加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

◆Free Jazz(前衛)

「Miles Davis - The Complete Plugged Nickel Live 1965」フリー&前衛色濃いライブ録音

マイルス・デイビス(Miles Davis)が、1964年の秋(09月頃)から率いたクインテットは、後に「60年代黄金クインテット」と呼ばれる程、当時の先鋭的なミュージシャンが揃った精鋭バンドでした。 kaji-jazz.hatenablog.com 今回は前回書いた記事の続きとなり…

「Miles Davis - At Plugged Nickel, Chicago Vol. 1&2 1965」フリー&前衛色濃いライブ録音

マイルス・デイビス(Miles Davis)が、1964年の秋(09月頃)から率いたクインテットは、「60年代黄金クインテット」と称えられるほど、当時の先鋭的なミュージシャンが奇跡的に揃ったバンドでありました。 マイルス以外のメンバーは、メンバー中、一番最後…

「Eric Dolphy - Out There (New Jazz) 1960」前衛と静寂が併存する世界観

今回は、マルチリード奏者のエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)のアルバム「Out There (New Jazz NJLP-8252)」です。 このアルバムの特徴はまず、特異な楽器編成。 ロン・カーター(Ron Carter)がベースではなくチェロを弾き、ジョージ・デュヴィヴィエ(…

「Don Cherry – Symphony For Improvisers (Blue Note) 1966」前衛ジャズの宴

今回ご紹介するのは1966年09月19日に録音された、ドン・チェリー(Don Cherry)をリーダーとする前衛ジャズ系のアルバム「即興演奏家のためのシンフォニー Symphony For Improvisers (Blue Note BST-84247)」です。 メロディアスな前衛ジャズである前作「Com…

「Don Cherry - Complete Communion (Blue Note) 1965」メロディアスな前衛ジャズ

1958年から1961年頃までオーネット・コールマン(Ornette Coleman)率いるピアノレス・カルテットのポケット・トランペット(コルネット)奏者として注目を集めたドン・チェリー(Don Cherry)。 kaji-jazz.hatenablog.com その後は、前衛的なジャズの影響を…

「Ornette Coleman - Free Jazz (Atlantic) 1960」ダブルカルテットが放つ奔放な演奏

以前は「フリージャズ=訳分かんない」という先入観念で、フリー・ジャズの先駆者的立場にいたマルチ・リード奏者であるオーネット・コールマン(Ornette Coleman)のアルバムなんかは気軽に聴けなかったんですが・・・。 聴いて見ると、案外ふつーに聴けた…

「Andrew Hill - Les Trinitaires (Jazz Friends) 1998」珍しくスタンダードも演奏するソロ

アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)が1998年02月10日と11日に、フランスのジャズクラブ「The Trinitaires」で収録した演奏を収録したアルバムが「Andrew Hill - Les Trinitaires (Jazz Friends Productions JFP-002)」です。 全編ソロによる演奏である事と、…

「Andrew Hill - Nefertiti (East Wind) 1976」じゃない方のネフェルティティ

日本では何故か人気薄なピアニスト、アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)。 ブルーノートのオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が、「セロニアス・モンク(Thelonious Monk)に出会った時以来の衝撃的な才能」とベタ惚れし、1964年発売の「Andre…

「Eddie Gale - Eddie Gale's Ghetto Music (Blue Note) 1968」洗練された音楽による主張

エディ・ゲイル(Eddie Gale)というトランぺッターは、フリー・ジャズ界の巨人の一人、セシル・テイラー(Cecil Taylor)のアルバム「Unit Structures (BST-84237)」で最初の注目を浴びたミュージシャンなんだそうです。 トランペットはビバップ時代から活…

「Ornette Coleman - Dancing In Your Head (A&M/Horizon)1977」猥雑極まりないお祭り騒ぎ

フリー・ジャズの開祖、オーネット・コールマン(Ornette Coleman)。 ジャズと呼ばれる音楽ジャンルで、従来の「定型的な決めた長さ(小節数)」に設定した「コード進行」に沿った演奏を破壊(笑)。 即興演奏(フリー・インプロビゼーション)を行う際の「…

「Aldo Romano - To Be Ornette To Be (Owl Records) 1989」聴きやすいオーネット・コールマン作品集

今回は、イタリア出身で主にフランスで活動を続けたドラマー、アルド・ロマーノ(Aldo Romano)のリーダーアルバムを紹介してみようと思います。 1989年11月13日、14日に録音された「To Be Ornette To Be (Owl Records OWL057CD)」は、フリージャズの創始者…

「Albert Ayler - Spiritual Unity (ESP-Disk) 1964」魂揺さぶるサックスの音色

新潟は今、お盆の時期なので「幽霊(Ghosts)」がらみのアルバムを選んでみました(笑)。 アルバート・アイラー(Albert Ayler)は私にとって、数少ないフリー・ジャズで許せる(笑)ミュージシャンであります。 その中でも「ESP-Disk」時代のアルバムは、…

「Albert Ayler - My Name Is Albert Ayler (1963)」土着的音色で蠱惑する前衛ジャズ

「フリー・ジャズ」とか「前衛ジャズ」と呼ばれるジャンルのミュージシャンの演奏は、一聴して本能的に「是か非か」、あるいは「好きか嫌いか」で、聴き続ける事が可能か判断するしかないと思っております。 その判断材料は、楽器の「音色」であったり音楽に…

「The Ornette Coleman Trio At The Golden Circle Vol. 1 & 2 (Blue Note) 1965」意外と聴きやすいフリージャズ入門盤

1958年に突如登場した前衛ジャズ(Avant-garde Jazz)の旗手、アルトサックス奏者のオーネット・コールマン(Ornette Coleman)。 それまでのジャズが演奏の土台とした「調性」や「楽譜の小節数」などを虚空に放り投げ、共に演奏する人々との交感(理解)力…