner Of The World Vol. 1 (Blue Note BST-84015)」
●「At The Jazz Corner Of The World Vol. 2 (Blue Note BST-84016)」

 

●1960年01月17日、25日「Donald Byrd - Byrd In Flight (Blue Note BST-84048)」

 

※1960年02月07月「Soul Station (Blue Note BST-84031)」

 

●1960年11月06日「Freddie Hubbard - Goin' Up (Blue Note BST-84056)」

ゴーイン・アップ

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●1960年11月13日「Hank Mobley - Roll Call (Blue Note BST-84058)」

ROLL CALL

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●1960年12月11日「Kenny Drew - Undercurrent (Blue Note BST-84059)」

アンダーカレント

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で、ハンク・モブレーHank Mobley)は1961年に入ると、麻薬が原因の素行不良でクビになったジョン・コルトレーンJohn Coltrane)の後任として、マイルス・デイビスMiles Davis)のバンドに参加する事になります。

 

 

ヘビー級のコルトレーンの後任に、ミドル級のモブレーが加入した事で、当時から賛否あったようですが。

ハンク・モブレーHank Mobley)が参加したブラック・ホークでのライブ盤は、BGMとしては最適であったりするので一時期、愛聴しておりました。