このアルバム「Tetragon (Milestone MSP-9017)」は、テナーサックス奏者であるジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson)のマイルストーン時代における最高傑作だそうです。
私、マイルストーン時代のアルバムは、これしか聴いてないので判断出来ませんが(笑)。
テナーサックスのジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson)と、ベースのロン・カーター(Ron Carter)は全曲に参加しております。録音は、ニューヨークのスタジオ「Plaza Sound Studios」。
1~3曲目及び5曲目は1968年05月16日の録音で、ピアノはドン・フリードマン(Don Friedman)、ドラムスにジャック・ディジョネット(Jack DeJohette)が参加。
4、6、7曲目は前年、1967年09月27日の録音で、ピアノがケニー・バロン(Kenny Barron)、ドラムスがルイス・ヘイズ(Louis Hayes)に交代します。

Joe Henderson - Tetragon
Milestone MSP-9017
side 1 (A)
01. Invitation (Bronislau Kaper) 6:17
02. R.J. (Ron Carter) 5:37
03. The Bead Game (Joe Henderson) 8:43
side 2 (B)
04. Tetragon (Joe Henderson) 5:39
05. Waltz For Zweetie (Walter Bishop) 4:27
06. First Trip (Ron Carter) 5:16
07. I've Got You Under My Skin (Cole Porter) 5:02
#01-03, 05 May 16,1968 at Plaza Sound Studios, NYC.
Joe Henderson (ts) Don Friedman (p) Ron Carter (b) Jack DeJohette (ds)
#04, 06, 07 September 27,1967 at Plaza Sound Studios, NYC.
Joe Henderson (ts) Kenny Barron (p) Ron Carter (b) Louis Hayes (ds)
1曲目の「Invitation」からハイテンションな演奏を聴くことが出来ます。
他の曲は聴かなくとも、緊張感溢れる「Invitation」だけは聴いて欲しい、と書いておられるジャズ評論家の人もいましたね。
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)クインテットのコロンビア時代の演奏で有名な2曲目「R.J.」は、作曲者でもあるロン・カーター(Ron Carter)のグーンと伸びる重低音が凄いです(笑)。
ドン・フリードマン(Don Friedman)が弾くテンション高めのピアノ・バッキングが印象的な3曲目「The Bead Game」では、ロン・カーター(Ron Carter)のウネるようなベース・プレイも聴き所。
ジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson)作曲のタイトル曲、4曲目の「Tetragon」は、ウネウネしたテーマ部からもう独自の世界。
しかし、こんな捩れた(笑)テーマを作れるのは、ランディ・ブレッカー(Randy Brecker)とジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson)位でしょうね。
5曲目「Waltz For Zweetie」、ワルツと言えばドン・フリードマン(Don Friedman)
の出番ですね(笑)。
そんな我々の期待を裏切らず、「サークル・ワルツ」を彷彿とさせるちょっと耽美的な演奏を聴かせてくれます。
そこにウネウネしたジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson)が入ると、途端に雰囲気そのままに緊張感だけがアップします。
6曲目「First Trip」は、ピアノがケニー・バロン(Kenny Barron)のせいか、意外とあっさりした演奏です。まあ他のトラックに比べてと、いう事ですが。
最後のひたすら明るい7曲目「I've Got You Under My Skin」も、いいですね。
なんだかケニー・バロン(Kenny Barron)のピアノが、ジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson)の演奏の「アク」を程好い具合に中和している様にも聴こえます。
