加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

★Blue Note BLP4200-4400s

「Jackie McLean - Tippin' The Scales (Blue Note) 1962」お蔵入りらしからぬ好盤

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)をリーダーとする「Tippin' The Scales」は、1962年09月28日に録音された「お蔵入りセッション」。 ジャッキー・マクリーンとソニー・クラーク(Sonny Clark)による、唯一のワン・ホーン・カルテットであり、最後の…

「Eddie Gale - Eddie Gale's Ghetto Music (Blue Note) 1968」洗練された音楽による主張

エディ・ゲイル(Eddie Gale)というトランぺッターは、フリー・ジャズ界の巨人の一人、セシル・テイラー(Cecil Taylor)のアルバム「Unit Structures (BST-84237)」で最初の注目を浴びたミュージシャンなんだそうです。 トランペットはビバップ時代から活…

「Wayne Shorter - Adam's Apple (Blue Note) 1966」マイルスの影響化で覚醒するショーター

ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)が1964年末、アート・ブレイキー(Art Blakey)のジャズ・メッセンジャーズから、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のクインテットに半ば強引に引き抜かれて約1年以上経過。 1965年12月末にはシカゴの「プラグド・…

「Horace Silver – The Cape Verdean Blues (Blue Note) 1965」2管編成を3管に拡大してみたアルバム

大人気ピアニスト、ホレス・シルヴァー(Horace Silver)率いるクインテット(2管編成)が、曲によりビ・バップ・トロンボーンの開祖、J.J.ジョンソン(J.J. Johnson)を加えたセクステット(3管編成)に編成を拡大したアルバムが「The Cape Verdean B…

「Lee Morgan - The Gigolo (Blue Note) 1965」ヴァラエティにとんだリー・モーガンの人気盤

日本でも人気が高いトランぺッター、リー・モーガン(Lee Morgan)のアルバム「The Gigolo (Blue Note BST-84212)」は、名曲「Speed Ball」を含む、健康上の問題で一時引退後、華麗なる復帰を果たした後で人気ある1枚。 ジャズ・メッセンジャーズ時代からの…

「McCoy Tyner - The Real McCoy (Blue Note) 1967」激動の時代の熱いアルバム

ジョン・コルトレーン(John Coltrnae)カルテットのピアニスト、マッコイ・タイナー(McCoy Tyner)のブルーノート(Blue Note Records)移籍第1弾となるアルバムが「McCoy Tyner - The Real McCoy (Blue Note BST-84264)」です。 ジョン・コルトレーン(J…

「Pete La Roca - Basra (Blue Note BST-84205) 1965」ジョー・ヘンダーソンの快演が堪能出来る1枚

オリジナリティ溢れるドラマー、ピート・ラロカ(Pete La Roca)。 ブルーノート(Blue Note Records)の1500番台からドラムスでの参加作品は幾つかあるものの、リーダー作はこの「Basra (Blue Note BST-84205)」1枚しかないんですね。 まあ、これも、有能…

「Wayne Shorter - Schizophrenia (Blue Note) 1967」3管編成のゴキゲンなアルバム

1967年10月に録音されたウェイン・ショーター(Wayne Shorter)の「Schizophrenia (Blue Note BST-84297)」は、トロンボーン、アルトサックス、テナーサックスという珍しいフロント3管編成のアルバムです。 さて「Schizophrenia」とは、統合失調症を意味す…

「Andrew Hill - Grass Roots (Blue Note) 1968」過激な時代に作られた穏やかなアルバム

アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)が1968年08月に録音したアルバム「Grass Roots(BST-84303)」は、アンドリュー・ヒルのバラエティーに富んだ穏やかな面も垣間見える、魅力満載の1枚。 フロント陣は、トランペットにリー・モーガン(Lee Morgan)、テナ…

「Herbie Hancock - Speak Like A Child (Blue Note) 1968」ひたすら美しいメロディとアンサンブルを堪能

1968年03月に2回に分けて録音されたハービー・ハンコック(Herbie Hancock)の代表作の1枚「Speak Like A Child (Blue Note BST-84279)」は、ひたすら美しいメロディとアンサンブルを堪能出来る一枚。 夕景をバックに撮影されたハービーのシルエットも印象…

「Jackie McLean - Demon's Dance (Blue Note) 1967」60年代の熱気孕んだアルバム

フリージャズの先駆者、オーネット・コールマン(Ornette Coleman)や、彼の演奏に感化されて過激な演奏に手を染めたジョン・コルトレーン(John Coltrane)らの影響をモロに受け、60年代を疾走してきたジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)。 過激な時…

「Dexter Gordon - Gettin' Around (Blue Note) 1965」暖かくも優しいテナー・サウンド

「Gettin' Around (Blue Note BST-84204)」はバップ時代の巨人、デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)が、ボビー・ハッチャーソン(Bobby Hutcherson)、バリー・ハリス(Barry Harris)らをバックに録音したアルバムです。 しかし、ハッチャーソンが参加…

「The Ornette Coleman Trio At The Golden Circle Vol. 1 & 2 (Blue Note) 1965」意外と聴きやすいフリージャズ入門盤

1958年に突如登場した前衛ジャズ(Avant-garde Jazz)の旗手、アルトサックス奏者のオーネット・コールマン(Ornette Coleman)。 それまでのジャズが演奏の土台とした「調性」や「楽譜の小節数」などを虚空に放り投げ、共に演奏する人々との交感(理解)力…