加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

ケニー・ドリュー(Kenny Drew)

「Dexter Gordon - Landslide (Blue Note) 1961,1962」好演奏揃いの拾遺集

デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)の未発表録音をまとめた拾遺集「Landslide (Blue Note BN-LT1051)」が、予想外に良い演奏が揃っていて吃驚。 タイトル曲「Landslide」は、「Dexter Calling... (Blue Note BST-84083)」セッションの未発表曲で、残りは…

「Miles Davis - Birdland 1951 (Blue Note) 2004」バードランドの実況放送

1951年、ニューヨークのライブスポット、バードランドは定期的にライブの模様を実況中継としてラジオ放送していたようです。 ちなみにこの年の初めは、アート・ブレイキー(Art Blakey)を擁するディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)バンドの演奏が放送…

「Kenny Drew - This Is New (Riverside) 1957」ドナルド・バードの快演

ケニー・ドリュー(Kenny Drew)のホーン入りアルバム「This Is New (Riverside RLP12-236)」は、ハードバップ期の演奏スタイルで素敵な演奏を繰り広げるトランペッター、ドナルド・バード(Donald Byrd)を堪能するためのアルバムです、私の場合。 1~3曲…

「Ted Curson - Plenty Of Horn (Old Town)」エリック・ドルフィーが参加した幻の名盤

「Plenty Of Horn (Old Town LP P-2003)」はトランペット奏者、テッド・カーソン(Ted Curson)の初リーダーアルバムであり、エリック・ドルフィー(Eric dolphy)が参加しているためか、「幻の名盤」呼ばれる1枚。 リーダーのテッド・カーソン(Ted Curson…

「Kenny Drew - The Kenny Drew Trio (Riverside) 1956」小粋で洗練されたブルース・フィーリング

今回は、ケニー・ドリュー(Kenny Drew)のトリオ編成による、1956年09月録音の「The Kenny Drew Trio (Riverside RLP12-224)」です。 バックを務めるのは当時、いずれもトランペット奏者・マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のレギュラーメンバーであり、…

「Tina Brooks - Back To The Tracks (Blue Note) 1960」ブルージーな傑作(幻の名盤)。

ティナ・ブルックス(Tina Brooks)、幻の名盤「Back To the Tracks (Blue Note)」。 いかにもブルー・ノート(Blue Note Records)らしい傑作なのですが、リアルタイムでは発売中止、お蔵入りとなってしまったモノ。 レコードを入れる袋にジャケットがモノ…

「John Coltrane - Blue Train (Blue Note) 1957」ハードバップ時代を代表するアルバム

ジャズ界の巨人、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)が、他社との契約をかいくぐりブルーノート・レコードに録音した唯一のリーダー・アルバム「Blue Train (Blue Note) 」。 「ハード・バップとは何ぞや?」と問われた時、黙ってこのアルバムを再生しそ…