加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

★Blue Note BLP4100s

「Kenny Burrell - Midnight Blue (Blue Note) 1963」洗練されたブルース・フィーリング

ブルーノート(Blue Note Records)で「洗練されたブルース・フィーリング」と言って真っ先に思い浮かべるのがギタリストのケニー・バレル(Kenny Burrell)。 そんな洗練されたブルージーな感覚を備えるケニー・バレルを主役に据え、あえてブルージーな曲多…

「Grant Green - Idle Moments (Blue Note) 1963」タイトル曲のため、他の曲を再録音

ブルーノート(Blue Note Records)に残したアルバムにより、日本でも絶大なる人気を誇るギタリスト、グラント・グリーン(Grant Green)。 1963年11月に録音された「Idle Moments (Blue Note BST-84154)」は、グラント・グリーンの洗練されたブルース・フィ…

「Kenny Dorham - Una Mas (Blue Note) 1963」煽るトニーに、燃えるケニー

(世間のイメージとして)静かなるトランぺッター、ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)がバックメンバーに煽られ、珍しくも奔放な演奏を繰り広げているのが、本アルバム「Una Mas (Blue Note BST-84127)」です。 (一応)トランペットを吹く私自身の経験上、…

「Bobby Hutcherson - Dialogue (Blue Note) 1965」新主流派サウンドのショーケース

ブルーノート(Blue Note Records)におけるミルト・ジャクソン(Milt Jackson)に続き登場した第二のヴァイブラフォン奏者、ボビー・ハッチャーソン(Bobby Hutcherson)。 フレディ・ハバード(Freddie Hubbard)、サム・リヴァース(Sam Rivers)、アンド…

「Andrew Hill - Point Of Departure (Blue Note) 1964」新主流派オールスターズによる録音

ブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が惚れ込んだ奇才アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)のアルバム紹介続けます。 サイドメンの豪華さから彼の作品の中で最も売れているであろう「Point Of Departure(Blu…

「Andrew Hill - Black Fire (Blue Note) 1964」シカゴの奇才ピアニストが残した最高作

ブルーノート(Blue Note Records)が売り出した新主流派ピアニストの一人が、アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)です。 アンドリュー・ヒルは、私が一番好きなジャズミュージシャンでありまして、2007年に逝去した際は、別のブログではありますが「追悼特集…

「Horace Silver – The Tokyo Blues (Blue Note) 1962」日本への感謝状的なアルバム

1962年のお正月、前年に来日したアート・ブレイキー(Art Blakey)が巻き起こしたファンキー・ブーム真っ只中の日本に、米国で絶大なる人気を誇るホレス・シルヴァー(Horace Silver)のクインテットが初来日します。 米国に帰国して録音された「The Tokyo B…

「Art Blakey and The Jazz Messengers - Indestructive (Blue Note) 1964」リー・モーガン参加の3管ジャズ・メッセンジャーズ

私は愛聴する、フレディ・ハバード(Freddie Hubbard)の後釜としてリー・モーガン(Lee Morgan)が復帰した、3管ジャズ・メッセンジャーズの好盤「Indestructive (Blue Note BST-84193)」。 日本のミュージシャンが何故かこのアルバムに収録された「Callin…

「Ike Quebec - It Might As Well Be Spring (Blue Note) 1961」春の如く穏やかに

緑色のジャケットが素敵な「春の如く(It Might as Well Be Spring)」は、ブルー・ノート(Blue Note Records)で、運転手とA&R(アーティストと楽曲の管理)も担当していたテナーサックス奏者、アイク・ケベック(Ike Quebec)のアルバムです。 ソフィ…

「Wayne Shorter - Night Dreamer (Blue Note) 1964」爽やかなるブルーノート初リーダーアルバム

ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)のブルーノート(Blue Note Records)初リーダー作は、彼らしからぬ爽やかなアルバムに仕上がっております。 この爽快感は「Joe Henderson - Page One(BST-84140)」に通じるものがありますが、両作に参加するマッコ…

「Joe Henderson - Page One (Blue Note) 1963」一生付き合えるアルバム

ジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson)の人気盤「Page One (Blue Note BST-84140)」 「ジャズのあらゆるスタイルが含まれている」と言われる、ジョー・ヘンダーソンのスタイルを余すことなく伝えた、一生付き合えるアルバムです。 このアルバムを聴いている…

「Lee Morgan - Seach For The Newland (Blue Note) 1964」処女航海のアイデア拝借元はこのアルバムかも

リー・モーガン(Lee Morgan)の「Search for the New Land (Blue Note BST-84169)」は1964年02月に録音された、モードっぽい「海」や「航海」をテーマとした曲が入っている、他のリー・モーガン作品とは一味違うアルバムです。 リー・モーガンの復帰第1…

「Lee Morgan – The Rumproller (Blue Note) 1965」「月の砂漠」をエキゾチックに快演

リー・モーガン(Lee Morgan)の「The Rumproller (Blue Note BST-84199)」は、「The Sidewinder (BN4157)」の大ヒットを引っさげてのブルーノート(Blue Note Records)復帰第3弾。 このジャケットは、ユニクロのコラボTシャツシリーズ、UTコレクション「…

「Herbie Hancock - Inventions And Dimensions (Blue Note) 1963」野心と冒険心溢れるアルバム

ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)の「Inventions And Dimensions (Blue Note BST-84147)」は、「ピアノ・トリオ+パーカッション」という編成で録音された、野心と冒険心溢れるアルバム。 珍しい編成ながら、なかなか聴き応えのある1枚。なので私は…

「Wayne Shorter - Speak No Evil (Blue Note BST-84194) 1964」新主流派の傑作アルバム

「悪しき事は言わざる(Speak No Evil)」は、ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)の、そして「新主流派 (New Mainstream)」と呼ばれたミュージシャンが残した代表作です。 ちなみに「See No Evil, Hear No Evil, Speak No Evil」で、日本でもお馴染みの…

「Dexter Gordon - Go! (Blue Note) 1962」奔放で豪快なるテナーマンの代表作

タイトルは勿論、「Gordon」と「Go」をかけたんでしょうね。 ブルーノートのアルバムデザインを担当するリード・マイルス(Reid Miles)の、センスがひときわ光るジャケットでもあります。 このアルバムでは、ブルーノートのハウス・リズムセクションをバッ…

「Lee Morgan - The Sidewinder (Blue Note BST-84157) 1963」モーガン起死回生の1枚

「The Sidewinder (Blue Note BST-84157)」は、体調を崩し一時的に引退状態だったリー・モーガン(Lee Morgan)が復帰直後に録音したアルバムで大ヒットしました。 復帰第1弾のアルバムでありモーガンの復活を告げる、起死回生となったアルバムでもあります…

「Herbie Hancock - Maiden Voyage (Blue Note) 1965」テレビCMがきっかけとなったコンセプトアルバム

壮大なる海に初めて挑む様子を曲で表現した、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)がブルーノート(Blue Note Records)に録音したコンセプトアルバム「処女航海(Maiden Voyage)」。 新主流派、英語圏ではポスト・バップ(Post-Bop)と呼ばれる作品群の…