加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

「Horace Parlan – Us Three (Blue Note) 1960」インパクト大なタイトル曲の壮絶なる演奏

1960年04月20日に録音されたアルバム「Us Three (Blue Note BLP-4037)」は、ピアノのホレス・パーラン(Horace Parlan)、ベースのジョージ・タッカー(George Tucker)、ドラムスのアル・ハレウッド(Al Harewood)というメンバーによる人気盤です。

 

「Horace Parlan – Us Three (Blue Note) 1960」インパクト大なタイトル曲の壮絶なる演奏

特に、ジョージ・タッカー(George Tucker)の強力なベース・ソロから始まる1曲目「Us Three」のインパクトは凄まじく、ブルーノート(Blue Note Records)屈指の名演として、数多のオムニバス盤に収録されている人気曲でもあります。

 

「Horace Parlan – Us Three (Blue Note) 1960」インパクト大なタイトル曲の壮絶なる演奏

※一度買ったレコードは、ドナドナしてしまっているので、写真は「Discogs」から

 

 

1曲目「Us Three」は、ホレス・パーラン(Horace Parlan)の自作曲。

 


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ジョージ・タッカー(George Tucker)の強力なベース・ソロから始まり、ホレス・パーラン(Horace Parlan)の執拗に繰り返されるフレーズが演奏が進むにつれ、視聴者の心を捉えて離さない「呪文」の様な効果を発揮していきます。

 


2曲目「I Want To Be Loved」は、耽美的なバラッド演奏。


3曲目「Come Rain Or Come Shine」は、スイング深めのこれまた耽美的な演奏。


4曲目「Wadin'」は、ホレス・パーラン(Horace Parlan)の自作曲であり、1960年07月14日録音のアルバム「Speakin' My Piece (Blue Note BLP-4043)」では、タレンタイン兄弟を加えたクインテット編成で演奏されております。

 


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冒頭、重厚なベースに導かれ、かなりねっとりとスイングするホレス・パーラン(Horace Parlan)の何とどす黒い事か・・・。

 

 

 

5曲目「The Lady Is A Tramp」は、比較的軽快にスイングする1曲。


6曲目「Walkin'」も、どす黒く、かなりねちっこくスイングする演奏となっております。


7曲目「Return Engagement」は、ホレス・パーラン(Horace Parlan)の自作曲。

 


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テーマ部では軽快にスイングしているものの、ソロに入るとやはりどす黒さが目立つ、(私含め)その手の演奏が好きな皆様には、たまらない感じとなります。

 

 

Horace Parlan – Us Three (RVG)
Blue Note BLP-4037 / 東芝EMI TOCJ-7008 [2006.0620] Blue Note RVG 

side 1 (A)
01. Us Three (Horace Parlan)  4:33
02. I Want To Be Loved (Churchill)  4:50
03. Come Rain Or Come Shine (Arlen, Mercer)  6:25
04. Wadin' (Horace Parlan)  5:52

side 2 (B)
05. The Lady Is A Tramp (Hart, Rodgers)  7:08
06. Walkin' (Richard Carpenter)  7:05
07. Return Engagement (Horace Parlan)  4:50


Horace Parlan (p) George Tucker (b) Al Harewood (ds) 
April 20, 1960 at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.

 

 

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ホレス・パーラン(Horace Parlan)関連のアルバム紹介記事は下記リンクからどうぞ・・・。

 

kaji-jazz.hatenablog.com

 

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