加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

アート・テイラー(Art Taylor)

「Louis Smith - Smithville (Blue Note)」寡作なトランペッターの人気盤

寡作なミュージシャンでありながら、ブルーノート(Blue Note Records)に代表作を録音しているミュージシャンが何人か居たりしますが、そんな中の一人がトランペッターのルイ・スミス(Louis Smith)です。 ルイ・スミス(Louis Smith)は、クリフォード・…

「Sonny Clark - Sonny's Crib (Blue Note) 1957」ジョン・コルトレーン参加の人気アルバム

ブルーノート(Blue Note Records)の1500番台でハウス・ピアニストとして活躍したソニー・クラーク(Sonny Clark)が、1957年07月21日録音の初リーダーアルバム「Dial "S" For Sonny (Blue Note BLP-1570)」に続いて録音したリーダー・アルバム第2弾が1957…

「Lou Donaldson - Lou Takes Off (Blue Note) 1957」若手注目株が繰り広げるハード・バップ・セッション

アルト・サックス奏者、ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)をリーダーに据えたブルーノート(Blue Note Records)オール・スター・ジャム・セッション風のアルバムが、今回ご紹介する1957年12月15日に、いつものニュージャージーのハッケンサックにあった…

「Paul Chambers - Bass On Top (Blue Note) 1957」ベーシストの「聖典」であり教科書的な大名盤

アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)がプロデューサーとして全てを仕切る時代のブルーノート(Blue Note Records)で、べーシストではただ一人、リーダーアルバムを残せたのがポール・チェンバース(Paul Chambers)です。 当時、マイルス・デイヴィス(M…

「The Amazing Bud Powell Vol. 2 (Blue Note) 1949,1951,1953」初期バド・パウエル好調期の記録

ブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が親身になり日々顔を合わせ世話をしていたのがバド・パウエル(Bud Powell)です。 前回記載した通り、バド・パウエルは「総合失調症」というやっかいな病を抱えており…

「Miles Davis - Miles Ahead (Columbia) 1957」ギル・エヴァンス楽団が作り出す温かみあるサウンド

コロンビア(Columbia Records)に移籍したマイルス・デイヴィス(Miles Davis)が、ギル・エヴァンス(Gil Evans)楽団と共演した3枚のスタジオ録音のうち、第1弾として発売されたのが、この「Miles Ahead (Columbia CK-40784/CL-1041)」です。 マイルス…

「John Coltrane - Soultrane (Prestige) 1958」プレステッジ時代の最高傑作(諸説あり)

テナーサックスの巨人、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)が、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)らジャズ・ジャイアンツと共演する事で急激な成長を遂げた時期が1958年付近、丁度、プレステッジ(Prestige Records)と契約していた時代であったりし…

「Jackie McLean - McLean's Scene (New Jazz) 1957」ビル・ハードマンの好演光るアルバム

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)のアルバム「McLean's Scene (New Jazz NJLP-8212)」は、1956年12月14日と1957年02月15日に録音された2回のセッションから拾遺されております。 1957年02月15日のセッションはこのアルバムの他「Makin' The Changes…

「Jackie Mclean - 4,5 and 6 (Prestige) 1956」名盤には届かないものの、良盤

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)の、1956年07月に行われた2回のセッションをまとめたアルバムが「4,5 and 6 (Prestige PRLP-7048)」です。 07月13日のセッションではドナルド・バード(Donald Byrd)とのクインテット、07月20日のセッションではド…

「Jackie McLean - Tippin' The Scales (Blue Note) 1962」お蔵入りらしからぬ好盤

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)をリーダーとする「Tippin' The Scales」は、1962年09月28日に録音された「お蔵入りセッション」。 ジャッキー・マクリーンとソニー・クラーク(Sonny Clark)による、唯一のワン・ホーン・カルテットであり、最後の…

「Miles Davis - Collectors' Items (Prestige) 1953,1956」バードとロリンズの共演盤

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「Collectors' Items (Prestige PRLP-7044)」は1953年01月30日に行われたセッションと、マイルスがプレステッジ(Prestige)レコードを離れる直後の3年後、1956年03月16日に行われた消化試合的なセッションの2つを1…

「Bud Powell - The Amazing Bud Powell Vol. 3 - Bud! (Blue Note) 1957」パウエルのブルーノート復帰第1弾

1957年08月03日に録音された「The Amazing Bud Powell Vol. 3 - Bud! (Blue Note BLP-1571)」は天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)のブルーノート(Blue Note Records)復帰第1弾となるアルバムです。 以前、トリオ編成にて行われた録音が1953年…

「Lee Morgan - City Lights (Blue Note) 1957」ファンキーブームの萌芽的アルバム

当時はトランペットの若手注目筆頭株であったであろう、リー・モーガン(Lee Morgan)。 彼が「Lee Morgan Vol. 3 (Blue Note BLP-1557)」の録音から約5ヶ月後の1957年08月25日、4枚目のリーダーアルバム「City Lights (Blue Note BLP-1575)」を録音しまし…

「Thelonious Monk - Thelonious Monk and Sonny Rollins (Prestige) 1954」ロリンズとモンクの共演盤

モダンジャズ・サックスの巨人であり一時期、世界中のモダン・テナーサックス奏者のお手本となった、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)と、孤高の天才、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)の共演を集めた拾遺集が、今回の「Thelonious Monk and Sonny R…

「Donald Byrd - Byrd In Hand (Blue Note) 1959」3管編成による重厚なアンサンブル

ドナルド・バード(Donald Byrd)のブルーノート(Blue Note Records)第2弾「Byrd In Hand (Blue Note BST-84019)」は、本国「米ダウン・ビート誌」のレビューにて、最高評価(星)を獲得したアルバムだそうです(伝聞系)。 ドナルド・バードのトランペッ…

「Lou Donaldson - Wailing With Lou (Blue Note) 1957」ハード・バップ過渡期の五目味なアルバム

6月30日の「夏越の大祓」が終わり、新潟も早々と梅雨が明け、暑さ厳しい7月に突入しました。 さて今回は、1957年初頭に録音された「Wailing With Lou (Blue Note BLP-1545) 」です。 チャーリー・パーカー(Charlie Parker)直系のアルトサックス奏者、ルー…

「Donald Byrd - Off To The Races (Blue Note) 1958」謎多き表題曲含むハードバップの快演盤

「Donald Byrd - Off To The Races (Blue Note BST-84007)」は、トランぺッター、ドナルド・バード(Donald Byrd)のようやく実現したブルーノート初リーダーアルバム。 当時、コンビを組んでいたバリトンサックス奏者ペッパー・アダムス(Pepper Adams)に…

「Walter Davis Jr. - Davis Cup (Blue Note) 1959」明るく陽気なハードパップ・アルバム

「Davis Cup (Blue Note BST-84018)」は、ウォルター・デイヴィス Jr.(Walter Davis Jr.)のブルーノート(Blue Note Records)唯一のリーダーアルバム。 ウォルター・デイヴィス Jr.はこのアルバム「Davis Cup (Blue Note)」録音直後、ドラムスのアート・…

「Jackie McLean - Capuchin Swing (Blue Note) 1960」小気味よいハードバップ・アルバム

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)の「Capuchin Swing (Blue Note BST-84038」は、比較的リラックスして聴ける1枚。 ブルーノートでの前作「Swing, Swang, Swingin'(BST-4024)」に引き続き、ピアニストとしてウォルター・ビショップ(Walter Bisho…

「Duke Jordan - Flight To Jordan (Blue Note) 1960」ブルーノート時代唯一のハードバップ名盤

チャーリー・パーカー(Charlie Parker)との共演でも知られる名ピアニスト、デューク・ジョーダン(Duke Jordan)がブルーノート(Blue Note Records)に残した唯一のリーダ作がこの「Flight To Jordan (Blue Note BST-84046)」です。 ブルーノート(Blue N…

「Duke Jordan - Les Liaisons Dangereuses (Charlie Parker) 1962」不遇時代のハードバップ・アルバム

1970年代頃から日本とヨーロッパで絶大なる人気を誇りながら、本国アメリカでは人気が出なかったのがピアニストのデューク・ジョーダン(Duke Jordan)。 本国アメリカでの不人気加減に嫌気がさし、ヨーロッパに渡る前に録音された1枚が1962年の「Les Liais…

「Louis Smith - Here Comes Louis Smith (Blue Note) 1958」端正で知性溢れるトランペット奏者

米テネシー州出身のトランペット奏者で教育者でもあるルイ・スミス(Louis Smith)。 早逝したクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)直系の、端正で知性溢れるトランペット奏者であります。 スタディ・イン・ブラウン(SHM-CD) アーティスト:クリフォード…

「Art Blakey - Orgy In Rhythm Vol. 1&2 (Blue Note) 1957」時代を先取りしたリズムの饗宴

当初、ブルーノート(Blue Note Records)のハウス・ドラマーとして活躍していたアート・ブレイキー(Art Blakey)をリーダーとして1957年に録音されたのが、この「リズムの饗宴(Orgy In Rhythm)」と題されたアルバム。 〇Art Blakey - Orgy In Rhythm Vol…

「Cliff(Clifford) Jordan - Cliff Jordan (Blue Note) 1957」最大4管編成のブローイング・セッション

「Cliff(Clifford) Jordan - Cliff Jordan (Blue Note BLP-1565)」はシカゴ出身のテナーマン、クリフ・ジョーダン(Cliff Jordan)をリーダーに据えた、最大4管編成となるブローイング・セッション。 トランペットのリー・モーガン(Lee Morgan)、トロンボ…

「Lee Morgan - Candy (Blue Note) 1957」鯔背(いなせ)なトランペットのワンホーン・アルバム

リー・モーガン(Lee Morgan)の「Candy (Blue Note BST-81590)」は、天才トランペット少年、リー・モーガン最初の絶頂期に録音されたワン・ホーン・アルバムです。 これまでのリー・モーガンのブルーノート(Blue Note Records)におけるリーダーアルバムは…

「Curtis Fuller - Bone & Bari (Blue Note) 1957」珍しい低音2管編成のアルバム

「Bone & Bari (Blue Note BLP-1572) 」は、カーティス・フラー(Curtis Fuller)のブルーノート第2弾。 カーティス・フラー(Curtis Fuller)のトロンボーンに、テイト・ヒューストン(Tate Houston)のバリトン・サックスが相方を務めるという、珍しい低…

「Curtis Fuller - The Opener (Blue Note) 1957」ハードバップ・トロンボーンの俊英登場

ブルーノート(Blue Note Records)で、リーダーアルバムを出したトロンボーン奏者といえば、ビバップ・トロンボーンの天才、J・J・ジョンソン(Jay Jay Johnson)が思い浮かびます。 第二弾が、今回紹介するハードバップ・トロンボーンの俊英、カーティス…

「Hank Mobley (Blue Note BLP-1568) 1957」脇役の健闘著しいアルバム

まず、このハンク・モブレー(Hank Mobley)のアルバム「Hank Mobley (Blue Note BST-81568)」は、プレス枚数の少なさからかオリジナル盤が「異常に高い」んだそうです。 そして、サックス奏者カーティス・ポーター(Curtis Porter)の参加で語られることの…

「Elmo Hpoe - Hope Meets Foster(Prestige) 1955」フランク・フォスターの名演を堪能出来るアルバム

「Hope Meets Foster(Prestige PRLP-7021) 」は、ピアニスト、エルモ・ホープ(Elmo Hope)名義のアルバムです。 ただ、後に1曲目のタイトルである「Wail, Frank, Wail (PRLP-7021)」に改題、再発された事でも分かる通り、カウント・ベイシー楽団などで大活…

「Tina Brooks - Back To The Tracks (Blue Note) 1960」ブルージーな傑作(幻の名盤)。

ティナ・ブルックス(Tina Brooks)、幻の名盤「Back To the Tracks (Blue Note)」。 いかにもブルー・ノート(Blue Note Records)らしい傑作なのですが、リアルタイムでは発売中止、お蔵入りとなってしまったモノ。 レコードを入れる袋にジャケットがモノ…