マックス・ローチ(Max Roach)
日本のジャズ・ファンにとって、日本人好みとよく言われるピアニスト、ソニー・クラーク(Sonny Clark)が残した「Sonny Clark Trio」と言われたら、すぐ思い出すアルバムが2枚あるかと思われます。 まず、1枚は日本で「ジャズ喫茶の定番アルバム」として…
兄弟で片方がトランペット、もう片方がテナーサックスを演奏するジャズ系ミュージシャンは案外、多かったりします。 で、不思議な事に兄弟一緒に活動してても、サックス奏者の方に人気が集まり、トランペット奏者の人気がイマイチという法則めいたものまで生…
スタンリー・タレンタイン(Stanley Turrentine)が「Time Records」に1960年01月に録音したアルバムが「Stanley Turrentine - Stan "The Man" Turrentine (Time S/2086)」です。 リズム隊のベースはジョージ・デュヴィヴィエ(George Duvivier)、ドラムス…
人気絶頂だったマックス・ローチ(Max Roach)率いるクインテットは1956年06月26日、天才トランペッターであったクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)とピアニストのリッチー・パウエル(Richie Powell)を、雨降る深夜における交通自損事故で失った事…
バド・パウエル(Bud Powell)の1954年12月16日、ベースがパーシー・ヒース(Percy Heath)、ドラムスがマックス・ローチ(Max Roach)のトリオ・セッション3曲と、1955年01月11日と12日の二日間に渡りドラムスにアート・ブレイキー(Art Blakey)を迎えた…
ノーマン・グランツ(Norman Granz)が手掛けた、1949年から1950年にかけた天才ピアニストであるバド・パウエル(Bud Powell)初期の、覇気に満ち溢れた演奏を収めたアルバムが「Jazz Giant (Verve MV-2533)」です。 バド・パウエル(Bud Powell)は、左手で…
1957年02月02日録音の「The Magnificent Thad Jones Vol. 3 (Blue Note BLP-1546)」は、ビックバンド畑で活躍するサド・ジョーンズ(Thad Jones)がコンボ編成で臨むブルーノート(Blue Note Records)第3弾のアルバムです。 サド・ジョーンズ(Thad Jones…
名トランペッターで作編曲家でもあるサド・ジョーンズ(Thad Jones)が1956年07月14日に録音した「The Magnificent Thad Jones (Blue Note BLP-1527)」は、1956年03月13日録音の「Detroit-New York Junction (Blue Note BLP-1513)」に続くブルーノート(Blue…
ハービー・ニコルズ(Herbie Nichols)というピアニストは、ブルーノート(Blue note Records)5000番台にリーダー録音を残したエルモ・ホープ(Elmo Hope)同様、「知る人ぞ知る」的な存在のまま、現在に至る孤高の存在なんだそうです。 ハービー・ニコルズ…
ブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)がこよなく愛したミュージシャンの一人が天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)です。 ビバップを演奏するピアニストは全員、バド・パウエルの影響下にあると言…
ジャズ界の巨人というか、天才の一人、超個性派ピアニストのセロニアス・モンク(Thelonious Monk)。 1956年の、10月と12月の三回に渡り録音された「Brilliant Corners (Riverside RLP12-226)」は、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)がリヴァーサイド…
ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)名義の「Plays For Bird (Prestige PRLP-7095)」は、1955年03月12日に急逝したチャーリー・パーカー(Charlie Parker)を偲び、パーカーが亡くなった翌年の1956年10月05日、ソニー・ロリンズ自身も参加していた「Max Roach…
モダンジャズ・テナーサックスの巨人、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のアルバムを紹介するにあたり、「クリフォード・ブラウンとマックス・ローチの双頭クインテット」関連の話題を断続的に書いてきましたが、その過程で思い出した「裏技的」なアルバム…
最初期(1940年代後半)にはライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)楽団等のビックバンドで活動していた俊英、超絶速吹きテナー・サックス奏者のジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)。 1956年04月17日に録音された「Introducing Johnny Griffin (Blue…
マックス・ローチ(Max Roach)からブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)にある提案があったようです。 「ソニー・ロリンズの調子が上がってきているので、ブルーノートでも録音した方がいいよ(意訳)」 そ…
豪快で大胆。自然体のまま自由奔放に吹いただけで、持ち味が最大限に引き出されたアルバム。 ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のアルバム「Saxophone Colossus (Prestige PRLP-7079)」は、1956年06月22日、クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ・クイ…
ビバップの時代にはチャーリー・パーカー(Charlie Perker)、バド・パウエル(Bud Powell)らと共演し、ハードバップ時代の「ブラウン‐ローチ・クインテット(Brown-Roach Quintet)」で人気を決定的にしたドラマーのマックス・ローチ(Max Roach)。 2008…
マイルス・デヴィス(Miles Davis)の「Birth Of The Cool (Capitol)」は、ジャズ界におけるマイルストーン(milestone)的な作品。 ※ジャケット写真は「Discogs」からお借りしました。 「クールの誕生(Birth Of The Cool)」というタイトルは、レコード会…
「Jazz At Massey Hall (Debut DEB-124)」は1953年05月15日、カナダ・トロントの「Massey Hall」で開催されたビバップの巨人達が競演する歴史的なコンサートの実況録音盤ですが・・・。 もう1枚、同日録音の「Jazz At Massey Hall Vol. 2 (Debut DLP-3)」が…
「Jazz At Massey Hall (Debut DEB-124)」は1953年05月15日、カナダ・トロントの「Massey Hall」で開催された、ビバップの巨人達が競演する歴史的なコンサートの実況録音盤。 演奏メンバーは、ビバップ(Be-Bop)ジャズの歴史には欠かせない、我が強く、個性…
ビバップ・ピアノの始祖とも言うべきミュージシャンが、バド・パウエル(Bud Powell)。 初リーダー録音を含むアルバムが、この「The Bud Powell Trio (Roost)」、邦題は「バド・パウエルの芸術」なんだそうで。 識者からは、ビバップ・スタイルでのピアノト…
デューク・エリントン(Duke Ellington)は、カウント・ベイシー(Count Basie)と並び、ジャズの有名ビックバンドを率いるバンド・リーダー。 ちなみにデューク(Duke)は公爵、カウント(Count)は伯爵なんだそうです。 きら星の如きスター・プレイヤーを…
「Clifford Brown With Strings (EmArcy)」は、早世した天才トランペット奏者クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)が、カウント・ベイシー(Count Basie)楽団などへの編曲提供で有名な作編曲家、ニール・ヘフティ(Neal Hefti)編曲指揮によるストリン…
ブラウニー(Brownie)の愛称で誰からも愛された天才トランぺッター、クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)。 ファッツ・ナバロ(Fats Navarro)の後を継ぐ逸材として期待されておりましたが、彼もまた短命で、実質4年間のプロ活動ではありましたが、…