加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

アート・テイラー(Art Taylor)

「John Coltrane - Soultrane (Prestige) 1958」プレステッジ時代の最高傑作(諸説あり)

テナーサックスの巨人、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)が、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)らジャズ・ジャイアンツと共演する事で急激な成長を遂げた時期が1958年付近、丁度、プレステッジ(Prestige Records)と契約していた時代であったりし…

「Jackie McLean - McLean's Scene (New Jazz) 1957」ビル・ハードマンの好演光るアルバム

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)のアルバム「McLean's Scene (New Jazz NJLP-8212)」は、1956年12月14日と1957年02月15日に録音された2回のセッションから拾遺されております。 1957年02月15日のセッションはこのアルバムの他「Makin' The Changes…

「Jackie Mclean - 4,5 and 6 (Prestige) 1956」名盤には届かないものの、良盤

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)の、1956年07月に行われた2回のセッションをまとめたアルバムが「4,5 and 6 (Prestige PRLP-7048)」です。 07月13日のセッションではドナルド・バード(Donald Byrd)とのクインテット、07月20日のセッションではド…

「Jackie McLean - Tippin' The Scales (Blue Note) 1962」お蔵入りらしからぬ好盤

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)をリーダーとする「Tippin' The Scales」は、1962年09月28日に録音された「お蔵入りセッション」。 ジャッキー・マクリーンとソニー・クラーク(Sonny Clark)による、唯一のワン・ホーン・カルテットであり、最後の…

「Miles Davis - Collectors' Items (Prestige) 1953,1956」バードとロリンズの共演盤

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「Collectors' Items (Prestige PRLP-7044)」は1953年01月30日に行われたセッションと、マイルスがプレステッジ(Prestige)レコードを離れる直後の3年後、1956年03月16日に行われた消化試合的なセッションの2つを1…

「Bud Powell - The Amazing Bud Powell Vol. 3 - Bud! (Blue Note) 1957」パウエルのブルーノート復帰第1弾

1957年08月03日に録音された「The Amazing Bud Powell Vol. 3 - Bud! (Blue Note BLP-1571)」は天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)のブルーノート(Blue Note Records)復帰第1弾となるアルバムです。 以前、トリオ編成にて行われた録音が1953年…

「Lee Morgan - City Lights (Blue Note) 1957」ファンキーブームの萌芽的アルバム

当時はトランペットの若手注目筆頭株であったであろう、リー・モーガン(Lee Morgan)。 彼が「Lee Morgan Vol. 3 (Blue Note BLP-1557)」の録音から約5ヶ月後の1957年08月25日、4枚目のリーダーアルバム「City Lights (Blue Note BLP-1575)」を録音しまし…

「Thelonious Monk - Thelonious Monk and Sonny Rollins (Prestige) 1954」ロリンズとモンクの共演盤

モダンジャズ・サックスの巨人であり一時期、世界中のモダン・テナーサックス奏者のお手本となった、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)と、孤高の天才、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)の共演を集めた拾遺集が、今回の「Thelonious Monk and Sonny R…

「Donald Byrd - Byrd In Hand (Blue Note) 1959」3管編成による重厚なアンサンブル

ドナルド・バード(Donald Byrd)のブルーノート(Blue Note Records)第2弾「Byrd In Hand (Blue Note BST-84019)」は、本国「米ダウン・ビート誌」のレビューにて、最高評価(星)を獲得したアルバムだそうです(伝聞系)。 ドナルド・バードのトランペッ…

「Lou Donaldson - Wailing With Lou (Blue Note) 1957」ハード・バップ過渡期の五目味なアルバム

6月30日の「夏越の大祓」が終わり、新潟も早々と梅雨が明け、暑さ厳しい7月に突入しました。 さて今回は、1957年初頭に録音された「Wailing With Lou (Blue Note BLP-1545) 」です。 チャーリー・パーカー(Charlie Parker)直系のアルトサックス奏者、ルー…

「Donald Byrd - Off To The Races (Blue Note) 1958」謎多き表題曲含むハードバップの快演盤

「Donald Byrd - Off To The Races (Blue Note BST-84007)」は、トランぺッター、ドナルド・バード(Donald Byrd)のようやく実現したブルーノート初リーダーアルバム。 当時、コンビを組んでいたバリトンサックス奏者ペッパー・アダムス(Pepper Adams)に…

「Walter Davis Jr. - Davis Cup (Blue Note) 1959」明るく陽気なハードパップ・アルバム

「Davis Cup (Blue Note BST-84018)」は、ウォルター・デイヴィス Jr.(Walter Davis Jr.)のブルーノート(Blue Note Records)唯一のリーダーアルバム。 ウォルター・デイヴィス Jr.はこのアルバム「Davis Cup (Blue Note)」録音直後、ドラムスのアート・…

「Jackie McLean - Capuchin Swing (Blue Note) 1960」小気味よいハードバップ・アルバム

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)の「Capuchin Swing (Blue Note BST-84038」は、比較的リラックスして聴ける1枚。 ブルーノートでの前作「Swing, Swang, Swingin'(BST-4024)」に引き続き、ピアニストとしてウォルター・ビショップ(Walter Bisho…

「Duke Jordan - Flight To Jordan (Blue Note) 1960」ブルーノート時代唯一のハードバップ名盤

チャーリー・パーカー(Charlie Parker)との共演でも知られる名ピアニスト、デューク・ジョーダン(Duke Jordan)がブルーノート(Blue Note Records)に残した唯一のリーダ作がこの「Flight To Jordan (Blue Note BST-84046)」です。 ブルーノート(Blue N…

「Duke Jordan - Les Liaisons Dangereuses (Charlie Parker) 1962」不遇時代のハードバップ・アルバム

1970年代頃から日本とヨーロッパで絶大なる人気を誇りながら、本国アメリカでは人気が出なかったのがピアニストのデューク・ジョーダン(Duke Jordan)。 本国アメリカでの不人気加減に嫌気がさし、ヨーロッパに渡る前に録音された1枚が1962年の「Les Liais…

「Louis Smith - Here Comes Louis Smith (Blue Note) 1958」端正で知性溢れるトランペット奏者

米テネシー州出身のトランペット奏者で教育者でもあるルイ・スミス(Louis Smith)。 早逝したクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)直系の、端正で知性溢れるトランペット奏者であります。 スタディ・イン・ブラウン(SHM-CD) アーティスト:クリフォード…

「Art Blakey - Orgy In Rhythm Vol. 1&2 (Blue Note) 1957」時代を先取りしたリズムの饗宴

当初、ブルーノート(Blue Note Records)のハウス・ドラマーとして活躍していたアート・ブレイキー(Art Blakey)をリーダーとして1957年に録音されたのが、この「リズムの饗宴(Orgy In Rhythm)」と題されたアルバム。 〇Art Blakey - Orgy In Rhythm Vol…

「Cliff(Clifford) Jordan - Cliff Jordan (Blue Note) 1957」最大4管編成のブローイング・セッション

「Cliff(Clifford) Jordan - Cliff Jordan (Blue Note BLP-1565)」はシカゴ出身のテナーマン、クリフ・ジョーダン(Cliff Jordan)をリーダーに据えた、最大4管編成となるブローイング・セッション。 トランペットのリー・モーガン(Lee Morgan)、トロンボ…

「Lee Morgan - Candy (Blue Note) 1957」鯔背(いなせ)なトランペットのワンホーン・アルバム

リー・モーガン(Lee Morgan)の「Candy (Blue Note BST-81590)」は、天才トランペット少年、リー・モーガン最初の絶頂期に録音されたワン・ホーン・アルバムです。 これまでのリー・モーガンのブルーノート(Blue Note Records)におけるリーダーアルバムは…

「Curtis Fuller - Bone & Bari (Blue Note) 1957」珍しい低音2管編成のアルバム

「Bone & Bari (Blue Note BLP-1572) 」は、カーティス・フラー(Curtis Fuller)のブルーノート第2弾。 カーティス・フラー(Curtis Fuller)のトロンボーンに、テイト・ヒューストン(Tate Houston)のバリトン・サックスが相方を務めるという、珍しい低…

「Curtis Fuller - The Opener (Blue Note) 1957」ハードバップ・トロンボーンの俊英登場

ブルーノート(Blue Note Records)で、リーダーアルバムを出したトロンボーン奏者といえば、ビバップ・トロンボーンの天才、J・J・ジョンソン(Jay Jay Johnson)が思い浮かびます。 第二弾が、今回紹介するハードバップ・トロンボーンの俊英、カーティス…

「Hank Mobley (Blue Note BLP-1568) 1957」脇役の健闘著しいアルバム

まず、このハンク・モブレー(Hank Mobley)のアルバム「Hank Mobley (Blue Note BST-81568)」は、プレス枚数の少なさからかオリジナル盤が「異常に高い」んだそうです。 そして、サックス奏者カーティス・ポーター(Curtis Porter)の参加で語られることの…

「Elmo Hpoe - Hope Meets Foster(Prestige) 1955」フランク・フォスターの名演を堪能出来るアルバム

「Hope Meets Foster(Prestige PRLP-7021) 」は、ピアニスト、エルモ・ホープ(Elmo Hope)名義のアルバムです。 ただ、後に1曲目のタイトルである「Wail, Frank, Wail (PRLP-7021)」に改題、再発された事でも分かる通り、カウント・ベイシー楽団などで大活…

「Tina Brooks - Back To The Tracks (Blue Note) 1960」ブルージーな傑作(幻の名盤)。

ティナ・ブルックス(Tina Brooks)、幻の名盤「Back To the Tracks (Blue Note)」。 いかにもブルー・ノート(Blue Note Records)らしい傑作なのですが、リアルタイムでは発売中止、お蔵入りとなってしまったモノ。 レコードを入れる袋にジャケットがモノ…

「Kenny Dorham - Quiet Kenny (New Jazz) 1959」静かなるイメージを決定付けた日本人好みの名盤

ビバップ時代、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の後任としてチャーリー・パーカー(Charlie Parker)のバンドで演奏していたトランぺッター、ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)。 1959年11月に、かの有名なヴァン・ゲルダー・スタジオで録音されたワン…

「Bud Powell - The Bud Powell Trio (Roost)」ピアノトリオの頂点

ビバップ・ピアノの始祖とも言うべきミュージシャンが、バド・パウエル(Bud Powell)。 初リーダー録音を含むアルバムが、この「The Bud Powell Trio (Roost)」、邦題は「バド・パウエルの芸術」なんだそうで。 識者からは、ビバップ・スタイルでのピアノト…

「George Wallington Quintet At The Bohemia」ハードバップ時代を代表するライブ

白人ビバップ系ピアニスト、ジョージ・ウォーリントン(George Wallington)が、フロントにドナルド・バード(Donald Byrd)とジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)を迎えた人気盤「George Wallington Quintet At The Bohemia」。 ジャズファンには「The…

「Jackie McLean - Swing, Swang, Swingin' (Blue Note) 1959」マクリーンの人気ジャズスタンダード集

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)が、ウォルター・ビショップ(Walter Bishop Jr.)トリオをバックに吹き込んだジャズスタンダード集「Swing, Swang, Swingin' (Blue Note)」。 このアルバムでは、チャーリー・パーカー(Charlie Parker)派の一人と…

「The Amazing Bud Powell Vol. 5 - The Scene Changes (Blue Note) 1958」ジャズ喫茶の人気盤

「The Scene Changes (Blue Note)」は、モダンジャズピアノの巨人、バド・パウエル(Bud Powell)が、トリオ編成でブルーノート(Blue Note Records)に録音した渡欧直前の録音です。 日本では1曲目に収録された「クレオパトラの夢(Cleopatra's Dream)」…

「Thelonious Monk - The Thelonious Monk Orchestra at Town Hall (Riverside) 1959」高揚するモンクとオーケストラ

「The Thelonious Monk Orchestra at Town Hall (Riverside) 」は、超個性派ピアニスト、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)が、10人編成のオーケストラを率いて1959年にニューヨークのタウンホール(Town Hall)で行ったライブの実況録音盤。 オーケ…