加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)

「Cannonball Adderley - Cannonball's Bossa Nova (Riverside) 1962」人気ボサノヴァ・アルバム

キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)が、ピアニストのセルジオ・メンデス(Sergio Mendes)を含む「The Bossa Rio Sextet Of Brazil」をバックに、当時一世を風靡したボサノヴァ風味の曲を演奏した人気アルバムが、「Cannonball's Bossa Nova (…

「The Cannonball Adderley Quintet In San Francisco (Riverside) 1959」定番ファンキー・ジャズ・ライブ

ジャズ界が「ハードバップ・ジャズ」から派生した「ファンキー・ジャズ」に沸き立つ1959年、キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)の兄弟バンドが、サンフランシスコのジャズクラブ「The Jazz Workshop」で録音した熱狂的なライブ。 会場の熱気が…

「Cannonball Adderley - Know What I Mean ? (Riverside) 1961」端正で格調高きアルバム

短期間ではあるもののマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のグループで共演したアルト・サックスのキャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)と、ピアノのビル・エヴァンス(Bill Evans)が、MJQ(Modern Jazz Quartet)のリズム・セクションである…

「Miles Davis - Porgy And Bess (Columbia) 1959」名オペラのジャズ化作品

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)が、ギル・エヴァンス(Gil Evans)楽団と共演したアルバム第2弾が「Porgy And Bess (Columbia CS-8085/CL-1274)」。 「ポーギーとベス(Porgy And Bess)」は、小説家・エドワード・デュボーズ・ヘイワード(Edwin DuB…

「Miles Davis - Milestones (Columbia) 1958」ハードバップからモードへ

1958年の02月04日と03月04日の2日間のセッションから拾遺されたアルバムが、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「Milestones (Columbia CL-1193)」であり、マイルス・デイヴィスの音楽(演奏スタイル)が、「ハードバップ」から「モード」へ遷移する過…

「Louis Smith - Here Comes Louis Smith (Blue Note) 1958」端正で知性溢れるトランペット奏者

米テネシー州出身のトランペット奏者で教育者でもあるルイ・スミス(Louis Smith)。 早逝したクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)直系の、端正で知性溢れるトランペット奏者であります。 スタディ・イン・ブラウン(SHM-CD) アーティスト:クリフォード…

「Miles Davis – 1958 Miles (CBS/Sony)」は、裏「Kind Of Blue」

ジャズ界の巨人・マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「1958 Miles (CBS/Sony 20AP-1401)」は、1979年にCBSソニーから発売された日本独自企画アルバム。 ジャケットデザインを手掛けたのは、池田満寿夫。 1958年05月26日に録音されながら、お蔵入りしてい…

「Cannonball Adderley - Phenix (Fantasy) 1975」ジャズ・ファンク・セルフカヴァー集

ジャズの「CD」とか「FMエアチェック」は普段、棚から探してCDプレイヤーにセットするという儀式が億劫(笑)。 なので、そういう事(億劫)もあろうかと、パソコンに取り込んだ音源をその日の気分で選んで聴いているのですが、昨日聴いていて「あ、これいい…

「Cannonball Adderley - Somethin' Else (Blue Note) 1958」マイルスの恩返しセッション

ブルーノート(Blue Note Records)のオーナーであるアルフレッド・ライオン(Alfred Lion)とマイルス・デイヴィス(Miles Davis)との付き合いは、相当深かったようです。 コロンビア(Columbia Records)と契約し人気上昇中のマイルスが、不遇時代に手を…

「Miles Davis - Kind Of Blue (Columbia) 1959」ジャズ屈指の大名盤の光と影

ジャズ界の巨人マイルス・デイビス(Miles Davis)が1959年に発売し、現在までロングセラーを更新するアルバムが「Kind Of Blue (Columbia)」。 「踊るための伴奏音楽」から出発し発展してきたジャズ(JAZZ)が、クラッシック音楽を吸収し、「モード」という…