加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

「The Three Sounds - Moods (Blue Note) 1960」美女ジャケットが魅惑の人気盤

スリー・サウンズ(The Three Sounds)の人気盤で、物憂げな美女がカラー・ジャケットを飾る印象的なアルバムが、「The Three Sounds - Moods (Blue Note BLP-4044)」。

 

「The Three Sounds - Moods (Blue Note) 1960」美女ジャケットが魅惑の人気盤

気になるジャケットを登場する美女は、ルース・メイソン(Ruth Mason)さん。ラジオDJを経て、個人経営のブルーノート(Blue Note Records)に合流。アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)を公私共に支え、後にライオンと結婚された方です。

 

 

「The Three Sounds - Moods (Blue Note) 1960」美女ジャケットが魅惑の人気盤


なお、スリー・サウンズ(The Three Sounds)は、ピアノのジーン・ハリス(Gene Harris)、ベースのアンドリュー・シンプキン(Andrew Simpkins)、ドラムスのビル・ダウディ(Bill Dowdy)の3名からなるユニットです。

 


今回ご紹介する1960年06月28日のセッションは2枚のアルバム「The Three Sounds - Moods (Blue Note BLP-4044)」と、「The Three Sounds - Feelin' Good (Blue Note BLP-4072)」に分散収録されております。

 

フィーリン・グッド

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また「The Three Sounds - Moods (Blue Note BLP-4044)」の収録されたうち7曲は、4枚のシングル「The Three Sounds - Li'l Darlin' / Loose Walk (Blue Note 45-1791)」、「The Three Sounds - I'm Beginning To See The Light / Tammy's Breeze (Blue Note 45-1792)」、「The Three Sounds - On Green Dolphin Street / Love For Sale (Blue Note 45-1793)」、「The Three Sounds - Things Ain't What They Used To Be, Part 1 & 2 (Blue Note 45-1794)」として発売されている模様。

 

 

1曲目「Love For Sale」は、有名なるコール・ポーターCole Porter)の作品。

 


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冒頭のアンドリュー・シンプキン(Andrew Simpkins)のベース・ソロのバックでドラムスとピアノが刻むバッキング・パターンが、モールス信号みたいで面白いですね。

 


2曲目「昔は良かったね(Things Ain't What They Used To Be)」は、デューク・エリントンDuke Ellington)楽団の演奏でお馴染みの曲。

 

シンバル・レガートでスイング感が出せるぎりぎりのテンポで演奏されており、重厚なリズムをバックに、前のめり気味に弾かれるピアノが強烈なファンキー感を醸し出しております。

 

3曲目「On Green Dolphin Street」は、ザクザクとブラシで刻まれるリズムが心地よい刺激を与えてくれる1曲です。

 


4曲目「Loose Walk」は、ソニー・ステット(Sonny Stitt)名義のブルースですが、これ、クリフォード・ブラウンClifford Brown)とマックス・ローチMax Roach)の双頭バンドが演奏していた「The Blues Walk」と同じ曲ですね。

 


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ここでスリー・サウンズ(The Three Sounds)は、軽快なテンポで演奏をスタートし、途中から、かなりファンキーで熱を帯びた演奏を繰り広げております。

 


5曲目「Lil Darlin'」は、作編曲者でトランペット奏者でもあるニール・ヘフティ(Neil Hefti)の作品で、アフリカン・アメリアン独特のダウン・トゥ・アースとでも表現すべき、かなりタメを効かせた演奏を聴かせてくれます。

 

 

6曲目「I'm Beginning To See The Light」も、デューク・エリントンDuke Ellington)楽団の曲ですかね。

 

テーマの冒頭部、ベース、ドラムスが楽器を弾かずハンドクラップでピアノだけがファンキーにブロック・コードを弾きまくるという演出も面白いです。

 

7曲目「Tammy's Breeze」は、ジーン・ハリス(Gene Harris)のオリジナルであり、小粋なメロディをブロックコードでファンキーに盛り上げております。

 


8曲目「Sandu」は、クリフォード・ブラウンClifford Brown)作曲のブルース。

 


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ソロ冒頭、ザクザクと刻まれる行進に使われる様なリズム・パターンをバックに、ブロック・コードを多用したソロで盛り上げるジーン・ハリス(Gene Harris)の迫力あるピアノが素晴らしいです。

 

 

The Three Sounds - Moods (RVG)
Blue Note BLP-4044 / 東芝EMI TOCJ-9058 [1998.11.26]


side 1 (A)
01. Love For Sale (Cole Porter)  6:37
02. Things Ain't What They Used To Be (M. Ellington, T. Persons)  8:53
03. On Green Dolphin Street (Kaper, N. Washington)  5:40

side 2 (B)
04. Loose Walk (Richards, Stitt)  4:55
05. Lil Darlin' (Neil Hefti)  4:52
06. I'm Beginning To See The Light (George, Ellington, James, Hodges)  2:28
07. Tammy's Breeze (Gene Harris)  4:28
08. Sandu (Clifford Brown)  4:22


The Three Sounds - Gene Harris (p, celeste) Andrew Simpkins (b) Bill Dowdy (ds)

June 28, 1960 at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.

 

 

以前にご紹介したスリー・サウンズ(The Three Sounds)関連のアルバム紹介も貼っておきます。

 

kaji-jazz.hatenablog.com

 

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