加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

ロイ・ヘインズ(Roy Haynes)

Fats Navarro - The Fabulous Fats Navarro Vol. 2 (Blue Note) 1957

天才トランペッター、ファッツ・ナヴァロ(Fats Navarro)の才能に惚れ込み、自身が率いるバンドに起用し続けたのが、ピアニスト兼作編曲家であるタッド・ダメロン(Tadd Dameron)です。 タッド・ダメロン(Tadd Dameron)楽団が演奏した曲の中には、ファッ…

Fats Navarro - The Fabulous Fats Navarro Vol. 1 (Blue Note) 1957

早逝の天才トランペッター、ファッツ・ナヴァロ(Fats Navarro)は、ディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)、クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)など、同じ時代の人気トランペット奏者からも一目置かれてい…

Oliver Nelson - The Blues and The Abstract Truth (Impulse!) 1961

オリバー・ネルソン(Oliver Nelson)と言えば真っ先に思う浮かぶのが、この大名盤「Oliver Nelson - The Blues and The Abstract Truth (Impulse! AS-5)」です。 邦題「ブルースの真実」と書いた方が、あー、アレね、と言う人が多いのかもしれません。 1曲…

「Eddie "Lockjaw" Davis - Trane Whistle (Prestige) 1960」重厚なアンサンブルが魅力のアルバム

オリバー・ネルソン(Oliver Nelson)とアーニー・ウィルキンス(Ernie Wilkins)が編曲した重厚なアンサンブルと、オリバー・ネルソンの代表曲「The Stolen Moment (Stolen Moments)」が4曲目に収録されている事で(私含む一部)ジャズ・マニアが興味を示…

「Eric Dolphy - Far Cry (New Jazz) 1960」リトル&ドルフィー・コンビによるスタジオ録音

マルチリード奏者のエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)が、トランペット奏者ブッカー・リトル(Booker Little)とコンビを組んでスタジオ録音したアルバムが、「Far Cry (New Jazz NJLP-8270)」です。 バンドを支えるリズム隊は、ピアノのジャッキー・バイ…

「Oliver Nelson with Eric Dolphy - Straight Ahead (New Jazz) 1961」前衛と知性の絶妙な融合

ラージ・アンサンブルやビックバンド向けの作編曲者で有名なオリバー・ネルソン(Oliver Nelson)のアルバムに、マルチリード奏者のエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)が準主役として参加するのが「Straight Ahead (New Jazz NJLP-8255)」です。 一聴する…

「Eric Dolphy - Out There (New Jazz) 1960」前衛と静寂が併存する世界観

今回は、マルチリード奏者のエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)のアルバム「Out There (New Jazz NJLP-8252)」です。 このアルバムの特徴はまず、特異な楽器編成。 ロン・カーター(Ron Carter)がベースではなくチェロを弾き、ジョージ・デュヴィヴィエ(…

「Oliver Nelson - Screamin' The Blues (New Jazz) 1960」隙のないアンサンブルと魅力的なソロ

今回は、エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)のBOXセットにも収録されていた、オリバー・ネルソン(Oliver Nelson)がリーダーのアルバム「Screamin' The Blues (New Jazz NJLP-8243)」です。 フロントはアルト・サックスとテナー・サックスを吹き分けるオ…

「Eric Dolphy - Here And There (Prestige)」1961年に録音されたライブ中心の拾遺集

マルチ・リード奏者エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)が、プレステッジ(Prestige/New Jazz Records)に残したライブ録音や未発表曲、別テイクなどからなるアルバムが「Here And There (Prestige PR-7382) 」です。 拾遺集であるため後年、CD化された際…

「The Amazing Bud Powell Vol. 2 (Blue Note) 1949,1951,1953」初期バド・パウエル好調期の記録

ブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が親身になり日々顔を合わせ世話をしていたのがバド・パウエル(Bud Powell)です。 前回記載した通り、バド・パウエルは「総合失調症」というやっかいな病を抱えており…

「The Amazing Bud Powell Vol. 1 (Blue Note) 1949,1951」天才バド・パウエル登場

ブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)がこよなく愛したミュージシャンの一人が天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)です。 ビバップを演奏するピアニストは全員、バド・パウエルの影響下にあると言…

「Miles Davis And Horns (Prestige) 1951,1953」若きマイルス葛藤の日々の記録

ジャズ界の帝王、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)がまだ駆け出しの頃は、天才チャーリー・パーカー(Charlie Parker)との共演で腕を磨きつつ、パーカーの悪影響でクスリにハマる事となります。 クスリを入手するために演奏をこなす、といった日々を過…

「Thelonious Monk - Thelonious In Action (Riverside) 1958」ファイブ・スポットでのライブ盤

1958年08月07日、リバーサイド(Riverside Records)は、孤高の天才、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)率いるカルテットのライブ録音を行いました。 ライブ会場は、ニューヨークにある有名な「ファイブ・スポット(Five Spot Cafe)」。 今回のライブ…

「Ted Curson - Plenty Of Horn (Old Town)」エリック・ドルフィーが参加した幻の名盤

「Plenty Of Horn (Old Town LP P-2003)」はトランペット奏者、テッド・カーソン(Ted Curson)の初リーダーアルバムであり、エリック・ドルフィー(Eric dolphy)が参加しているためか、「幻の名盤」呼ばれる1枚。 リーダーのテッド・カーソン(Ted Curson…

「Andrew Hill - Black Fire (Blue Note) 1964」シカゴの奇才ピアニストが残した最高作

ブルーノート(Blue Note Records)が売り出した新主流派ピアニストの一人が、アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)です。 アンドリュー・ヒルは、私が一番好きなジャズミュージシャンでありまして、2007年に逝去した際は、別のブログではありますが「追悼特集…

「Roy Haynes - We Three (Prestige/New Jazz) 1958」変幻自在な3人対等のバンド

予測不能で個性的なリズムを叩き出すロイ・ヘインズ(Roy Haynes)。 1958年11月14日に録音されたアルバム「We Three」はロイ・ヘインズ名義ではありますが、「We Three」とタイトルをつけているので「3人対等」のバンドなのでしょう。 ジャケットを見ると…

「Jimmy Jones - Jimmy Jones Trio (Vogue/Swing)1954」小粋なピアノトリオ、マニアご用達

ジミー・ジョーンズ(Jimmy Jones)の「Jimmy Jones Trio (Vogue/Swing)1954」は1954年10月、サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan)欧州ツアーに同行した時にパリで録音されたもの。 かなり控えめですが、ドラムはロイ・ヘインズ(Roy Haynes)だったりします。 …

「Eric Dolphy - Outward Bound (New Jazz) 1960」伝統とアヴァンギャルドの融合

前の記事でも書きましたが、エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)の演奏の特徴は、当時の最先端なスタイルである「伝統的なスタイルをベースにして、そこにアヴァンギャルドな要素を付け加える」という事に尽きると思います。 ベースに「伝統的なスタイル」…

「Booker Little – Booker Little (Time) 1960」伝統から突き抜けた奔放なフレーズが魅力のトランぺッター

クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)と同様、短命ながらマックス・ローチ(Max Roach)や、エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)との共演で、強烈な印象を残すトランぺッターが、今回ご紹介するブッカー・リトル(Booker Little)。 伝統から突き抜け…