加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

☆スティープル・チェイス(SteepleChase)

「Duke Jordan - Flight To Norway (SteepleChase) 1978」高揚気味の演奏が聴ける良質な発掘盤

通好みの「いぶし銀」と表現される端正かつメロディアスな演奏で、日本のジャズファンから絶大な人気を誇るピアニスト、デューク・ジョーダン(Duke Jordan)。 ニックネームの「デューク」は、デューク・エリントン(Duke Ellington)が普段の優雅な振る舞…

「Duke Jordan - Two Loves (SteepleChase) 1973」「Flight To Denmark」と同日録音、動のアルバム

デューク・ジョーダン(Duke Jordan)の「Two Loves (SteepleChase SCS-1024)」は、同日録音の 「Flight To Denmark(SteepleChase SCS-1011)」を「静のアルバム」とすると、対をなす「動のアルバム」です。 確か新発田高校の部活で意図せずビックバンド・ジ…

「Duke Jordan - Flight To Denmark (SteepleChase) 1973」日本での人気を決定付けたアルバム

1970年代、ジャズ界では「ハード・バップ・リバイバル」なる動きがあったようです。 1960年代のフリージャズやファンキージャズ隆盛で冷や飯喰わされ、米国に見切りをつけてヨーロッパに移住していたハード・バップを得意とするミュージシャン、特にピアノス…