◆前衛(フリー)ジャズ
今回ご紹介するのは1966年09月19日に録音された、ドン・チェリー(Don Cherry)をリーダーとする前衛ジャズ系のアルバム「即興演奏家のためのシンフォニー Symphony For Improvisers (Blue Note BST-84247)」です。 メロディアスな前衛ジャズである前作「Com…
1958年から1961年頃までオーネット・コールマン(Ornette Coleman)率いるピアノレス・カルテットのポケット・トランペット(コルネット)奏者として注目を集めたドン・チェリー(Don Cherry)。 kaji-jazz.hatenablog.com その後は、前衛的なジャズの影響を…
以前は「フリージャズ=訳分かんない」という先入観念で、フリー・ジャズの先駆者的立場にいたマルチ・リード奏者であるオーネット・コールマン(Ornette Coleman)のアルバムなんかは気軽に聴けなかったんですが・・・。 聴いて見ると、案外ふつーに聴けた…
アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)が1998年02月10日と11日に、フランスのジャズクラブ「The Trinitaires」で収録した演奏を収録したアルバムが「Andrew Hill - Les Trinitaires (Jazz Friends Productions JFP-002)」です。 全編ソロによる演奏である事と、…
日本では何故か人気薄なピアニスト、アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)。 ブルーノートのオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が、「セロニアス・モンク(Thelonious Monk)に出会った時以来の衝撃的な才能」とベタ惚れし、1964年発売の「Andre…
エディ・ゲイル(Eddie Gale)というトランぺッターは、フリー・ジャズ界の巨人の一人、セシル・テイラー(Cecil Taylor)のアルバム「Unit Structures (BST-84237)」で最初の注目を浴びたミュージシャンなんだそうです。 トランペットはビバップ時代から活…
フリー・ジャズの開祖、オーネット・コールマン(Ornette Coleman)。 ジャズと呼ばれる音楽ジャンルで、従来の「定型的な決めた長さ(小節数)」に設定した「コード進行」に沿った演奏を破壊(笑)。 即興演奏(フリー・インプロビゼーション)を行う際の「…
新潟は今、お盆の時期なので「幽霊(Ghosts)」がらみのアルバムを選んでみました(笑)。 アルバート・アイラー(Albert Ayler)は私にとって、数少ないフリー・ジャズで許せる(笑)ミュージシャンであります。 その中でも「ESP-Disk」時代のアルバムは、…
「フリー・ジャズ」とか「前衛ジャズ」と呼ばれるジャンルのミュージシャンの演奏は、一聴して本能的に「是か非か」、あるいは「好きか嫌いか」で、聴き続ける事が可能か判断するしかないと思っております。 その判断材料は、楽器の「音色」であったり音楽に…
1958年に突如登場した前衛ジャズ(Avant-garde Jazz)の旗手、アルトサックス奏者のオーネット・コールマン(Ornette Coleman)。 それまでのジャズが演奏の土台とした「調性」や「楽譜の小節数」などを虚空に放り投げ、共に演奏する人々との交感(理解)力…