トロンボーンのベニー・グリーン(Bennie Green)が、タイム・レコードに残したアルバム「Bennie Green (Time)」
ベニー・グリーンのトロンボーンと、ジミー・フォレスト(Jimmy Forrest)のテナーサックスという低音楽器2管で演奏される、のほほんとした雰囲気がたまらなく素敵なアルバムです。
リラックスしたい時に聴くアルバムとして、いいかもしれません。
※スキャンしてたアルバム画像、小さいのしかみつからなかったです。
1曲目「時には楽しく(Sometimes I'm Happy)」は、お勧め曲。リラックス出来ますよ。
さて、このアルバム最大の推薦ポイントは、自作曲を3曲携えて参加しているソニー・クラーク(Sonny Clark)です。
2曲目ミディアムテンポのブルース「Cool Struttin'」と、5曲目マイナー・ハードバップ・チューン「Blue Minor」は、私が大学時代に参加していたバンドで演奏した曲なので、思い入れがあります。
ソニー・クラーク作のも一曲、4曲目「Sonny's Crib」は、ブルーノート盤準拠ですね。
3曲目、デューク・エリントン(Duke Ellington)の「Solitude」も、バラッドではなく、朴訥とした雰囲気の仕上がりになっております。
軽快なテンポの6曲目「And That I Am So In Love」は、アルバムの締めくくりにふさわしく、ソニー・クラークのリラックスしたソロもお楽しみいただけます。
Bennie Green - Bennie Green (1960)
Time S2021 / Teichiku TECW-20635[1997.12.17]
side 1 (A)
01. Sometimes I'm Happy (V. Youmans) 5:21
02. Cool Struttin' (Sonny Clark) 7:01
03. Solitude (Duke Ellington) 5:45
side 2 (B)
04. Sonny's Crib (Sonny Clark) 6:02
05. Blue Minor (Sonny Clark) 5:24
06. And That I Am So In Love (H. Ousley) 3:50
Bennie Green (tb) Jimmy Forrest (ts) Sonny Clark (p)
Paul Chambers (b) Alfred Dreares (ds)
Joseph Gorgas (conga,bongo)
September 27,1960 in NYC
「時には楽しく(Sometimes I'm Happy)」の名演と言えば、ウォルター・ビショップJr(Walter Bishop Jr,)の「Speak Low(Jazztime)」でも演奏されておりましたね。
かつて「幻の名盤」といわれたあのアルバムも、リラックス出来ますよ。
ついでにこのアルバムでベニーのトロンボーンが好きになったので、ブルーノートに残された3枚のリーダー・アルバムも購入・・・。
Blue Note BLP1587 Bennie Green - Back On The Scene (1958)
Blue Note BLP1599 Bennie Green - Soul Stirrin (1958)
Blue Note BLP4010 Bennie Green - Walkin' & Talkin' (1959)
ブルーノートの3枚もリラックス出来る、いいアルバムです。
ちなみに、ピアニストにもベニー・グリーン(Benny Green)が居りますが、今回はそちらじゃありませんのでご注意を(笑)。