加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

ブッカー・リトル(Booker Little)

Young Men From Memphis – Down Home Reunion (United Artists) 1959

1959年04月15日に録音された、リーダーが誰かすら明確でないブローイング・セッション風のアルバム「Young Men From Memphis – Down Home Reunion (United Artists Records UAS-5029)」。 実力派あるものの、どちらかという玄人好みなメンバー、まあ、こうい…

Max Roach - Award Winning Drummer (Time) 1959

人気絶頂だったマックス・ローチ(Max Roach)率いるクインテットは1956年06月26日、天才トランペッターであったクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)とピアニストのリッチー・パウエル(Richie Powell)を、雨降る深夜における交通自損事故で失った事…

「Eric Dolphy - Far Cry (New Jazz) 1960」リトル&ドルフィー・コンビによるスタジオ録音

マルチリード奏者のエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)が、トランペット奏者ブッカー・リトル(Booker Little)とコンビを組んでスタジオ録音したアルバムが、「Far Cry (New Jazz NJLP-8270)」です。 バンドを支えるリズム隊は、ピアノのジャッキー・バイ…

「Eric Dolphy - Here And There (Prestige)」1961年に録音されたライブ中心の拾遺集

マルチ・リード奏者エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)が、プレステッジ(Prestige/New Jazz Records)に残したライブ録音や未発表曲、別テイクなどからなるアルバムが「Here And There (Prestige PR-7382) 」です。 拾遺集であるため後年、CD化された際…

「Eric Dolphy And Booker Little - Memorial Album (Prestige) 1961」双頭バンドのライブ第3弾

マルチ・リード奏者エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)と、トランペト奏者ブッカー・リトル(Booker Little)が結成した双頭バンドが1961年07月16日、ニューヨークの「ファイブ・スポット・カフェ(Five Spot Cafe)」で行ったライブ録音の第3弾は、二人…

「Eric Dolphy - At The Five Spot Vol. 2 (Prestige) 1961」短命だった双頭バンドのライブ第2弾

マルチ・リード奏者エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)と、トランペット奏者ブッカー・リトル(Booker Little)が結成した双頭バンドは、短命ながらも充実したライブ録音を残しました。 その1961年07月16日にニューヨークの「ファイブ・スポット・カフェ(…

「Max Roach - Complete 1958-1959 "Plus Four" Sessions (Jazz Connections)」ニューポートでのブッカー・リトルの快演

ビバップの時代にはチャーリー・パーカー(Charlie Perker)、バド・パウエル(Bud Powell)らと共演し、ハードバップ時代の「ブラウン‐ローチ・クインテット(Brown-Roach Quintet)」で人気を決定的にしたドラマーのマックス・ローチ(Max Roach)。 2008…

「Eric Dolphy - At The Five Spot Vol. 1 (New Jazz) 1961」双頭バンドが残した壮絶なるライブ盤

「At The Five Spot Vol. 1 (New Jazz NJLP-8260)」は、マルチ・リード奏者のエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)とトランペッター、 ブッカー・リトル(Booker Little)との双頭バンドによる1961年07月、ニューヨークのライブスポット、ファイブ・スポット…

「Booker Little – Booker Little (Time) 1960」伝統から突き抜けた奔放なフレーズが魅力のトランぺッター

クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)と同様、短命ながらマックス・ローチ(Max Roach)や、エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)との共演で、強烈な印象を残すトランぺッターが、今回ご紹介するブッカー・リトル(Booker Little)。 伝統から突き抜け…