加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

ポール・チェンバース(Paul Chambers)

「Louis Smith - Smithville (Blue Note)」寡作なトランペッターの人気盤

寡作なミュージシャンでありながら、ブルーノート(Blue Note Records)に代表作を録音しているミュージシャンが何人か居たりしますが、そんな中の一人がトランペッターのルイ・スミス(Louis Smith)です。 ルイ・スミス(Louis Smith)は、クリフォード・…

「Sonny Clark Quintet (Blue Note) 1957, 1958」大名盤の同日録音含むお蔵入りアルバム

諸事情あって本国アメリカでは1980年代以降に、ようやく知名度が上がってきたものの、日本では輸入盤でしか聴けなかった1960年代当初から人気が高く、未だ人気が衰えないピアニスト、ソニー・クラーク(Sonny Clark)。 今回紹介するのは、レコード番号まで…

「Johnny Griffin - The Congregation (Blue Note) 1957」第3弾はゆったり豪快に

シカゴ生まれの早吹きテナーマン、ジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)のブルーノート(Blue Note Records)第3弾が、1957年10月23日に録音されたアルバム「The Congregation (Blue Note BST-81580)」です。 アルバム・ジャケットを飾るイラストは、後…

「Hank Mobley & Lee Morgan - Peckin' Time (Blue Note) 1958」名コンビの双頭アルバム

ハンク・モブレー(Hank Mobley)とリー・モーガン(Lee Morgan)の「M & M」コンビが双頭リーダーとして表記されるアルバムが「Peckin' Time (Blue Note BLP-1574)」です。 フロントの2人をサポートするリズム隊は、ピアノに明るくファンキーなウイントン…

「John Jenkins With Kenny Burrell (Blue Note) 1957」ハード・バップの隠れ名盤

シカゴ出身のアルトサックス奏者、ジョン・ジェンキンス(John Jenkins)がブルーノート(Blue Note Records)に残した唯一のリーダー作が「John Jenkins With Kenny Burrell (Blue Note BLP-1573)」です。 ジョン・ジェンキンス(John Jenkins)以外には、…

「Sonny Clark - Sonny's Crib (Blue Note) 1957」ジョン・コルトレーン参加の人気アルバム

ブルーノート(Blue Note Records)の1500番台でハウス・ピアニストとして活躍したソニー・クラーク(Sonny Clark)が、1957年07月21日録音の初リーダーアルバム「Dial "S" For Sonny (Blue Note BLP-1570)」に続いて録音したリーダー・アルバム第2弾が1957…

「Paul Chambers - Bass On Top (Blue Note) 1957」ベーシストの「聖典」であり教科書的な大名盤

アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)がプロデューサーとして全てを仕切る時代のブルーノート(Blue Note Records)で、べーシストではただ一人、リーダーアルバムを残せたのがポール・チェンバース(Paul Chambers)です。 当時、マイルス・デイヴィス(M…

「Paul Chambers - Whims Of Chambers (Blue Note) 1956」天才ベーシストのブルーノート第1弾

天才ベーシスト、ポール・チェンバース(Paul Chambers)のブルーノート(Blue Note Records)第1弾が1956年09月21日に録音されたアルバム「Whims Of Chambers (Blue Note BLP-1534)」です。 私は最初、「最後の復刻」シリーズのアナログ・レコードを買って…

「The Eminent Jay Jay Johnson Vol. 2 (Blue Note) 1953,1954,1955」傑出した若手台頭の記録

「傑出した(Eminent)」トロンボーン奏者、J. J. ジョンソン(Jay Jay Johnson)がブルーノートに残した3枚の10インチ・アルバムを、2枚の12インチ・アルバムに再編集した第2弾が「The Eminent Jay Jay Johnson Vol. 2 (Blue Note BLP-1506)」です。…

「Miles Davis - More Music From The Legendary Carnegie Hall Concert (Columbia) 1961」マイルスとギル・エヴァンス楽団のライブ盤

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)とギル・エヴァンス(Gil Evans)楽団が、1961年05月19日にニューヨークのカーネギーホール(Carnegie Hall)でのライブ・アルバム「Miles Davis At Carnegie Hall (Columbia CS-8612)」に収録されなかった曲を「お蔵出…

「Miles Davis - Miles Davis At Carnegie Hall (Columbia) 1961」マイルスとギル・エヴァンス楽団のライブ盤

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)とギル・エヴァンス(Gil Evans)楽団が、1961年05月19日にニューヨークのカーネギーホール(Carnegie Hall)で行ったライブの模様を収録したアルバムが「Miles Davis At Carnegie Hall (Columbia CS-8612)」です。 クイ…

「Miles Davis - At The Blackhawk (Columbia) 1961」最も聴きやすいマイルスのライブ・アルバム

ハンク・モブレー(Hank Mobley)を擁するマイルス・デイヴィス(Miles Davis)率いるクインテットが、サンフランシスコのライブハウス「ブラックホーク(The Blackhawk)」での演奏を、1961年04月21日と22日の二日間に渡り行り、コロンビア(Columbia Recor…

「Miles Davis - Someday My Prince Will Come (Columbia) 1961」製作者に捧げる曲を録音した意図は

1960年12月に結婚し、マイルス・デイヴィス夫人となったフランシス・テイラー(Frances Taylor)がアルバム・ジャケットを飾る「Someday My Prince Will Come (Columbia CL-1656/CS-8456)」。 アルバム・ジャケットに奥さんを起用したり、裏のライナーノート…

「Miles Davis & Sonny Stitt - The Essential Live In Stockholm (Dragon) 1960」臨時雇いのソニー・ステットと

「The Essential Live In Stockholm (Dragon DRLP-129/30)」は1960年11月13日、ストックホルムの「Konserthuset」におけるライブから拾遺されたものです。 このライブも、ヴァーヴ(Verve Records)でお馴染みの興行主、ノーマン・グランツ(Norman Granz)…

「Miles Davis & John Clotrane - The Essential Live In Stockholm (Dragon) 1960」コルトレーン対マイルス・バンド

1960年03月、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)は、バンドを辞めたがっているジョン・コルトレーン(John Coltrane)を何とか説き伏せ、最後のヨーロッパ・ツアーに旅立ちます。 この、1960年03月から04月かけて行われたヨーロッパ巡業は、ヴァーヴ(Verv…

「Miles Davis - Sketches Of Spain (Columbia) 1960」アランフェス協奏曲とスペイン関連の曲

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)が、ギル・エヴァンス(Gil Evans)楽団と共演したアルバム第3弾で最終作となる作品が「Sketches Of Spain (Columbia CS-8271/CL-1480)」です。 「アランフェス協奏曲」を筆頭に、スペインに関連する計5曲が演奏されて…

「Miles Davis - Porgy And Bess (Columbia) 1959」名オペラのジャズ化作品

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)が、ギル・エヴァンス(Gil Evans)楽団と共演したアルバム第2弾が「Porgy And Bess (Columbia CS-8085/CL-1274)」。 「ポーギーとベス(Porgy And Bess)」は、小説家・エドワード・デュボーズ・ヘイワード(Edwin DuB…

「Miles Davis - Milestones (Columbia) 1958」ハードバップからモードへ

1958年の02月04日と03月04日の2日間のセッションから拾遺されたアルバムが、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「Milestones (Columbia CL-1193)」であり、マイルス・デイヴィスの音楽(演奏スタイル)が、「ハードバップ」から「モード」へ遷移する過…

「Miles Davis - Miles Ahead (Columbia) 1957」ギル・エヴァンス楽団が作り出す温かみあるサウンド

コロンビア(Columbia Records)に移籍したマイルス・デイヴィス(Miles Davis)が、ギル・エヴァンス(Gil Evans)楽団と共演した3枚のスタジオ録音のうち、第1弾として発売されたのが、この「Miles Ahead (Columbia CK-40784/CL-1041)」です。 マイルス…

「Miles Davis - 'Round About Midnight (Columbia) 1955,1956」コロンビア移籍第1弾

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のコロンビア(Columbia Records)移籍第1弾が、モノラル録音の「'Round About Midnight (Columbia CL-949)」です。 ギル・エヴァンス(Gil Evans)が編曲したとされる表題曲「'Round About Midnight」のインパクトが強…

「John Coltrane - Soultrane (Prestige) 1958」プレステッジ時代の最高傑作(諸説あり)

テナーサックスの巨人、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)が、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)らジャズ・ジャイアンツと共演する事で急激な成長を遂げた時期が1958年付近、丁度、プレステッジ(Prestige Records)と契約していた時代であったりし…

「Thelonious Monk - Brilliant Corners (Riverside) 1956」超個性派ピアニスト、モンクのユーモア溢れる好盤

ジャズ界の巨人というか、天才の一人、超個性派ピアニストのセロニアス・モンク(Thelonious Monk)。 1956年の、10月と12月の三回に渡り録音された「Brilliant Corners (Riverside RLP12-226)」は、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)がリヴァーサイド…

「Jackie McLean - McLean's Scene (New Jazz) 1957」ビル・ハードマンの好演光るアルバム

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)のアルバム「McLean's Scene (New Jazz NJLP-8212)」は、1956年12月14日と1957年02月15日に録音された2回のセッションから拾遺されております。 1957年02月15日のセッションはこのアルバムの他「Makin' The Changes…

「Dexter Gordon - Landslide (Blue Note) 1961,1962」好演奏揃いの拾遺集

デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)の未発表録音をまとめた拾遺集「Landslide (Blue Note BN-LT1051)」が、予想外に良い演奏が揃っていて吃驚。 タイトル曲「Landslide」は、「Dexter Calling... (Blue Note BST-84083)」セッションの未発表曲で、残りは…

「Hal McKusick - Triple Exposire (Prestige) 1957」予想外の好盤

マルチリード奏者であるハル・マクシック(Hal McKusick)のアルバム「Triple Exposire (Prestige PRLP-7135)」を先日、時々行く中古CD屋さんで入手。 まあ、私も大好きなゴリゴリとしたピアノ演奏でスタイルで人気が高い、エディ・コスタ(Eddie Costa)…

「Miles Davis - Steamin' (Prestige) 1956」商業的成功とマラソン・セッション

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)率いる1950年代の黄金クインテットは、プレステッジ(Prestige Records)との録音契約を履行するため、1956年の05月11日と10月26日の2回に分けたスタジオをライブ会場に見立てた長時間録音、通称「マラソン・セッション…

「Miles Davis - Workin' (Prestige) 1956」変革の年に行われた充実した長時間セッション

コロンビア(Columbia Records)と契約を結んだ1956年は、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)にとって変革の年となりました。 後に「1950年代の黄金クインテット」と呼ばれるバンドでのツアーは大成功を収め、出演するクラブは連日満員。 そんな中、1956年…

「Miles Davis - Miles (Prestige) 1955」1950年代黄金のクインテット始動

1955年11月16日に録音された「Miles (Prestige PRLP-7014)」。 解説文が印刷されるジャケット裏に「The New Miles Davis Quintet」と記載されている通り1955年の中頃、マイルスが新たに結成したバンドでの録音です。 マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の…

「Miles Davis And The Modern Jazz Giants (Prestige) 1954,56」有名なる2つのセッション

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「Miles Davis And The Modern Jazz Giants (Prestige PRLP-7150)」は、通称「喧嘩セッション」から4曲、「マラソンセッション」から1曲を収録したアルバム。 セロニアス・モンク(Thelonious Monk)、ミルト・ジャ…

「Miles Davis - Collectors' Items (Prestige) 1953,1956」バードとロリンズの共演盤

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「Collectors' Items (Prestige PRLP-7044)」は1953年01月30日に行われたセッションと、マイルスがプレステッジ(Prestige)レコードを離れる直後の3年後、1956年03月16日に行われた消化試合的なセッションの2つを1…