加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

☆リバーサイド (Riverside - Jazzland)

Bill Evans - How My Heart Sings! (Riverside) 1962

1961年07月06日、ベースのスコット・ラファロ(Scott LaFaro)を交通事故で失った事は、ビル・エヴァンス(Bill Evans)にとって最大の悲劇だったと思われます。 そんな悲劇を乗り越え、スコット・ラファロ(Scott LaFaro)同様に前衛ジャズ系ミュージシャン…

Bill Evans - Moon Beams (Riverside) 1962

1961年06月25日、ビル・エヴァンス(Bill Evans)トリオが「The Village Vanguard」で行った、今や伝説的なライブ。 kaji-jazz.hatenablog.com kaji-jazz.hatenablog.com この時のライブでは、ピアノのビル・エヴァンス(Bill Evans)と、ベースのスコット・…

「Chet Baker - Chet (Riverside) 1959」ビル・エヴァンスとの共演盤

西海岸の大スター、チェット・ベイカー(Chet Baker)が東海岸・ニューヨークにやってきて「Riverside Records」に残したアルバムの中で、最良の1枚がこのアルバム「Chet Baker - Chet (Riverside Records RLP 12-299/RLP-1135)」です。 ピアノのビル・エヴ…

「Cannonball Adderley - Cannonball's Bossa Nova (Riverside) 1962」人気ボサノヴァ・アルバム

キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)が、ピアニストのセルジオ・メンデス(Sergio Mendes)を含む「The Bossa Rio Sextet Of Brazil」をバックに、当時一世を風靡したボサノヴァ風味の曲を演奏した人気アルバムが、「Cannonball's Bossa Nova (…

「The Cannonball Adderley Quintet In San Francisco (Riverside) 1959」定番ファンキー・ジャズ・ライブ

ジャズ界が「ハードバップ・ジャズ」から派生した「ファンキー・ジャズ」に沸き立つ1959年、キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)の兄弟バンドが、サンフランシスコのジャズクラブ「The Jazz Workshop」で録音した熱狂的なライブ。 会場の熱気が…

「Cannonball Adderley - Know What I Mean ? (Riverside) 1961」端正で格調高きアルバム

短期間ではあるもののマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のグループで共演したアルト・サックスのキャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)と、ピアノのビル・エヴァンス(Bill Evans)が、MJQ(Modern Jazz Quartet)のリズム・セクションである…

「Lee Morgan – Take Twelve (Jazzland)」1962年休養期唯一のスタジオ録音

1956年に18歳で衝撃的なデビューを果たし、「Dizzy Gillespie Big Band」や「Art Blakey And The Jazz Messengers」での張ったりの効いた演奏で、天才トランペット少年の名声を欲しいままにしたリー・モーガン(Lee Morgan)。 インディード+1 アーティスト:…

「Bill Evans - Interplay (Riverside) 1962」トランペットとギター入りクインテットの軽快なるアルバム

ビル・エヴァンス(Bill Evans)が1962年07月16日、17日の二日をかけ、クインテット編成で録音したアルバムが「Interplay (Riverside RM-445/RS-9445)」です。 演奏メンバーはビル・エヴァンス(Bill Evans)の他に、ベースのパーシー・ヒース(Percy Heath…

「Bill Evans Trio – Explorations (Riverside) 1961」革新的なピアノ・トリオの第2弾

ピアノのビル・エヴァンス(Bill Evans)が、ベースのスコット・ラファロ(Scott LaFaro)、ドラムスのポール・モチアン(Paul Motian)と結成した革新的なピアノ・トリオ。 ベースがリズムキープという役割を超え、ピアノと対等に自由な動き(ソロ)をする…

「Bill Evans Trio - Portrait In Jazz (Riverside) 1959」革新的トリオの超定番アルバム

ピアノのビル・エヴァンス(Bill Evans)が、ベースのスコット・ラファロ(Scott LaFaro)、ドラムスのポール・モチアン(Paul Motian)と結成したピアノ・トリオは、それまでのベースとピアノがソロ以外の時はリズムキープに徹するという暗黙の了解を打ち破…

「Don Friedman - Circle Waltz (Riverside) 1962」叙情派ピアニストの名演

ビル・エヴァンス(Bill Evans)派の番頭格というイメージが強い白人系叙情派ピアニスト、ドン・フリードマン(Don Friedman)。 さて、日本で一番売れたであろうドン・フリードマン(Don Friedman)のアルバムが、今回ご紹介する「Circle Walz (Riverside R…

「The Bobby Timmons Trio In Person (Riverside) 1961」ファンキーすぎるピアノ・トリオ

1961年のお正月にアート・ブレイキー(Art Blakey)率いるジャズ・メッセンジャーズで初来日を果たしたピアニストのボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)ですが、自身の人気も高まったであろう1961年の秋にはジャズ・メッセンジャースを退団し、自らのトリオ…

「Pepper Adams - 10 To 4 At The 5 Spot (Riverside) 1958」メトロノームの音も聴こえるライブ

ニューヨークのライブ・スポット「ファイブ・スポット・カフェ(Five Spot Cafe)」は、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)、ケニー・バレル(Kenny Burrell)、エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)など、有名ミュージシャン達の名ライブ盤を数多く録音し…

「Ugetsu - Art Blakey and The Jazz Messengers (Riverside)」江戸時代の読本「雨月物語」を題材に

昭和的な話から始まりますが。 今回は、アナログレコードからカセットテープに録音し、よく聴いていたアート・ブレイキー(Art Blakey)率いるジャズ・メッセンジャーズの、お馴染みバードランドで1963年06月16日に録音されたライブ盤「Ugetsu (Riverside RS…

「Nat Adderley - Work Song (Riverside) 1960」お勧めファンキー・ジャズ入門盤

今回はキャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)の弟でコルネット奏者であるナット・アダレイ(Nat Adderley)の代表作。 1960年01月の25日と27日の2日間に渡り録音された「Work Song (Riverside RLP12-318)」です。 偉大な兄ちゃん(キャノンボー…

「Thelonious Monk - Brilliant Corners (Riverside) 1956」超個性派ピアニスト、モンクのユーモア溢れる好盤

ジャズ界の巨人というか、天才の一人、超個性派ピアニストのセロニアス・モンク(Thelonious Monk)。 1956年の、10月と12月の三回に渡り録音された「Brilliant Corners (Riverside RLP12-226)」は、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)がリヴァーサイド…

「Barry Harris At The Jazz Workshop (Riverside) 1960」高揚感溢れるライブ盤

ビバップの伝道師として最晩年は教育活動に力を入れていたバリー・ハリス(Barry Harris)ですが、2021年12月08日に新型コロナウイルス感染に伴う合併症のため91歳で逝去されました。 さて、1960年05月15日、16日と二日間に渡り、サンフランシスコの「The Ja…

「Kenny Drew - This Is New (Riverside) 1957」ドナルド・バードの快演

ケニー・ドリュー(Kenny Drew)のホーン入りアルバム「This Is New (Riverside RLP12-236)」は、ハードバップ期の演奏スタイルで素敵な演奏を繰り広げるトランペッター、ドナルド・バード(Donald Byrd)を堪能するためのアルバムです、私の場合。 1~3曲…

「Thelonious Monk - Thelonious In Action (Riverside) 1958」ファイブ・スポットでのライブ盤

1958年08月07日、リバーサイド(Riverside Records)は、孤高の天才、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)率いるカルテットのライブ録音を行いました。 ライブ会場は、ニューヨークにある有名な「ファイブ・スポット(Five Spot Cafe)」。 今回のライブ…

「Thelonious Monk - Thelonious Monk With John Coltrane (Jazzland) 1957」コルトレーンとモンクの邂逅

1957年は丁度、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)は40歳になった年のようです。 1951年の身代わり逮捕から没収されていた「キャバレー・カード」を、パトロンであったニカ男爵夫人らの尽力により再交付。 ジャズクラブ「ファイブ・スポット(Five Spot …

「Thelonious Monk and Gerry Mulligan - Mulligan Meets Monk (Riverside) 1957」モンクとマリガン、奇跡の瞬間を捉えた名盤

「Mulligan Meets Monk (Riverside RLP-1106)」はタイトル通り、孤高の天才ピアニスト、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)と、ウエスト・コースト・ジャズ界隈の人気者、ジェリー・マリガン(Gerry Mulligan)の共演を記録した、一期一会的なアルバム。…

「Thelonious Monk – The Unique (Riverside) 1956」モンク・トリオのスタンダード集

1956年04月に録音された切手風味のジャケットが印象的な「The Unique Thelonious Monk (Riverside RLP12-209) 」は、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)のトリオ編成によるジャズ・スタンダード集。 ただ1曲、「Memories Of You」だけは、セロニアス・…

「Thelonious Monk - Plays the Music of Duke Ellington (Riverside) 1955」モンクのエリントン作品集

セロニアス・モンク(Thelonious Monk)という超個性的なピアニストは、ビバップ時代から活躍するジャズの巨人の一人です。 ジャズ好きなら一度は聴いた事のあるセロニアス・モンクの自作曲は沢山ありますが、それらは活動初期にモンクの才能に惚れ込んたア…

「Kenny Drew - The Kenny Drew Trio (Riverside) 1956」小粋で洗練されたブルース・フィーリング

今回は、ケニー・ドリュー(Kenny Drew)のトリオ編成による、1956年09月録音の「The Kenny Drew Trio (Riverside RLP12-224)」です。 バックを務めるのは当時、いずれもトランペット奏者・マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のレギュラーメンバーであり、…

「Art Blakey and The Jazz Messengers - Kyoto (Riverside) 1964」知られざる3管メッセンジャーズのアルバム

アート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズ(Art Blakey and The Jazz Messengers)が残したアルバムの中で、一番地味で聴く機会が少ないのがこの「京都(Kyoto)」ではないかと思われます。 今日、どの音源紹介しようかな・・・と、パソコンデータ…

「Don Friedman – A Day In The City (Riverside)1961」エヴァンス派の番頭格

「Don Friedman – A Day In The City (Riverside)」は、白人系叙情派ピアニスト、ドン・フリードマン(Don Friedman)の初リーダーアルバム。 日本ではビル・エヴァンス(Bill Evans)派の番頭格というイメージが強いかと思われます。 ポートレイト・イン・…

「Wynton Kelly - Kelly Blue (Riverside) 1959」小粋なトリオとゴルソンハーモニー(推定)

「Wynton Kelly Trio & Sextet - Kelly Blue (Riverside)」は、ウイントン・ケリー(Wynton Kelly)が、ビル・エヴァンス (Bill Evans)の後釜ピアノストとして、マイルス・デイビス(Mlies Davis)のバンドに参加した直後の作品。 しかも、02月19日(Sextet…

「Blue Mitchell - Blue's Moods (Riverside) 1960」屈託なく明るいワンホーン・アルバム

ハッピーなウイントン・ケリー(Wynton Kelly)トリオをバックにした、ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell)の珍しいワン・ホーン・アルバム「Blue's Moods (Riverside)」は、ファンキージャズ全盛時代の1960年に録音されたものです。 屈託なく明るいワンホ…

「Thelonious Monk - The Thelonious Monk Orchestra at Town Hall (Riverside) 1959」高揚するモンクとオーケストラ

「The Thelonious Monk Orchestra at Town Hall (Riverside) 」は、超個性派ピアニスト、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)が、10人編成のオーケストラを率いて1959年にニューヨークのタウンホール(Town Hall)で行ったライブの実況録音盤。 オーケ…

「Bill Evans - Waltz For Debby +4 (Riverside)1962」不朽の名盤想定外の続編

「Bill Evans - Sunday At The Village Vanguard」が発売された翌1962年、1961年07月に急死したベースのスコット・ラファロ(Scott LaFaro)追悼盤として「Waltz For Debby」が発売された様です。 「不朽の名盤想定外の続編」が、不幸な事故をきっかけにして…