加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

☆ヴァーブ (Verve - Nogran)

「Bud Powell - The Genius of Bud Powell (Verve) 1950,1951」ソロ中心のスタイル研究に最適な1枚

ビバップ以降のジャズ・ピアノにおける基本スタイルを確立した天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)。 アルバム「The Genius of Bud Powell (Verve MGV-8115)」は、1950年07月01日のトリオ編成によるセッションと、1951年02月のソロによるセッショ…

「Bud Powell - Jazz Giant (Verve) 1949,1950」初期の覇気に満ち溢れた演奏

ノーマン・グランツ(Norman Granz)が手掛けた、1949年から1950年にかけた天才ピアニストであるバド・パウエル(Bud Powell)初期の、覇気に満ち溢れた演奏を収めたアルバムが「Jazz Giant (Verve MV-2533)」です。 バド・パウエル(Bud Powell)は、左手で…

「Bill Evans - From From Left To Right (MGM) 1970」世の評価はさておき、私はイチオシなアルバム

日本の場合、私も異存はないのですが「ビル・エヴァンスは、スコット・ラファロとのピアノ・トリオが最高」という評価が定着しておりまして。 そのため、前に紹介したクインテット編成の「Interplay (Riverside RM-445/RS-9445)」や、今回ご紹介する「Bill E…

「Bill Evans With Jeremy Steig - What's New (Verve) 1969」超個性派フルート奏者との共演盤

今回ご紹介するアルバムは1969年の01月30日、02月03,04,05,11日、03月11日と3ヶ月に渡り録音された、ビル・エヴァンス(Bill Evans)としてはかなり刺激的な演奏を収めたアルバム「Bill Evans With Jeremy Steig - What's New (Verve V6-8777)」です。 収録…

「Stan Getz - Sweet Rain (Verve) 1967」チック・コリアとの共演盤

1967年にスタン・ゲッツ(Stan Getz)が唯一残した公式録音が「Sweet Rain (Verve)」です。 前年1966年には、ヴァイブラフォンの俊英ゲイリー・バートン(Gary Burton)を擁するカルテットで活動してたみたいですが、翌1967年は方向性の模索時期で録音を休止…

「Stan Getz & Kenny Barron - People Time (Verve/Gitanes Jazz) 1991」公式最後の録音

先日、阿賀野市の出湯温泉街にある石川さんが経営する愛着珈琲でこのアルバムを聴き、速攻で図書館(ほんぽーと)から最新リマスターCD借りてきました。 前から持ってたCDですが、1990年代に発売されたものなんで、音がショボくて(笑)。 ライナーノー…

「Oscar Peterson - We Get Requests (Verve) 1964」超絶技巧ピアニストが魔境に残した名盤

カナダ出身の超絶技巧を誇るピアニスト、オスカー・ピーターソン(Oscar Peterson)。 彼が残した超有名盤が「We Get Requests (Verve) 」、邦題「プリーズ・リクエスト」です。 日本では長年、オーディオ装置のシステムチェックに用いられるほど「録音が良…