加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

J. J. ジョンソン(J.J. Johnson)

「Kenny Dorham - Afro-Cuban (Blue Note) 1955」踊れるジャズの聖典

トランペッターのケニー・ドーハム(Kenny Dorham)が1955年、ブルーノート(Blue Note Records)で録音した二回のセッションから編纂されたアルバムが「Afro-Cuban (Blue Note BLP-1535)」です。 最初10インチ・レコード「Afro-Cuban (Blue Note BLP-5065…

「The Eminent Jay Jay Johnson Vol. 2 (Blue Note) 1953,1954,1955」傑出した若手台頭の記録

「傑出した(Eminent)」トロンボーン奏者、J. J. ジョンソン(Jay Jay Johnson)がブルーノートに残した3枚の10インチ・アルバムを、2枚の12インチ・アルバムに再編集した第2弾が「The Eminent Jay Jay Johnson Vol. 2 (Blue Note BLP-1506)」です。…

「The Eminent Jay Jay Johnson Vol. 1 (Blue Note) 1953,1954」俊英達の競演と珍しい顔合わせ

「傑出した(Eminent)」ビバップ・トロンボーンの俊英、J. J. ジョンソン(Jay Jay Johnson)がブルーノートに残した3回のセッションは、3枚の10インチレコードとして発売されました。 その3回のセッションを2枚の12インチレコードに再編集したアル…

「Miles Davis Vol. 2 (Blue Note) 1952,1953,1954」ブルーノートのマイルス(2)

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)は「麻薬の虜」になっていた1952年から1954年にかけ、毎年1回の割合で、良き理解者として付き合っていたアルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が経営するブルーノート(Blue Note Records)で録音を行っておりますが19…

「Miles Davis Vol. 1 (Blue Note BLP-1501)」ブルーノートのマイルス(1)

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)は「麻薬の虜」になっていた1952年から1954年にかけ、毎年1回の割合で、良き理解者として付き合っていたアルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が経営するブルーノート(Blue Note Records)で録音を行っております。 …

「Miles Davis - Walkin' (Prestige) 1954」束縛から解放された喜び満ち溢れる演奏

マイルス・デイヴス(Miles Davis)が、クスリの常習癖という束縛から解放された直後に録音されたセッションを収録したアルバムが「Walkin' (Prestige PRLP-7076)」です。 そんな背景もあった影響でしょうか。これまでの何処か陰りのある演奏から一変、マイ…

「Miles Davis - Birdland 1951 (Blue Note) 2004」バードランドの実況放送

1951年、ニューヨークのライブスポット、バードランドは定期的にライブの模様を実況中継としてラジオ放送していたようです。 ちなみにこの年の初めは、アート・ブレイキー(Art Blakey)を擁するディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)バンドの演奏が放送…

「Horace Silver – The Cape Verdean Blues (Blue Note) 1965」2管編成を3管に拡大してみたアルバム

大人気ピアニスト、ホレス・シルヴァー(Horace Silver)率いるクインテット(2管編成)が、曲によりビ・バップ・トロンボーンの開祖、J.J.ジョンソン(J.J. Johnson)を加えたセクステット(3管編成)に編成を拡大したアルバムが「The Cape Verdean B…

「Miles Davis – Birth Of The Cool (Capitol) 1950」西海岸クール・ジャズの教科書

マイルス・デヴィス(Miles Davis)の「Birth Of The Cool (Capitol)」は、ジャズ界におけるマイルストーン(milestone)的な作品。 ※ジャケット写真は「Discogs」からお借りしました。 「クールの誕生(Birth Of The Cool)」というタイトルは、レコード会…

「Sonny Rollins - Sonny Rollins Vol. 2 (Blue Note) 1957」ブルーノート・オールスター・メンバー集結

テナーサックスの巨人、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のブルーノート第2弾「Sonny Rollins Vol. 2 (Blue Note BLP 1558)」は、相方にハードバップ・トロンボーンの名手、J.J.ジョンソン(Jay Jay Johnson)を起用したクインテット編成での録音です…