加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

「Jackie McLean - McLean's Scene (New Jazz) 1957」ビル・ハードマンの好演光るアルバム

ジャッキー・マクリーンJackie McLean)のアルバム「McLean's Scene (New Jazz NJLP-8212)」は、1956年12月14日と1957年02月15日に録音された2回のセッションから拾遺されております。

 

「Jackie McLean - McLean's Scene (New Jazz) 1957」ビル・ハードマンの好演光るアルバム

 

1957年02月15日のセッションはこのアルバムの他「Makin' The Changes (New Jazz NJLP-8231)」、「A Long Drink Of The Blues (New Jazz NJLP-8253)」、「Strange Blues (Prestige PRST-7500)」と計4枚のアルバムに分散収録されております。

 

マイルスの有名なマラソン・セッションのようなものだったんでしょうかねえ。

 

 

1、3、4曲目は1956年12月14日、ヴァン・ゲルダー・スタジオで録音されました。

 

演奏メンバーはアルトサックスのジャッキー・マクリーンJackie McLean)の他、トランペットのビル・ハードマン(Bill Hardman)、  ピアノのレッド・ガーランドRed Garland)、ベースのポール・チェンバースPaul Chambers)、 ドラムスはアート・テイラー(Arthur Taylor)です。

 

1曲目「風と共に去りぬGone With The Wind)」は、ミディアム・テンポで演奏される曲。

 


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レッド・ガーランドの心地よいイントロに導かれて始まるテーマの後、トランペットのビル・ハードマンによるクリフォード・ブラウンを彷彿とされる熱いソロが繰り広げられます。

 

ソロ2番手、ピアノのレッド・ガーランドの軽快なソロに続き3番手、ジャッキー・マクリーンのアク強めのソロが登場。


これでテーマに戻るかと思いきや、最後にポール・チェンバースの弓引きソロが登場します。

 


3曲目「Mean To Me」は、ゆったりとしたテンポで演奏される曲。

 

レッド・ガーランドのイントロに導かれた後、ポール・チェンバースがテーマを奏で、続いてジャッキー・マクリーンとビル・ハードマンが出て来るというという意表を突いた構成。

ジャッキー・マクリーンレッド・ガーランドアート・テイラーソロが続いた後、ビル・ハードマン登場。ミュート・トランペットでツボを心得たソロを聴かせてくれます。

後テーマに戻る前のフロント陣と、ドラムスのアート・テイラーとの4小節ソロ交換もいいですね。

 

4曲目「McLean's Scene」は、アルバムタイトルとなっているジャッキー・マクリーンJackie McLean)の自作曲。

 


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レッド・ガーランドが長めのソロを弾いた後、ジャッキー・マクリーンとビル・ハードマンの4小節ソロ交換がしばし続き、その後、ビル・ハードマンの魅力的なソロが始まります。

ジャッキー・マクリーンは、リード・ミスしつつも情熱的なソロを披露。

アート・テイラーアート・テイラーと全員に満遍なくソロを回した後、再びフロント2人の4小節ソロ交換が始まりますが、これが後テーマの代わりなんでしょう。

 

最後の4小節ソロ交換の途中でビル・ハードマンが、日本では「真っ赤なお鼻の~」の歌詞でお馴染みな「赤鼻のトナカイ(Rudolph the Red-Nosed Reindeer)」を4小節丸々吹いてますが、他の曲の引用で著作権記載が不要だったのは、4小節までだったのかな(笑)。

 

 

2、5、6曲目は1957年02月15日も、ヴァン・ゲルダー・スタジオで録音されました。

 

アルトサックスのジャッキー・マクリーンJackie McLean)の他、ピアノのマル・ウォルドロンMal Waldron)、 ベースのアーサー・ヒップス(Arthur Phipps)、ドラムスは変わらずアート・テイラー(Arthur Taylor)です。

 

 

2曲目「Our Love Is Here To Stay」は、ワン・ホーンの軽快な演奏ですね。

ジャッキー・マクリーンマル・ウォルドロン、再びジャッキー・マクリーンと聴きごたえあるソロが続きます。


5曲目「Old Folks」は、哀愁漂うバラッド演奏。

ジャッキー・マクリーンは特徴あるソロ・フレーズを混ぜつつ、しみじみとしたソロ
を聴かせてくれます。


6曲目「Outburst」は、超アップテンポで演奏されるジャッキー・マクリーンJackie McLean)の自作曲。

 


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「Outburst」を日本語訳すると「(感情の)爆発、噴出」となるそうですが、タイトル通り激情に身をゆだねたかの如き、ジャッキー・マクリーンの熱いソロが延々続きます。

 

Jackie McLean - McLean's Scene
New Jazz NJLP-8212 / Victor Entertainment VICJ-41548 [2006.06.21]

side 1 (A)
01. Gone With The Wind (Allie Wrubel, Herbert Magidson)  7:27
02. Our Love Is Here To Stay (George & Ira Gershwin)  4:17
03. Mean To Me (Fred Ahlert, Roy Turk)  8:46

side 2 (B)
04. McLean's Scene (Jackie McLean)  10:19
05. Old Folks (Dedette Hill, Willard Robison)  4:53
06. Outburst (Jackie McLean)  4:38


#01,03,04  December 14, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Bill Hardman (tp) Jackie McLean (as) Red Garland (p) Paul Chambers (b) 
Arthur Taylor (ds) 

#02,05,06  February 15, 1957 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Jackie McLean (as) Mal Waldron (p) Arthur Phipps (b) Arthur Taylor (ds)

 

 

最後に1957年02月15日のセッションで、他の3枚のアルバムに収録された曲を列記しておきます。

Jackie McLean Quartet
Jackie McLean (as) Mal Waldron (p) Arthur Phipps (b) Arthur Taylor (ds) 
February 15, 1957 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.

 

Jackie McLean - Makin' The Changes (New Jazz NJLP-8231)
「I Hear A Rhapsody」、「I Never Knew」、「Bean And The Boys」

 

Jackie McLean - A Long Drink Of The Blues (New Jazz NJLP-8253)
「Embraceable You」、「These Foolish Things」、「I Cover The Waterfront」

Long Drink of the Blues

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Jackie McLean - Strange Blues (Prestige PRST-7500)
「What's New」、「Strange Blues」

ストレンジ・ブルース

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「Jackie Mclean - 4,5 and 6 (Prestige) 1956」名盤には届かないものの、良盤

ジャッキー・マクリーンJackie McLean)の、1956年07月に行われた2回のセッションをまとめたアルバムが「4,5 and 6 (Prestige PRLP-7048)」です。

 

「Jackie Mclean - 4,5 and 6 (Prestige) 1956」名盤には届かないものの、良盤


07月13日のセッションではドナルド・バードDonald Byrd)とのクインテット、07月20日のセッションではドナルド・バードハンク・モブレーHank Mobley)含むセクステットで録音されております。

 

タイトル通り、曲毎に参加人数が「4,5 and 6」、つまりカルテット(4)で3曲、クインテット(5)で2曲、セクステット(6)で1曲という感じで、演奏により参加人数が増減する構成。

 

アルトサックスのジャッキー・マクリーンJackie McLean)の他、トランペットのドナルド・バードDonald Byrd)、テナーサックスのハンク・モブレーHank Mobley)、
ピアノのマル・ウォルドロンMal Waldron)、ベースのダグ・ワトキンス(Doug Watkins)、ドラムスのアート・テイラー(Arthur Taylor)が演奏に参加しております。

 

 

1曲目「Sentimental Journey」は(4)、ワン・ホーン・カルテットによる演奏。

 


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「感傷旅行(Sentimental Journey)」はレス・ブラウン楽団の専属歌手ドリス・デイ(Doris Day)が歌い、1945年に発売されミリオンセラーとなった曲。

 

なお日本のアルドル、松本伊代さんの「センチメンタル・ジャーニー」は、湯川れい子(作詞)・筒美京平(作曲)コンビによる作品なので別物です(笑)。

 

 

ブルージーな曲調ではありますが、ジャッキー・マクリーンJackie McLean)はチャーリー・パーカーCharlie Parker)派特有のビバップ・プレーズを織り交ぜながら、軽快なソロを奏でております。
その後、ベースのダグ・ワトキンス(Doug Watkins)、ピアノのマル・ウォルドロンMal Waldron)と軽快なるソロは続く、約10分という長めの演奏となっております。


2曲目「Why Was I Born?」も(4)、ワン・ホーン・カルテットによる演奏。

 

ミディアム・テンポのこれまた軽快なバッキングにのり、ジャッキー・マクリーンマル・ウォルドロン、再びジャッキー・マクリーンという具合にソロが続きます。

ブルーノート時代の様な演奏の凄みとかキレは感じられませんが、巷で「マクリーン節」と呼ばれる独特なソロ・フレーズはお楽しみいただけます。

 


3曲目「Contour」はピアニスト、ケニー・ドリュー (Kenny Drew)の作品。 ここでようやくドナルド・バードDonald Byrd)が加わる(5)、つまりクインテット編成による演奏となります。

 

しかし、テナーサックスのハンク・モブレーHank Mobley)の書く魅力的なテーマ・フレーズは良いですね。ジャッキー・マクリーンドナルド・バードケニー・ドリューとツボを押さえた手堅いソロが続きます。

 

レコード時代だと、ここからB面。

 

4曲目「Confirmation」はお馴染み、チャーリー・パーカー (Charlie Parker) が書いた定番曲で(6)、11分にも及ぶセクステット編成による演奏です。

 


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師匠格のチャーリー・パーカーが書いた曲という事で、ジャッキー・マクリーンはお得意のビバップ・フレーズを連発。

続くドナルド・バードは、クリフォード・ブラウンClifford Brown)直系の温かくもキレのあるソロ・フレーズを聴かせてくれます。

ソロ3番目にテナーサックスのハンク・モブレーHank Mobley)が登場。マイルドな音色で、熱い演奏を繰り広げております。

 

ケニー・ドリューのソロの後、フロント3人による熱を帯びたソロ交換となります。

 


5曲目「When I Fall In Love」は(4)、ワン・ホーン・カルテットによる演奏。

 

バラッドで演奏される事が多い曲を、軽快なミディアム・テンポで演奏しております。

 


6曲目「Abstraction」は、 マル・ウォルドロンMal Waldron)の作品で(5)、つまりクインテット編成によるバラッド。

 


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ジャッキー・マクリーンの感情抑えたソロも良いですが、バラッドも特異なドナルド・バードのミュート・ソロや、さりげないオブリガードは流石ですね。

 

 

という事で。

 

「4,5 and 6 (Prestige PRLP-7048)」はドナルド・バードハンク・モブレーというフロント陣による好演はあるものの、ピアノのマル・ウォルドロンの演奏が若干インパクト足りない面もあり、「名盤」と言い切れないのあるのですが、「良盤」である事は間違いないですね。

 

Jackie Mclean - 4,5 and 6
Prestige PRLP-7048 / OJCCD-056-2 / Victor Entertainment VICJ-41546 [2006.06.21]


side 1 (A)
01. Sentimental Journey (Homer, Green, Brown)  9:52
02. Why Was I Born? (Kern-Hammerstein)  5:10
03. Contour (Kenny Drew)  4:56

side 2 (B)
04. Confirmation (Charlie Parker)  11:18
05. When I Fall In Love (Heyman, Young)  5:29
06. Abstraction (Mal Waldron)  7:56


#01-03  July 13, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Donald Byrd (tp #3) Jackie McLean (as) Mal Waldron (p) Doug Watkins (b)

Arthur Taylor (ds) 


#04-06  July 20, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.

Donald Byrd (tp #4,6) Jackie McLean (as) Hank Mobley (ts #4) Mal Waldron (p)

Doug Watkins (b) Arthur Taylor (ds) 

 

4,5&6

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そう言えば、山梨県の山中湖畔で行われた「マウント・フジ・ジャズ・フェスティバル」でも、渡辺貞夫ジャッキー・マクリーンという顔ぶれで、アルト・サックス・バトルで「Confirmation (Charlie Parker)」が演奏されましたね。

 


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うちにも「NHK-FM」が放送したエアチェック・テープがあるのですが、海外の放送局がやってるように、アーカイブ音源をシリーズで発売するとか、ないのかなあ。

 

「Live Under The Sky」とか民放が放送したジャズ系ライブは、ブートまがいの音源がちらほら登場しているのですが、「マウント・フジ・ジャズ・フェスティバル」は公式にCDとして発売されたもの除き、ブートまがいの音源を見かけた事ないような気がします。

 

最初の年である1986年の音源はないもの、山中湖畔で行われた演奏は放送されたものに限り、1987年分から手元にあり、音源とデータの整理も終わっているので、いずれ詳細な放送(オンエア)データを公開しようかと思っております(予定)。

 

「Jackie McLean – Presenting... (Jackie McLean Quintet) (Ad Lib) 1955」青春時代の勢いとほろ苦さを含むアルバム

1955年10月21日に録音されたジャッキー・マクリーンJackie McLean)の初リーダーアルバム「Presenting... (Ad Lib ADL-6601)」。

 

「Jackie McLean – Presenting... (Jackie McLean Quintet) (Ad Lib) 1955」青春時代の勢いとほろ苦さを含むアルバム


アルトサックスのジャッキー・マクリーンJackie McLean)の他、トランペットのドナルド・バードDonald Byrd)、ピアノのマル・ウォルドロンMal Waldron)、ベースのダグ・ワトキンス(Doug Watkins)、ドラムスのロナルド・タッカー(Ronald Tucker)が演奏に参加しております。

 


ジャッキー・マクリーンJackie McLean)は1951年、マイルス・デイヴィスMiles Davis)のバンド・メンバーの一員として「Miles Davis - Dig (Prestige PRLP-7012)」に収録された初録音を経験。

ディグ+2

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1955年09月にはピアニスト、ジョージ・ウォーリントン(George Wallington)率いるクインテットでライブ盤「At The Bohemia (Progressive PLP-1001)」を録音しております。


で、ジョージ・ウォーリトンのライブ盤の翌月、10月21日に録音されたのが「Presenting... (Ad Lib ADL-6601)」となります。

 

「Jackie McLean – Presenting... (Jackie McLean Quintet) (Ad Lib) 1955」青春時代の勢いとほろ苦さを含むアルバム


因みに「Jackie McLean Quintet (Jubilee JLP-1064)」として発売された時のジャケット
は、こんな感じです。

フクロウなのか猫なのか・・・謎の生物が描かれておりますね。

 

 

1曲目「It's You Or No One」は、軽快なテンポで演奏されますが、まだ初々しいというか青臭い感じのジャッキー・マクリーンもオツなものですね(笑)。

 


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ドナルド・バードのブラウニー(クリフォード・ブラウン)に傾倒したトランペット・ソロも聴きもの。マル・ウォルドロンの饒舌気味なソロの後、ジャッキー・マクリーンドナルド・バードによるソロ交換が始まります。

 


2曲目「Blue Doll」は、ジャッキー・マクリーンJackie McLean)が書いた、かなり泥臭いというかファンキーなブルース。ジャッキー・マクリーンが泥臭く攻めると、ドナルド・バードは洗練された端正なソロで対抗するといった感じ。

マル・ウォルドロンのかなりファンキーなソロの後、再びジャッキー・マクリーン登場し、チャーリー・パーカー直系の流暢なソロを聴かせてくれます。


3曲目「Little Melonae」はお馴染み、ジャッキー・マクリーンJackie McLean)の作品。

 


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特徴的なダークな音色でソロを紡いでいくジャッキー・マクリーン、高域を効果的に使った流暢なソロを展開するドナルド・バード。ソロ3番手に登場するマル・ウォルドロンは、セロニアス・モンクThelonious Monk)に通じる朴訥としたソロを聴かせてくれます。

後テーマの途中に登場するダグ・ワトキンスもいいですね。

 

 

4曲目「The Way You Look Tonight」は、軽快なアップテンポで演奏されます。

ジャッキー・マクリーンドナルド・バードは、ライブ盤「George Wallington At The Bohemia (Progressive PLP-1001)」での演奏を思い出させる、爽快なソロを繰り広げております。そういう意識で聴くとマル・ウォルドロンのソロがジョージ・ウォーリントンっぽく
聴こえてきます(笑)。

フロント陣とドラムスのロナルド・タッカー(Ronald Tucker)によるソロ交換も、手堅くまとまっております。


5曲目「Mood Malody」は、ハードバップ風味でありながら哀愁感強めなマル・ウォルドロンMal Waldron)の作品。

ジャッキー・マクリーンドナルド・バードは、哀愁感出さず(笑)、明るめなハードバップ風味なソロに終始してます。

続くダグ・ワトキンスのベース・ソロは手堅く、作曲者でもあるマル・ウォルドロンは、このアルバムで一番の存在感あるソロを聴かせてくれます。


6曲目「Lover Man」は、チャーリー・パーカー(Charlie Pasrker)の伝説的な酩酊セッションでお馴染みのバラッド。

 


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ここでのジャッキー・マクリーンはワン・ホーンで、パーカー直系のビバップ・フレーズを惜しげもなく投入したソロを聴かせてくれます。続くマル・ウォルドロンの落ち着いたソロもよろしいです。

 


ジャッキー・マクリーンJackie McLean)の初リーダーアルバム「Presenting... (Ad Lib ADL-6601)」を一聴した感想としては、若さと勢いだけで録音した感じが強いアルバムではありますが。

 

何というか、青春のほろ苦さを思い起こさせる演奏なんだーと思いました。まる。

 

Jackie McLean – Presenting... (Jackie McLean Quintet)
Ad Lib ADL-6601 / Jubilee JLP-1064 / EMI Music Japan TOCJ-6844 [2006.10.25]

side 1 (A)
01. It's You Or No One (Styne-Kahn)  6:47
02. Blue Doll (Jackie McLean)  6:56
03. Little Melonae (Jackie McLean)  6:25

side 2 (B)
04. The Way You Look Tonight (Fields, Kern)  6:27
05. Mood Malody (Mal Waldron)  6:50
06. Lover Man (Davis, Sherman, Ramirez)  6:35


Donald Byrd (tp #1-5) Jackie McLean (as) Mal Waldron (p) 
Doug Watkins (b) Ronald Tucker (ds) 

October 21, 1955 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.

 

 

 

<1951>

October 5, 1951 at Apex Studios, NYC.
Miles Davis - Dig (Prestige PRLP-7012)

Dig

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<1952>

May 9, 1952 at WOR Studios, NYC.
Miles Davis Vol. 1 (Blue Note BLP-1501)
Miles Davis Vol. 2 (Blue Note BLP-1502)

 

<1955>
August 5, 1955 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Miles Davis And Milt Jackson Quintet/Sextet (Prestige PRLP-7034)

 

September 9, 1955 at Cafe Bohemia, Greenwich Village, NYC.
●George Wallington Quintet At The Bohemia (Progressive PLP-1001)

 

October 21, 1955 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
●The Jackie McLean Quintet (Ad Lib AD-6601)

 

 

<1956>
January 27, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Jackie McLean - Lights Out! (Prestige PRLP-7035)

ライツ・アウト!

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January 30, 1956 at Audio-Video Studios, NYC.
●The Charlie Mingus Jazz Workshop - Pithecanthropus Erectus (Atlantic LP-1237)

 

July 13, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
July 20, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Jackie McLean - 4, 5 And 6 (Prestige PRLP-7048)

4,5&6

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July 20, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Hank Mobley - Mobleys Message (Prestige PRLP-7061)

 

August 3, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
●Farmer/Byrd - 2 Trumpets (Prestige PRLP-7062)

 

August 31, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Jackie McLean - Jackie's Pal (Prestige PRLP-7068)

 

December 12, 1956 in NYC.
December 13, 1956 in NYC.
●The Jazz Messengers - Hard Bop (Columbia CL-1040)
●Art Blakey And The Jazz Messengers - Drum Suite (Columbia CL-1002)

 

December 14, 1956 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.
Jackie McLean - McLean's Scene (New Jazz NJLP-8212)