加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

☆プレステッジ(Prestige - New Jazz)

「Sonny Rollins - Saxophone Colossus (Prestige)」悲劇の4日前に録音された大名盤

豪快で大胆。自然体のまま自由奔放に吹いただけで、持ち味が最大限に引き出されたアルバム。 ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のアルバム「Saxophone Colossus (Prestige PRLP-7079)」は、1956年06月22日、クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ・クイ…

「Thelonious Monk - Thelonious Monk and Sonny Rollins (Prestige) 1954」ロリンズとモンクの共演盤

モダンジャズ・サックスの巨人であり一時期、世界中のモダン・テナーサックス奏者のお手本となった、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)と、孤高の天才、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)の共演を集めた拾遺集が、今回の「Thelonious Monk and Sonny R…

「Miles Davis - Blue Haze (Prestige) 1953,1954」呪縛からの解放と反面教師的なアルバム

ジャズ界の巨人、マイルス・デヴィス(Miles Davis)の「Blue Haze (Prestige PRLP-7054)」は、チャーリー・パーカー(Charlie Parker)との出会いからもたらされた「負の遺産」とでもいうべき、麻薬中毒の長く絶望的なトンネルから抜け出した時期の演奏を含…

「Tadd Dameron with John Coltrane - Mating Call (Prestige) 1956」ジョン・コルトレーン急成長期の一コマ

ファッツ・ナバロ(Fats Navarro)との共演、クリフォード・ブラウン(Clifford Borwn)への作編曲の提供など、トランペット好きには外せないピアニスト兼作編家であるタッド・ダメロン(Tadd Dameron)。 そんなタッド・ダメロンが、テナーサックスの巨人ジ…

「Booker Ervin - The Song Book (Prestige) 1964」豪快なるハード・バップ系テナー

「The Song Book (Prestige PR-7318)」は1964年初頭、ブッカー・アーヴィン(Booker Ervin)が米国のジャズレーベルであるプレステッジ(Prestige Records)に録音したアルバム。 今まで私にとってブッカー・アーヴィン(Booker Ervin)は、ブルーノート(Bl…

「Sonny Criss - Up, Up And Away (Prestige)1967」温故知新、時代の流れに身を任せ生まれた名盤

ソニー・クリス(Sonny Criss)が1967年に録音した「Up, Up And Away (Prestige PRST-7530)」は、ギターのタル・ファーロウ(Tal Farlow)、ピアノのシダー・ウォルトン(Cedar Walton)、ベースのボブ・クランショウ(Bob Cranshaw)、ドラムスのレニー・マ…

「Bobby Timmons - The Soul Man! (Prestige) 1966」絶好調のウェイン・ショーターだけ聴こう

「The Soul Man! (Prestige PRST-7465)」は、ボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)[1935 - 1974]最後期の1966年、ジャズ・メッセンジャーズ時代の同僚・ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)を迎えたアルバム。 兎に角、独自のサウンドを明確に押し出し始…

「Roy Haynes - We Three (Prestige/New Jazz) 1958」変幻自在な3人対等のバンド

予測不能で個性的なリズムを叩き出すロイ・ヘインズ(Roy Haynes)。 1958年11月14日に録音されたアルバム「We Three」はロイ・ヘインズ名義ではありますが、「We Three」とタイトルをつけているので「3人対等」のバンドなのでしょう。 ジャケットを見ると…

「Eric Dolphy - At The Five Spot Vol. 1 (New Jazz) 1961」双頭バンドが残した壮絶なるライブ盤

「At The Five Spot Vol. 1 (New Jazz NJLP-8260)」は、マルチ・リード奏者のエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)とトランペッター、 ブッカー・リトル(Booker Little)との双頭バンドによる1961年07月、ニューヨークのライブスポット、ファイブ・スポット…

「Elmo Hpoe - Hope Meets Foster(Prestige) 1955」フランク・フォスターの名演を堪能出来るアルバム

「Hope Meets Foster(Prestige PRLP-7021) 」は、ピアニスト、エルモ・ホープ(Elmo Hope)名義のアルバムです。 ただ、後に1曲目のタイトルである「Wail, Frank, Wail (PRLP-7021)」に改題、再発された事でも分かる通り、カウント・ベイシー楽団などで大活…

「Eric Dolphy - Outward Bound (New Jazz) 1960」伝統とアヴァンギャルドの融合

前の記事でも書きましたが、エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)の演奏の特徴は、当時の最先端なスタイルである「伝統的なスタイルをベースにして、そこにアヴァンギャルドな要素を付け加える」という事に尽きると思います。 ベースに「伝統的なスタイル」…

「Kenny Dorham - Quiet Kenny (New Jazz) 1959」静かなるイメージを決定付けた日本人好みの名盤

ビバップ時代、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の後任としてチャーリー・パーカー(Charlie Parker)のバンドで演奏していたトランぺッター、ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)。 1959年11月に、かの有名なヴァン・ゲルダー・スタジオで録音されたワン…

「Ray Briant - Ray Briant Trio (Prestige) 1957」ピアノ・トリオ屈指の名盤

上品なタッチ。程よくブルージーで、程よくファンキー。 アルバム冒頭「ゴールデン・イヤリングス(Golden Earrings)」の気品漂う演奏から始まる「Ray Briant Trio (Prestige)」は、レイ・ブライアント(Ray Bryant)というより、数多あるジャズ・ピアノ・…

「George Wallington Quintet At The Bohemia」ハードバップ時代を代表するライブ

白人ビバップ系ピアニスト、ジョージ・ウォーリントン(George Wallington)が、フロントにドナルド・バード(Donald Byrd)とジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)を迎えた人気盤「George Wallington Quintet At The Bohemia」。 ジャズファンには「The…

「Relaxin' With The Miles Davis Quintet (Prestige) 1956」スタジオ内のユルい会話まで収録したアルバム

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)率いる、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)を擁する50年代「第1期クインテット」が、1956年の05月11日と10月26日の2回に渡り行った、通称「マラソン・セッション」と呼ばれるスタジオ録音。 その第2弾として発売…

「Cookin' With The Miles Davis Quintet (Prestige) 1956」ライブ風一発撮りの緊張感溢れるアルバム

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)率いる、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)を擁する50年代「第1期クインテット」が、1956年の05月11日と10月26日の2回に渡り、通称「マラソン・セッション」と呼ばれるスタジオ録音を行いました。 プレステッジ(…

「Sonny Rollins - Tenor Madness (Prestige) 1956」ロリンズ VS コルトレーン

1956年は、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)いずれにとっても重要な年であり、また、数多くの「歴史的名盤」に参加している年でもあります。 ソニー・ロリンズはクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)とマック…