加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

「Doller Brand - African Piano (ECM/JAPO) 1969」ダイナミックなソロピアノ

英国自治領・南アフリカ連邦出身のダラー・ブランド(Doller Brand)が、ECMの傍系レーベル「JAPO」から発売したソロアルバム「African Piano」。

 

「Doller Brand - African Piano (ECM/JAPO) 1969」ダイナミックなソロピアノ

このアルバムは1969年10月22日、デンマークの首都・コペンハーゲン(Copenhagen)のジャズクラブ「Jazz-Hus Montmartre」でライブ録音されたものです。


リズミックでダイナミック。

 

朴訥かと思えば豪快にピアノを連打するそのスタイルは、ジャズ界の巨人、デューク・エリントンDuke Ellington)のピアノスタイルをダイレクトに継承しているように思えます。

 

ほぼ途切れなく自作曲を弾き倒すという点では、キース・ジャレットKeith Jarrett)の
ソロ・パフォーマンスに似ていますね。

 

アルバムそのものの音源は無いようなので、参考音源を。


www.youtube.com

 

このサウンドは1957年に録音された、アート・ブレイキー(Art Blakey)の「Orgy In Rhythm (Blue Note 1554/1556)」に通じるものがあります。

 

ついでに。

ドナルド・バードDonald Byrd)、レイ・ブライアントRay Bryant)らも参加する「Holiday For Skins (Blue Note 4004/4005)」は、ハードバップのまさに隠れたる名盤ですよ。

ホリデイ・フォー・スキンズ Vol.1

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ホリデイ・フォー・スキンズ Vol.2

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こう考えると、1950年代に「ライオンの狂気」と呆れられつつも、アフリカン・ビートを前面に押し出したアルバムを作っていたブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)の先見性は、物凄いものだなあ・・・と思ったりします。

 

 

Doller Brand - African Piano (1969)
ECM 835 020-2/JAPO-60002 / Universal Music UCCU-5155 [2003.11.21]

side 1 (A)
01. Bra Joe From Kilimanjaro (Dollar Brand)  11:06
02. Selby That The Eternal Spirit Is The Only Reality (Dollar Brand)  2:23
03. The Moon (Dollar Brand)  8:08
04. Xaba (Dollar Brand)  0:40

side 2 (B)
05. Sunset In Blue (Dollar Brand)  4:25
06. Kippy (Dollar Brand)  5:05
07. Jabulani (Easter Joy) (Dollar Brand)  2:06
08. Tintiyana (Dollar Brand)  4:42


Dollar Brand (p) 
October 22, 1969 in Jazz-Hus Montmartre, Copenhagen.

アフリカン・ピアノ

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ダラー・ブランド(Doller Brand)は現在、アブドゥーラ・イブラヒム(Abdullah Ibrahim)の名前で活動してるようですね。

 

アフリカ組曲

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アメリカで生まれたジャズが、アフリカのリズムと密接に融合している演奏というのは、いつ聴いても面白いものです。