加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

フィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones)

「Dexter Gordon - Landslide (Blue Note) 1961,1962」好演奏揃いの拾遺集

デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)の未発表録音をまとめた拾遺集「Landslide (Blue Note BN-LT1051)」が、予想外に良い演奏が揃っていて吃驚。 タイトル曲「Landslide」は、「Dexter Calling... (Blue Note BST-84083)」セッションの未発表曲で、残りは…

「Miles Davis - Steamin' (Prestige) 1956」商業的成功とマラソン・セッション

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)率いる1950年代の黄金クインテットは、プレステッジ(Prestige Records)との録音契約を履行するため、1956年の05月11日と10月26日の2回に分けたスタジオをライブ会場に見立てた長時間録音、通称「マラソン・セッション…

「Miles Davis - Workin' (Prestige) 1956」変革の年に行われた充実した長時間セッション

コロンビア(Columbia Records)と契約を結んだ1956年は、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)にとって変革の年となりました。 後に「1950年代の黄金クインテット」と呼ばれるバンドでのツアーは大成功を収め、出演するクラブは連日満員。 そんな中、1956年…

「Miles Davis - Miles (Prestige) 1955」1950年代黄金のクインテット始動

1955年11月16日に録音された「Miles (Prestige PRLP-7014)」。 解説文が印刷されるジャケット裏に「The New Miles Davis Quintet」と記載されている通り1955年の中頃、マイルスが新たに結成したバンドでの録音です。 マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の…

「Miles Davis - The Musings Of Miles (Prestige) 1955」バード逝去直後に録音されたワンホーン・アルバム

マイルス・デイヴス(Miles Davis)の「The Musings Of Miles (Prestige PRLP-7007)」は、珍しいワンホーン・アルバムです。 マイルスの他、レッド・ガーランド(Red Garland)のピアノ、オスカー・ペティフォード(Oscar Pettiford)のベース、フィリー・ジ…

「Miles Davis And The Modern Jazz Giants (Prestige) 1954,56」有名なる2つのセッション

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「Miles Davis And The Modern Jazz Giants (Prestige PRLP-7150)」は、通称「喧嘩セッション」から4曲、「マラソンセッション」から1曲を収録したアルバム。 セロニアス・モンク(Thelonious Monk)、ミルト・ジャ…

「Miles Davis - Collectors' Items (Prestige) 1953,1956」バードとロリンズの共演盤

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「Collectors' Items (Prestige PRLP-7044)」は1953年01月30日に行われたセッションと、マイルスがプレステッジ(Prestige)レコードを離れる直後の3年後、1956年03月16日に行われた消化試合的なセッションの2つを1…

「Bud Powell - The Time Waits (Blue Note) 1958」フィリー・ジョーのドラムに賛否あり

天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)のブルーノート(Blue Note Records)第4弾「The Time Waits (Blue Note BST-81598)」は、ドラムスにフィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones)、ベースにサム・ジョーンズ(Sam Jones)を迎えたトリ…

「Lee Morgan - The Cooker (Blue Note) 1957」「チュニジアの夜」含む好調期の1枚

天才少年リー・モーガン(Lee Morgan)がブルーノート(Blue Note Records)における第5弾アルバムが、今回の「The Cooker (Blue Note BLP-1578)」です。 参加メンバーは、フロントにバリトン・サックスのペッパー・アダムス(Pepper Adams)、ピアノがボビ…

「Lee Morgan - Indeed! (Presenting Lee Morgan) (Blue Note)」早熟の天才トランぺッター登場

「Indeed! (Blue Note BLP-1538)」は、地元フィラデルフィアで活動している頃から「神童」と称賛されていた早熟の天才トランぺッター、リー・モーガン(Lee Morgan)のブルーノート(Blue Note Records)におけるデビュー・アルバムです。 記念すべきデビュ…

「Tadd Dameron with John Coltrane - Mating Call (Prestige) 1956」ジョン・コルトレーン急成長期の一コマ

ファッツ・ナバロ(Fats Navarro)との共演、クリフォード・ブラウン(Clifford Borwn)への作編曲の提供など、トランペット好きには外せないピアニスト兼作編家であるタッド・ダメロン(Tadd Dameron)。 そんなタッド・ダメロンが、テナーサックスの巨人ジ…

「Kenny Drew - The Kenny Drew Trio (Riverside) 1956」小粋で洗練されたブルース・フィーリング

今回は、ケニー・ドリュー(Kenny Drew)のトリオ編成による、1956年09月録音の「The Kenny Drew Trio (Riverside RLP12-224)」です。 バックを務めるのは当時、いずれもトランペット奏者・マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のレギュラーメンバーであり、…

「Sonny Clark - Sonny Clark Trio (Blue Note BST-81579)1957」春の光ほのかに

色とりどりに塗られたピアノの鍵盤(黒鍵)が踊る印象的なジャケットでお馴染みの「Sonny Clark Trio (Blue Note BST-81579)」。 ブルーノートでは顔馴染みのメンバーが、ソニー・クラーク(Sonny Clark)をリーダーとするトリオ編成で録音したアルバム、と…

「Sonny Clark - Cool Struttin' (Blue Note BST-81588) 1958」美脚ジャケットの誘惑と謎

ソニー・クラーク(Sonny Clark)という短命だったミュージシャンが、1958年にブルーノート(Blue Note Records)に録音した「Cool Struttin' (Blue Note BST-81588) 」。 日本では「美脚ジャケット」に魅せられて購入する方も多いと噂される、ベストセラー…

「Relaxin' With The Miles Davis Quintet (Prestige) 1956」スタジオ内のユルい会話まで収録したアルバム

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)率いる、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)を擁する50年代「第1期クインテット」が、1956年の05月11日と10月26日の2回に渡り行った、通称「マラソン・セッション」と呼ばれるスタジオ録音。 その第2弾として発売…

「Cookin' With The Miles Davis Quintet (Prestige) 1956」ライブ風一発撮りの緊張感溢れるアルバム

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)率いる、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)を擁する50年代「第1期クインテット」が、1956年の05月11日と10月26日の2回に渡り、通称「マラソン・セッション」と呼ばれるスタジオ録音を行いました。 プレステッジ(…

「Art Pepper Meets The Rhythm Section (Contemporary) 1957」マイルスのリズムセクションとの共演盤

1957年01月に録音された「Art Pepper Meets The Rhythm Section (Contemporary) 」は、アルトサックス奏者、アート・ペッパー(Art Pepper)とマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のリズムセクションが共演した企画もののアルバム。 マイルスのバンドで鍛え…

「Sonny Rollins - Tenor Madness (Prestige) 1956」ロリンズ VS コルトレーン

1956年は、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)いずれにとっても重要な年であり、また、数多くの「歴史的名盤」に参加している年でもあります。 ソニー・ロリンズはクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)とマック…

「John Coltrane - Blue Train (Blue Note) 1957」ハードバップ時代を代表するアルバム

ジャズ界の巨人、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)が、他社との契約をかいくぐりブルーノート・レコードに録音した唯一のリーダー・アルバム「Blue Train (Blue Note) 」。 「ハード・バップとは何ぞや?」と問われた時、黙ってこのアルバムを再生しそ…