加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

「Michel Petrucciani - Pianism (Blue Note)」早世したピアノの妖精

1999年に惜しくも亡くなった、フランス出身のピアニスト「ミッシェル・ペトルチアーニ(Michel Petrucciani)」。

 

先天性の骨疾患「大理石病」と闘いながら世界中を飛び回っていたパワフルな彼のことを「ピアノの化身」と称える人もいましたね。


その容貌と美しいピアノの演奏を聴いていると、何だかふと「ピアノの妖精」と言う言葉が頭に浮かんできました。

 

「Michel Petrucciani - Pianism (Blue Note)」早世したピアノの妖精

 

さて、今回紹介する1985年12月20日にニューヨークで録音された「Pianism (Blue Note BT-85124)」は、一時期の小休止を経て新規録音を再開したブルーノート(Blue Note Records)が、期待の新人としてミッシェル・ペトルチアーニ(Michel Petrucciani)を紹介した1枚目のアルバムとなります。

 


とにかく全編でペトルチアーニの弾くピアノのハーモニーの新鮮で美しいこと!

 

フランス人らしい演奏といった方がしっくりくるかな?病気と闘いながら「まだ生きて演奏出来る喜び」みたいなものが、ダイレクトに伝わってくる作品です。

 


約2分間のピアノソロから始まる1曲目「The Prayer」はまるで、晴れ渡る朝の高原を吹き抜ける風のように、爽やかなナンバーです。

 


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続く2曲目「Our Tune」は、ドラム&ベースが活躍する躍動感いっぱいのナンバー。

 

3曲目「Face's Face」は、バップ調の懐かしいテーマの曲ですね。

 


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最後のテーマに戻る直前、ドラムとの8小節にわたるソロ交換が聴けます。

 

 

LP時代はB面だった、いきなり急速調のピアノソロから始まる「Night and Day」では、海原を疾走するかの様なピアノプレイが心地よいですね。

 

5曲目の「Here's That Rainy Day」では雨の中、長靴を履いた子供達が楽しそうに歩く光景がふいに浮かんできました。

 

アルバム最後を飾る「Regina」は、ミッシェル・ペトルチアーニの演奏の本質を表現するかのような、美しい中にも力強さを感じることが出来る曲です。

 


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Michel Petrucciani - Pianism 
(Manhattan) Blue Note BT-85124

side 1 (A)
01. The Prayer (M.Petrucciani)
02. Our Tune (M.Petrucciani)
03. Face's Face (M.Petrucciani)

side 2 (B)
04. Night and Day (Cole Porter)
05. Here's That Rainy Day (J.V.Heusen-J.Burke)
06. Regina (M.Petrucciani)

 

Michel Petrucciani (p) Palle Danielsson (b) Eliot Zigmund (ds)
December 20, 1985 at RCA Studio C, NYC.

 

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ブルーノート(Blue Note Records)からはボックス・セットや、ベスト盤が発売されております。

 

 

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