加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

◆Piano Trio

「Bud Powell - The Time Waits (Blue Note) 1958」フィリー・ジョーのドラムに賛否あり

天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)のブルーノート(Blue Note Records)第4弾「The Time Waits (Blue Note BST-81598)」は、ドラムスにフィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones)、ベースにサム・ジョーンズ(Sam Jones)を迎えたトリ…

「Bud Powell - The Amazing Bud Powell Vol. 3 - Bud! (Blue Note) 1957」パウエルのブルーノート復帰第1弾

1957年08月03日に録音された「The Amazing Bud Powell Vol. 3 - Bud! (Blue Note BLP-1571)」は天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)のブルーノート(Blue Note Records)復帰第1弾となるアルバムです。 以前、トリオ編成にて行われた録音が1953年…

「The Three Sounds - Introducing The 3 Sounds (Blue Note) 1958」金太郎飴的な人気ピアノ・トリオ

ブルーノート(Blue Note Records)の名盤ひしめく1500番台のトリを飾るアルバムが以前、他のブログで取り上げた際「偉大なるマンネリズム」と書いたバンド、スリー・サウンズ(The Three Sounds)の「Introducing The 3 Sounds (Blue Note BST-81600)」です…

「Kenny Drew - The Kenny Drew Trio (Riverside) 1956」小粋で洗練されたブルース・フィーリング

今回は、ケニー・ドリュー(Kenny Drew)のトリオ編成による、1956年09月録音の「The Kenny Drew Trio (Riverside RLP12-224)」です。 バックを務めるのは当時、いずれもトランペット奏者・マイルス・デイヴィス(Miles Davis)のレギュラーメンバーであり、…

「Herbie Nichols - The Prophetic Herbie Nichols Vol. 1&2 (Blue Note) 1955」摩訶不思議な曲満載のアルバム

最初にブルーノート(Blue Note Records)がレコード番号5000番台の10インチレコードを発売していた時期におけるアルフレッド・ライオン(Alfred Lion)の傾向というか嗜好を。 ブルーノートを立ち上げた熱意そのままに、商業的な成功は二の次で、惚れ込ん…

「Duke Jordan - Two Loves (SteepleChase) 1973」「Flight To Denmark」と同日録音、動のアルバム

デューク・ジョーダン(Duke Jordan)の「Two Loves (SteepleChase SCS-1024)」は、同日録音の 「Flight To Denmark(SteepleChase SCS-1011)」を「静のアルバム」とすると、対をなす「動のアルバム」です。 確か新発田高校の部活で意図せずビックバンド・ジ…

「Duke Jordan - Flight To Denmark (SteepleChase) 1973」日本での人気を決定付けたアルバム

1970年代、ジャズ界では「ハード・バップ・リバイバル」なる動きがあったようです。 1960年代のフリージャズやファンキージャズ隆盛で冷や飯喰わされ、米国に見切りをつけてヨーロッパに移住していたハード・バップを得意とするミュージシャン、特にピアノス…

「Bud Powell - Jazz At Massey Hall Vol. 2 (Debut) 1953」伝説のマッセイホールでのトリオ録音

「Jazz At Massey Hall (Debut DEB-124)」は1953年05月15日、カナダ・トロントの「Massey Hall」で開催されたビバップの巨人達が競演する歴史的なコンサートの実況録音盤ですが・・・。 もう1枚、同日録音の「Jazz At Massey Hall Vol. 2 (Debut DLP-3)」が…

「Jimmy Jones - Jimmy Jones Trio (Vogue/Swing)1954」小粋なピアノトリオ、マニアご用達

ジミー・ジョーンズ(Jimmy Jones)の「Jimmy Jones Trio (Vogue/Swing)1954」は1954年10月、サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan)欧州ツアーに同行した時にパリで録音されたもの。 かなり控えめですが、ドラムはロイ・ヘインズ(Roy Haynes)だったりします。 …

「Don Friedman – A Day In The City (Riverside)1961」エヴァンス派の番頭格

「Don Friedman – A Day In The City (Riverside)」は、白人系叙情派ピアニスト、ドン・フリードマン(Don Friedman)の初リーダーアルバム。 日本ではビル・エヴァンス(Bill Evans)派の番頭格というイメージが強いかと思われます。 ポートレイト・イン・…

「Dodo Marmarosa - Dodo's Back! (Argo) 1962」飽きのこないスルメ盤的アルバム

ドド・マーマローサ(Dodo Marmarosa)が、アーゴ・レコードに残した「Dodo's Back! (Argo LP-4012)」。 棚で見つけると、つい聴きたくなってしまうピアノ・トリオ盤の1枚です。 私にとっては、飽きのこないスルメ盤的アルバム。 www.youtube.com ドド・マ…

「Duke Pearson - Profile (Blue Note) 1959」知性派ピアニストの耽美的なピアノトリオ

知性派ピアニスト、デューク・ピアソン(Duke Pearson)の人気アルバム「Profile (Blue Note BST-84022) 」 『PROFILE DUKE PEARSON a lyrical pianist... with a fine sense of time and gynamics... ideas of clarity and brightness... a flowing, effort…

「Herbie Hancock - Inventions And Dimensions (Blue Note) 1963」野心と冒険心溢れるアルバム

ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)の「Inventions And Dimensions (Blue Note BST-84147)」は、「ピアノ・トリオ+パーカッション」という編成で録音された、野心と冒険心溢れるアルバム。 珍しい編成ながら、なかなか聴き応えのある1枚。なので私は…

「Wynton Kelly - Kelly Blue (Riverside) 1959」小粋なトリオとゴルソンハーモニー(推定)

「Wynton Kelly Trio & Sextet - Kelly Blue (Riverside)」は、ウイントン・ケリー(Wynton Kelly)が、ビル・エヴァンス (Bill Evans)の後釜ピアノストとして、マイルス・デイビス(Mlies Davis)のバンドに参加した直後の作品。 しかも、02月19日(Sextet…

「Horace Parlan - Headin' South (Blue Note) 1960」ハンディキャップから生まれた独特の奏法、どす黒いピアノトリオ

ホレス・パーラン(Horace Parlan)の「Headin' South (Blue Note BST-84062)」。 「Us Three (Blue Note BST-84037)」でお馴染みのトリオに、コンガのレイ・バレット(Ray Barretto)を加えた、クラブDJご用達の人気盤であるとか。 アス・スリー(SHM-CD) …

「Bud Powell - The Bud Powell Trio (Roost)」ピアノトリオの頂点

ビバップ・ピアノの始祖とも言うべきミュージシャンが、バド・パウエル(Bud Powell)。 初リーダー録音を含むアルバムが、この「The Bud Powell Trio (Roost)」、邦題は「バド・パウエルの芸術」なんだそうで。 識者からは、ビバップ・スタイルでのピアノト…

「Duke Ellington - Money Jungle (United Artists) 1962」無骨すぎるピアノトリオ

デューク・エリントン(Duke Ellington)は、カウント・ベイシー(Count Basie)と並び、ジャズの有名ビックバンドを率いるバンド・リーダー。 ちなみにデューク(Duke)は公爵、カウント(Count)は伯爵なんだそうです。 きら星の如きスター・プレイヤーを…

「甲田まひる a.k.a Mappy - PLANKTON (three blind mice) 2018」若手ビバップスタイルのピアニスト

甲田まひる、2001年5月24日生まれ。このアルバム「PLANKTON (three blind mice)」が録音された2018年で若干17歳。 「Mappy」の愛称で、ファッション誌の連載やモデルとしても活躍しているそうです。 2017年から東京都内のライブハウスを中心に、ジャズ・ピア…

「Ray Briant - Ray Briant Trio (Prestige) 1957」ピアノ・トリオ屈指の名盤

上品なタッチ。程よくブルージーで、程よくファンキー。 アルバム冒頭「ゴールデン・イヤリングス(Golden Earrings)」の気品漂う演奏から始まる「Ray Briant Trio (Prestige)」は、レイ・ブライアント(Ray Bryant)というより、数多あるジャズ・ピアノ・…

「Armad Jamal Trio At The Pershing - But Not For Me (Argo) 1958」あのマイルスが惚れ込んだピアニスト

アーマッド・ジャマル(Armad Jamal)のライブアルバム「Armad Jamal Trio At The Pershing - But Not For Me (Argo)」は、「ポインシアーナ(Poinciana)」の名演を含むベストセラー・アルバムです。 その軽快で屈託のないピアノスタイルは、あのマイルス・…

「The Amazing Bud Powell Vol. 5 - The Scene Changes (Blue Note) 1958」ジャズ喫茶の人気盤

「The Scene Changes (Blue Note)」は、モダンジャズピアノの巨人、バド・パウエル(Bud Powell)が、トリオ編成でブルーノート(Blue Note Records)に録音した渡欧直前の録音です。 日本では1曲目に収録された「クレオパトラの夢(Cleopatra's Dream)」…

「Chick Corea Akoustic Band – Alive (GRP GRD-9627) 1991」技巧派ミュージシャン達の宴

人気ピアニスト、チック・コリア(Chick Corea)がアコーステック・バンド名義で発売したスタジオ・ライブ・アルバムが「Alive (GRP GRD-9627)」。 ビデオも発売されており、私は映像版をLD(レーザーディスク)で所持しております。 スタジオ・ライブなの…

「Sonny Clark - Sonny Clark Trio (Blue Note BST-81579)1957」春の光ほのかに

色とりどりに塗られたピアノの鍵盤(黒鍵)が踊る印象的なジャケットでお馴染みの「Sonny Clark Trio (Blue Note BST-81579)」。 ブルーノートでは顔馴染みのメンバーが、ソニー・クラーク(Sonny Clark)をリーダーとするトリオ編成で録音したアルバム、と…

「Oscar Peterson - We Get Requests (Verve) 1964」超絶技巧ピアニストが魔境に残した名盤

カナダ出身の超絶技巧を誇るピアニスト、オスカー・ピーターソン(Oscar Peterson)。 彼が残した超有名盤が「We Get Requests (Verve) 」、邦題「プリーズ・リクエスト」です。 日本では長年、オーディオ装置のシステムチェックに用いられるほど「録音が良…

「Bill Evans - Waltz For Debby +4 (Riverside)1962」不朽の名盤想定外の続編

「Bill Evans - Sunday At The Village Vanguard」が発売された翌1962年、1961年07月に急死したベースのスコット・ラファロ(Scott LaFaro)追悼盤として「Waltz For Debby」が発売された様です。 「不朽の名盤想定外の続編」が、不幸な事故をきっかけにして…

「Bill Evans - Sunday At The Village Vanguard +5 (Riverside)1961」不朽の名盤

ビル・エヴァンス(Bill Evans)が結成した、革新的なトリオ。 革新的である要因はスコット・ラファロ(Scott LaFaro)のピアノと対等に自己主張するベースであることに異論がある人は、まず居ないかと思われます。 彼ら革新的なトリオが残したライブアルバ…