加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

「Kenny Burrell - Midnight Blue (Blue Note) 1963」洗練されたブルース・フィーリング

ブルーノート(Blue Note Records)で「洗練されたブルース・フィーリング」と言って真っ先に思い浮かべるのがギタリストのケニー・バレル(Kenny Burrell)。 そんな洗練されたブルージーな感覚を備えるケニー・バレルを主役に据え、あえてブルージーな曲多…

「Grant Green - Idle Moments (Blue Note) 1963」タイトル曲のため、他の曲を再録音

ブルーノート(Blue Note Records)に残したアルバムにより、日本でも絶大なる人気を誇るギタリスト、グラント・グリーン(Grant Green)。 1963年11月に録音された「Idle Moments (Blue Note BST-84154)」は、グラント・グリーンの洗練されたブルース・フィ…

「Albert Ayler - Spiritual Unity (ESP-Disk) 1964」魂揺さぶるサックスの音色

新潟は今、お盆の時期なので「幽霊(Ghosts)」がらみのアルバムを選んでみました(笑)。 アルバート・アイラー(Albert Ayler)は私にとって、数少ないフリー・ジャズで許せる(笑)ミュージシャンであります。 その中でも「ESP-Disk」時代のアルバムは、…

「Bud Powell - The Time Waits (Blue Note) 1958」フィリー・ジョーのドラムに賛否あり

天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)のブルーノート(Blue Note Records)第4弾「The Time Waits (Blue Note BST-81598)」は、ドラムスにフィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones)、ベースにサム・ジョーンズ(Sam Jones)を迎えたトリ…

「Bud Powell - The Amazing Bud Powell Vol. 3 - Bud! (Blue Note) 1957」パウエルのブルーノート復帰第1弾

1957年08月03日に録音された「The Amazing Bud Powell Vol. 3 - Bud! (Blue Note BLP-1571)」は天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)のブルーノート(Blue Note Records)復帰第1弾となるアルバムです。 以前、トリオ編成にて行われた録音が1953年…

「The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia Vol. 2 (Blue Note) 1955」充実したライブ録音、2枚目

リーダーを明示しないジャズ・ユニット「The Jazz Messengers」が1955年11月23日、ジャズ・クラブ「カフェ・ボヘミア(The Cafe Bohemia)」で行ったライブ録音の後半(Vol.2)、2枚目となる「The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia Vol. 2 (Blue Note B…

「The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia Vol. 1 (Blue Note) 1955」レギュラー・バンドによる充実したライブ録音

1955年当時、ニューヨークのミュージシャン達が「B」の付くジャズ・クラブを巡ると言った時は「Birdland」、「Basin Street」、そして今回の舞台「(Cafe) Bohemia」を巡る事を意味していたそうです。 さて、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)との交流…

「Horace Silver and The Jazz Messengers (Blue Note) 1955」ジャズ・メッセンジャーズ名義のホレス・シルヴァー

ホレス・シルヴァー(Horace Silver)が「The Jazz Messengers」を従えた様に表記されたアルバムが「Horace Silver and The Jazz Messengers (Blue Note BLP-1518)」です・・・実際の処、ホレス・シルヴァーが「The Jazz Messengers」を率いていた事はない様…

「Horace Silver - Six Pieces Of Silver (Blue Note) 1956」恒久バンド化、最初の一歩

アルバム・ディスコグラフィー等で録音データを眺めると、ホレス・シルヴァー(Horace Silver)にとって1956年という年が重要な節目であった事が分かります。 1956年前半は、リーダー不在の人気バンド「ジャズ・メッセンジャーズ(The Jazz Messengers)」の…

「The Three Sounds - Introducing The 3 Sounds (Blue Note) 1958」金太郎飴的な人気ピアノ・トリオ

ブルーノート(Blue Note Records)の名盤ひしめく1500番台のトリを飾るアルバムが以前、他のブログで取り上げた際「偉大なるマンネリズム」と書いたバンド、スリー・サウンズ(The Three Sounds)の「Introducing The 3 Sounds (Blue Note BST-81600)」です…

「Kenny Dorham - 'Round About Midnight At The Cafe Bohemia (Blue Note) 1956」幻のバンド、ジャズ・プロフェッツのライブ録音

アップ・テンポの火を吹くかのようなソロ、一転してしみじみとしたバラードにおいても、かすれ気味だが艶のあるハスキー気味な音で、飄々と独特のメロディを吹き綴る、哀愁のハード・バップ・トランぺッター、ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)。 ビバップ時…

「Johnny Griffin - Introducing Johnny Griffin (Blue Note) 1956」シカゴの俊英登場

最初期(1940年代後半)にはライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)楽団等のビックバンドで活動していた俊英、超絶速吹きテナー・サックス奏者のジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)。 1956年04月17日に録音された「Introducing Johnny Griffin (Blue…

「Sonny Rollins - Sonny Rollins Vol. 1 (Blue Note) 1956」リユニオン・バンド的なアルバム

マックス・ローチ(Max Roach)からブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)にある提案があったようです。 「ソニー・ロリンズの調子が上がってきているので、ブルーノートでも録音した方がいいよ(意訳)」 そ…

「Sonny Rollins - Saxophone Colossus (Prestige)」悲劇の4日前に録音された大名盤

豪快で大胆。自然体のまま自由奔放に吹いただけで、持ち味が最大限に引き出されたアルバム。 ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のアルバム「Saxophone Colossus (Prestige PRLP-7079)」は、1956年06月22日、クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ・クイ…

「Lee Morgan - Leeway (Blue Note) 1960」ジャズ・メッセンジャーズ・ジャム

リー・モーガン(Lee Morgan)がリーダー名義のアルバム「Leeway (Blue Note BST-84034)」は、このアルバムにも参加するアート・ブレイキー(Art Blakey)率いるジャズ・メッセンジャーズに在籍していた頃の録音であり、ブルーノート(Blue Note Records)が…

「Johnny Griffin - A Blowing Session (Blue Note) 1957」饒舌すぎるブローイング・セッション

1928年04月24日、イリノイ州シカゴで生まれたジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)。最初はアルトサックスを吹いていたみたいですが1940年代、17歳でライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)楽団にて演奏を始めた頃には、すでにテナー・サックスに持ち…

「Hank Mobley With Donald Byrd And Lee Morgan (Hank Mobley Sextet) (Blue Note) 1956」M&M+バード

「Hank Mobley With Donald Byrd And Lee Morgan (Blue Note BLP-1540)」は、ジャズ評論家レナード・フェザー(Leonard Feather)が「テナー・サックスのミドル級チャンピオン」と評したハンク・モブレー(Hank Mobley)をリーダーとして、1956年11月25日に…

「Lee Morgan - The Cooker (Blue Note) 1957」「チュニジアの夜」含む好調期の1枚

天才少年リー・モーガン(Lee Morgan)がブルーノート(Blue Note Records)における第5弾アルバムが、今回の「The Cooker (Blue Note BLP-1578)」です。 参加メンバーは、フロントにバリトン・サックスのペッパー・アダムス(Pepper Adams)、ピアノがボビ…

「Lee Morgan - City Lights (Blue Note) 1957」ファンキーブームの萌芽的アルバム

当時はトランペットの若手注目筆頭株であったであろう、リー・モーガン(Lee Morgan)。 彼が「Lee Morgan Vol. 3 (Blue Note BLP-1557)」の録音から約5ヶ月後の1957年08月25日、4枚目のリーダーアルバム「City Lights (Blue Note BLP-1575)」を録音しまし…

「Lee Morgan - Lee Morgan Vol. 3 (Blue Note) 1957」「クリフォードの思い出」の決定的名演含む3枚目

「クリフォードの思い出 (I Remember Clifford)」の決定的名演を含むアルバムが、天才トランぺッター、リー・モーガン(Lee Morgan)のブルーノート(Blue Note Records)第3弾となるアルバム「Lee Morgan Vol. 3 (Blue Note BLP-1557)」。 このアルバムは1…

「Lee Morgan Sextet (Vol. 2) (Blue Note) 1956」地味ながら充実した2枚目。

今回の「Lee Morgan Sextet (Blue Note BLP-1541) 」あるいは「Lee Morgan Vol. 2」と呼ばれ親しまれるアルバムは、1956年11月のデビュー・アルバムから約1ヶ月後の1956年12月に録音された天才少年リー・モーガン(Lee Morgan)のブルーノートにおける2枚…

「Lee Morgan - Indeed! (Presenting Lee Morgan) (Blue Note)」早熟の天才トランぺッター登場

「Indeed! (Blue Note BLP-1538)」は、地元フィラデルフィアで活動している頃から「神童」と称賛されていた早熟の天才トランぺッター、リー・モーガン(Lee Morgan)のブルーノート(Blue Note Records)におけるデビュー・アルバムです。 記念すべきデビュ…

「Paul Chambers - Paul Chambers Quintet (Blue Note) 1958」良好なるハード・バップ

「Paul Chambers Quintet(Blue Note BLP-1564)」は、天才ベーシスト、ポール・チェンバース(Paul Chambers)がブルーノート(Blue Note Records)の名盤ひしめく1500番台に残した3枚のリーダーアルバム中、2枚目にあたります。 なお、ブルーノートだけ…

「Thelonious Monk - Thelonious In Action (Riverside) 1958」ファイブ・スポットでのライブ盤

1958年08月07日、リバーサイド(Riverside Records)は、孤高の天才、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)率いるカルテットのライブ録音を行いました。 ライブ会場は、ニューヨークにある有名な「ファイブ・スポット(Five Spot Cafe)」。 今回のライブ…

「Thelonious Monk - Straight, No Chaser (Columbia) 1966」何故か「荒城の月」が聴けるアルバム

「孤高の天才」、名作曲家でピアニストのセロニアス・モンク(Thelonious Monk)が、滝廉太郎作曲「荒城の月」をジャズアレンジで演奏しているバージョンが、今回紹介するアルバム「Straight, No Chaser (Columbia CS-64886)」に収録されております。 テナー…

「Thelonious Monk - Underground (Columbia) 1968」五目味的なアルバム

ジャズ界隈ならずロック界隈からも「孤高の天才」と人気の高い、名作曲家でピアニストのセロニアス・モンク(Thelonious Monk)。 ブルーノート(Blue Note Records)を皮切りに幾つかのマイナー・レーベルを経て、アメリカのメジャー・レーベル、コロンビア…

「Thelonious Monk - Thelonious Monk and Sonny Rollins (Prestige) 1954」ロリンズとモンクの共演盤

モダンジャズ・サックスの巨人であり一時期、世界中のモダン・テナーサックス奏者のお手本となった、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)と、孤高の天才、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)の共演を集めた拾遺集が、今回の「Thelonious Monk and Sonny R…

「Thelonious Monk - Thelonious Monk With John Coltrane (Jazzland) 1957」コルトレーンとモンクの邂逅

1957年は丁度、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)は40歳になった年のようです。 1951年の身代わり逮捕から没収されていた「キャバレー・カード」を、パトロンであったニカ男爵夫人らの尽力により再交付。 ジャズクラブ「ファイブ・スポット(Five Spot …

「Thelonious Monk and Gerry Mulligan - Mulligan Meets Monk (Riverside) 1957」モンクとマリガン、奇跡の瞬間を捉えた名盤

「Mulligan Meets Monk (Riverside RLP-1106)」はタイトル通り、孤高の天才ピアニスト、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)と、ウエスト・コースト・ジャズ界隈の人気者、ジェリー・マリガン(Gerry Mulligan)の共演を記録した、一期一会的なアルバム。…

「Thelonious Monk – The Unique (Riverside) 1956」モンク・トリオのスタンダード集

1956年04月に録音された切手風味のジャケットが印象的な「The Unique Thelonious Monk (Riverside RLP12-209) 」は、セロニアス・モンク(Thelonious Monk)のトリオ編成によるジャズ・スタンダード集。 ただ1曲、「Memories Of You」だけは、セロニアス・…