加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

★Blue Note BLP1500s

「Bud Powell - The Time Waits (Blue Note) 1958」フィリー・ジョーのドラムに賛否あり

天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)のブルーノート(Blue Note Records)第4弾「The Time Waits (Blue Note BST-81598)」は、ドラムスにフィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones)、ベースにサム・ジョーンズ(Sam Jones)を迎えたトリ…

「Bud Powell - The Amazing Bud Powell Vol. 3 - Bud! (Blue Note) 1957」パウエルのブルーノート復帰第1弾

1957年08月03日に録音された「The Amazing Bud Powell Vol. 3 - Bud! (Blue Note BLP-1571)」は天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)のブルーノート(Blue Note Records)復帰第1弾となるアルバムです。 以前、トリオ編成にて行われた録音が1953年…

「The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia Vol. 2 (Blue Note) 1955」充実したライブ録音、2枚目

リーダーを明示しないジャズ・ユニット「The Jazz Messengers」が1955年11月23日、ジャズ・クラブ「カフェ・ボヘミア(The Cafe Bohemia)」で行ったライブ録音の後半(Vol.2)、2枚目となる「The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia Vol. 2 (Blue Note B…

「The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia Vol. 1 (Blue Note) 1955」レギュラー・バンドによる充実したライブ録音

1955年当時、ニューヨークのミュージシャン達が「B」の付くジャズ・クラブを巡ると言った時は「Birdland」、「Basin Street」、そして今回の舞台「(Cafe) Bohemia」を巡る事を意味していたそうです。 さて、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)との交流…

「Horace Silver and The Jazz Messengers (Blue Note) 1955」ジャズ・メッセンジャーズ名義のホレス・シルヴァー

ホレス・シルヴァー(Horace Silver)が「The Jazz Messengers」を従えた様に表記されたアルバムが「Horace Silver and The Jazz Messengers (Blue Note BLP-1518)」です・・・実際の処、ホレス・シルヴァーが「The Jazz Messengers」を率いていた事はない様…

「Horace Silver - Six Pieces Of Silver (Blue Note) 1956」恒久バンド化、最初の一歩

アルバム・ディスコグラフィー等で録音データを眺めると、ホレス・シルヴァー(Horace Silver)にとって1956年という年が重要な節目であった事が分かります。 1956年前半は、リーダー不在の人気バンド「ジャズ・メッセンジャーズ(The Jazz Messengers)」の…

「The Three Sounds - Introducing The 3 Sounds (Blue Note) 1958」金太郎飴的な人気ピアノ・トリオ

ブルーノート(Blue Note Records)の名盤ひしめく1500番台のトリを飾るアルバムが以前、他のブログで取り上げた際「偉大なるマンネリズム」と書いたバンド、スリー・サウンズ(The Three Sounds)の「Introducing The 3 Sounds (Blue Note BST-81600)」です…

「Kenny Dorham - 'Round About Midnight At The Cafe Bohemia (Blue Note) 1956」幻のバンド、ジャズ・プロフェッツのライブ録音

アップ・テンポの火を吹くかのようなソロ、一転してしみじみとしたバラードにおいても、かすれ気味だが艶のあるハスキー気味な音で、飄々と独特のメロディを吹き綴る、哀愁のハード・バップ・トランぺッター、ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)。 ビバップ時…

「Johnny Griffin - Introducing Johnny Griffin (Blue Note) 1956」シカゴの俊英登場

最初期(1940年代後半)にはライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)楽団等のビックバンドで活動していた俊英、超絶速吹きテナー・サックス奏者のジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)。 1956年04月17日に録音された「Introducing Johnny Griffin (Blue…

「Sonny Rollins - Sonny Rollins Vol. 1 (Blue Note) 1956」リユニオン・バンド的なアルバム

マックス・ローチ(Max Roach)からブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)にある提案があったようです。 「ソニー・ロリンズの調子が上がってきているので、ブルーノートでも録音した方がいいよ(意訳)」 そ…

「Johnny Griffin - A Blowing Session (Blue Note) 1957」饒舌すぎるブローイング・セッション

1928年04月24日、イリノイ州シカゴで生まれたジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)。最初はアルトサックスを吹いていたみたいですが1940年代、17歳でライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)楽団にて演奏を始めた頃には、すでにテナー・サックスに持ち…

「Hank Mobley With Donald Byrd And Lee Morgan (Hank Mobley Sextet) (Blue Note) 1956」M&M+バード

「Hank Mobley With Donald Byrd And Lee Morgan (Blue Note BLP-1540)」は、ジャズ評論家レナード・フェザー(Leonard Feather)が「テナー・サックスのミドル級チャンピオン」と評したハンク・モブレー(Hank Mobley)をリーダーとして、1956年11月25日に…

「Lee Morgan - The Cooker (Blue Note) 1957」「チュニジアの夜」含む好調期の1枚

天才少年リー・モーガン(Lee Morgan)がブルーノート(Blue Note Records)における第5弾アルバムが、今回の「The Cooker (Blue Note BLP-1578)」です。 参加メンバーは、フロントにバリトン・サックスのペッパー・アダムス(Pepper Adams)、ピアノがボビ…

「Lee Morgan - City Lights (Blue Note) 1957」ファンキーブームの萌芽的アルバム

当時はトランペットの若手注目筆頭株であったであろう、リー・モーガン(Lee Morgan)。 彼が「Lee Morgan Vol. 3 (Blue Note BLP-1557)」の録音から約5ヶ月後の1957年08月25日、4枚目のリーダーアルバム「City Lights (Blue Note BLP-1575)」を録音しまし…

「Lee Morgan - Lee Morgan Vol. 3 (Blue Note) 1957」「クリフォードの思い出」の決定的名演含む3枚目

「クリフォードの思い出 (I Remember Clifford)」の決定的名演を含むアルバムが、天才トランぺッター、リー・モーガン(Lee Morgan)のブルーノート(Blue Note Records)第3弾となるアルバム「Lee Morgan Vol. 3 (Blue Note BLP-1557)」。 このアルバムは1…

「Lee Morgan Sextet (Vol. 2) (Blue Note) 1956」地味ながら充実した2枚目。

今回の「Lee Morgan Sextet (Blue Note BLP-1541) 」あるいは「Lee Morgan Vol. 2」と呼ばれ親しまれるアルバムは、1956年11月のデビュー・アルバムから約1ヶ月後の1956年12月に録音された天才少年リー・モーガン(Lee Morgan)のブルーノートにおける2枚…

「Lee Morgan - Indeed! (Presenting Lee Morgan) (Blue Note)」早熟の天才トランぺッター登場

「Indeed! (Blue Note BLP-1538)」は、地元フィラデルフィアで活動している頃から「神童」と称賛されていた早熟の天才トランぺッター、リー・モーガン(Lee Morgan)のブルーノート(Blue Note Records)におけるデビュー・アルバムです。 記念すべきデビュ…

「Paul Chambers - Paul Chambers Quintet (Blue Note) 1958」良好なるハード・バップ

「Paul Chambers Quintet(Blue Note BLP-1564)」は、天才ベーシスト、ポール・チェンバース(Paul Chambers)がブルーノート(Blue Note Records)の名盤ひしめく1500番台に残した3枚のリーダーアルバム中、2枚目にあたります。 なお、ブルーノートだけ…

「Horace Silver - The Stylings Of Silver (Blue Note) 1957」知的でマイルドなアルバム

ホレス・シルヴァー(Horace Silver)がブルーノート(Blue Note Records)の1500番台に残したアルバムは名作揃いですが、そのうちの1枚がこの「The Stylings Of Silver (Blue Note BLP-1562)」です。 最初に輸入盤(Liberty)の中古レコードで買って、RVG…

「Thad Jones - Detroit-New York Junction (Blue Note) 1956」デトロイト人脈を従えたブルーノート第1弾

最晩年にカウント・ベイシー(Count Basie)楽団を率いるなど、ビックバンド界隈での活躍が目立つ、トランペット奏者であり作編曲もこなすマルチプレイヤーで、デトロイト出身のサド・ジョーンズ(Thad Jones)。 サド・ジョーンズ(Thad Jones)は自作曲携…

「Hank Mobley - Hank Mobley Quintet (Blue Note) 1957」ジャズ・メッセンジャーズ再会セッション

日本で人気の高いテナーサックス奏者、ハンク・モブレー(Hank Mobley)名義の1957年03月に録音された「Hank Mobley Quintet (Blue Note BLP-1550)」は、晩年のチェット・ベイカー(Chet Baker)が、何故か好んで演奏した曲「Funk In Deep Breeze」収録のア…

「Lou Donaldson - Wailing With Lou (Blue Note) 1957」ハード・バップ過渡期の五目味なアルバム

6月30日の「夏越の大祓」が終わり、新潟も早々と梅雨が明け、暑さ厳しい7月に突入しました。 さて今回は、1957年初頭に録音された「Wailing With Lou (Blue Note BLP-1545) 」です。 チャーリー・パーカー(Charlie Parker)直系のアルトサックス奏者、ルー…

「Sabu - Palo Congo (Blue Note) 1957」ブルーノート1500番台に潜む異色盤

1957年04月28日に録音された「Sabu - Palo Congo (Blue Note BLP-1561)」は、1957年03月07日に録音された「Art Blakey - Orgy In Rhythm Vol. 1 & 2 (Blue Note BLP-1554/1555)」に続く、パーカッションとヴォーカル中心のアルバム。 巷で「ライオンの狂気」…

「Louis Smith - Here Comes Louis Smith (Blue Note) 1958」端正で知性溢れるトランペット奏者

米テネシー州出身のトランペット奏者で教育者でもあるルイ・スミス(Louis Smith)。 早逝したクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)直系の、端正で知性溢れるトランペット奏者であります。 スタディ・イン・ブラウン(SHM-CD) アーティスト:クリフォード…

「Art Blakey - Orgy In Rhythm Vol. 1&2 (Blue Note) 1957」時代を先取りしたリズムの饗宴

当初、ブルーノート(Blue Note Records)のハウス・ドラマーとして活躍していたアート・ブレイキー(Art Blakey)をリーダーとして1957年に録音されたのが、この「リズムの饗宴(Orgy In Rhythm)」と題されたアルバム。 〇Art Blakey - Orgy In Rhythm Vol…

「The Incredible Jimmy Smith At Club Baby Grand Vol. 1 & 2 (Blue Note) 1956」ジミー・スミス初のライブ録音

ジャズオルガンの革命児、ジミー・スミス(Jimmy Smith)の3枚のスタジオ録音に続く、初のライブ録音がこの「The Incredible Jimmy Smith At Club Baby Grand Vol. 1 & 2」です。 「The Incredible Jimmy Smith At Club Baby Grand Vol. 1 (Blue Note BLP-1…

「Jimmy Smith – A New Sound...A New Star... Jimmy Smith At The Organ Vol. 1-3 (Blue Note)」ジャズオルガンの革命児登場

ブルーノート(Blue Note Records)というレコード会社は、オーナーであるアルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が日中は自身のレコード会社で働きつつ、夜になるとこまめにジャズクラブに足を運んで無名ながら「有能な新人を発掘」するのが日常だったよう…

「Cliff(Clifford) Jordan - Cliff Jordan (Blue Note) 1957」最大4管編成のブローイング・セッション

「Cliff(Clifford) Jordan - Cliff Jordan (Blue Note BLP-1565)」はシカゴ出身のテナーマン、クリフ・ジョーダン(Cliff Jordan)をリーダーに据えた、最大4管編成となるブローイング・セッション。 トランペットのリー・モーガン(Lee Morgan)、トロンボ…

「Lee Morgan - Candy (Blue Note) 1957」鯔背(いなせ)なトランペットのワンホーン・アルバム

リー・モーガン(Lee Morgan)の「Candy (Blue Note BST-81590)」は、天才トランペット少年、リー・モーガン最初の絶頂期に録音されたワン・ホーン・アルバムです。 これまでのリー・モーガンのブルーノート(Blue Note Records)におけるリーダーアルバムは…

「Curtis Fuller - Bone & Bari (Blue Note) 1957」珍しい低音2管編成のアルバム

「Bone & Bari (Blue Note BLP-1572) 」は、カーティス・フラー(Curtis Fuller)のブルーノート第2弾。 カーティス・フラー(Curtis Fuller)のトロンボーンに、テイト・ヒューストン(Tate Houston)のバリトン・サックスが相方を務めるという、珍しい低…