2023-01-01から1年間の記事一覧
チャーリー・パーカー(Charlie Parker)直系のアルトサックス奏者であり、1950年代後半にソウルフルでファンキーなアルバム「Blues Walk (Blue Note BST-81593)」が人気となったルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)。 kaji-jazz.hatenablog.com ソウルフル…
今回のアルバムは、イギリス連邦加盟国の一つ、ジャマイカ(Jamaica)のキングストン(Kingston)出身で、ヨーロッパで活動した後、アメリカに移住してきたディジー・リース(Dizzy Reece)のブルーノート(Blue Note Records)第2弾で、1959年11月19日に録…
「ホーン奏者の様にシングルトーンでソロをとる事が出来る」という理由で、ブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)のお気に入りだったケニー・バレル(Kenny Burrell)。 ケニー・バレル(Kenny Burrell)は普…
スリー・サウンズ(The Three Sounds)はピアノのジーン・ハリス(Gene Harris)、ベースのアンドリュー・シンプキン(Andrew Simpkins)、ドラムスのビル・ダウディ(Bill Dowdy)の3名からなるユニットです。 1959年05月20日に録音された10曲中8曲が、…
1958年10月30日に世界的な大ヒットを記録した「Art Blakey And The Jazz Messengers - Moanin' (Blue Note BLP-4003)」を録音し、続く欧州巡業の熱狂的な歓迎を受けたアート・ブレイキー(Art Blakey)率いるジャズ・メッセンジャーズ(The Jazz Messengers…
ホレス・シルヴァー(Horace Silver)脱退後のジャズ・メッセンジャーズ(The Jazz Messengers)は、ブルーノートのオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が録音を控えるほど、タガが緩んでおりました。 そんなバンドの再建を引き受けたのが、作…
ピアノのジーン・ハリス(Gene Harris)、ベースのアンドリュー・シンプキン(Andrew Simpkins)、ドラムスのビル・ダウディ(Bill Dowdy)の3名からなるユニットであるスリー・サウンズ(The Three Sounds)。 程よくファンキー、程よくソウル風味をまぶし…
1950年代前半からチャーリー・パーカー(Charlie Parker)直系のアルトサックス奏者として頭角を現したルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)。 kaji-jazz.hatenablog.com 1950年代後半にはソウルフルでファンキーな路線にシフトし、ピアノのハーマン・フォス…
ハード・バップ全盛期のブルーノート(Blue Note Records)に抱く、我々日本人が持つイメージとは少しかけ離れた、ほのぼのムード満点のトロンボーン奏者であるベニー・グリーン(Bennie Green)。 ブルーノート(Blue Note Records)1500番台での第2弾とし…
ブルーノート(Blue Note Records)4000番台の紹介を進めているのですが・・・。 次回紹介予定の「Walkin' & Talkin' (Blue Note BST-84010)」を聴き始めたら、1500番台の最後の方で紹介し損ねた、トロンボーン奏者ベニー・グリーン(Bennie Green)がリーダ…
ブルーノート(Blue Note Records)に一番長く在籍し、数々のヒット・アルバムを生み出したホレス・シルヴァー(Horace Silver)。 どうせなんで、ホレス・シルヴァー(Horace Silver)クインテットが、歴代最強メンバーだと皆が考える、ブルー・ミッチェル…
長年、ブルーノート(Blue note Records)の録音とマスター音源作成に関わるルディ・ヴァン・ゲルダー(Rudy Van Gelder)が学生時代ではありますが、トランペットの演奏経験があるからか・・・ブルーノートが録音したアルバム群で聴けるトランぺットは、音…
アート・ブレイキー(Art Blakey)をリーダーとし、1958年11月09日に録音されたアルバム第2弾「A Message From Blakey – Holiday For Skins Vol. 2 (Blue Note BST-84005)」。 1957年03月07日に録音された「Orgy In Rhythm Vol.1,2 (Blue Note BLP-1554/155…
アート・ブレイキー(Art Blakey)をリーダーとし、1958年11月09日に録音されたハードバップ風味な「リズムの饗宴」を記録したセッションの第1弾が、アルバム「A Message From Blakey – Holiday For Skins Vol. 1 (Blue Note BST-84004)」です。 このアルバ…
1957年08月25日と1858年02月25日の2日間に渡り、ニューヨークの「Manhattan Towers」で行われた「ブルーノート・オールスターズ」による豪華なジャム・セッションを収録したアルバム「The Sermon! (Blue Note BLP-4011)」。 これはビバップ・オルガンの始祖…
ジャズ・オルガンの演奏スタイルとイメージを革新したジミー・スミス(Jimmy Smith)はデビュー直後から早々に人気ミュージシャンとなり、商売下手だと伝わるブルーノート(Blue Note Records)に、少なからぬ売り上げをもたらした様です。 そんな人気者の彼…
今回はジャズ界の巨人の一人、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のブルーノート(Blue Note Records)最終作であり、きら星の如き名盤ひしめく4000番台の冒頭を飾るアルバム「Newk's Time (Blue Note BLP-4001)」のご紹介です。 さて、アルフレッド・ライオ…
レイ・ブラウン(Ray Brown)の強力なるウォーキング・ベースに対抗出来て、しかも煽る事が出来る存在としてエルヴィン・ジョーンズ(Elvin Jones)の参加は、正解だよなあ・・・と、思わず納得してしまうアルバムが、1977年06月22~24日に録音された「Somet…
テナー・サックス界の巨人、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のアルバム「Moving Out (Prestige PRLP-7058)」は、典型的なハード・バップといった風情の良盤だと思います。 1954年08月18日に録音された1~4曲目でバックを固めるのはケニー・ドーハム(Ke…
チャーリー・パーカー(Charlie Parker)が編み出した、アルト・サックスによるビバップ奏法を習得した一人である、ソニー・クリス(Sonny Criss)。 1970年代に突如おこなった「ビバップ・リバイバル」なる動きと連動し、日本でも来日公演が企画されるほど…
チャーリー・パーカー(Charlie Parker)に肉薄する超絶技巧の持ち主であるサックス奏者、ソニー・ステット(Sonny Stitt)が1955年12月の15日と16日の2日間に渡り録音したアルバム「Sonny Stitt Plays (Roost LP-2208)」は、私が買ったCDの帯によると「…
クール・ジャズ、ボサ・ノヴァと時代にあった演奏スタイルに変遷しつつも、自身の演奏にはあまりブレを感じさせないスタン・ゲッツ(Stan Getz)。 自身の演奏スタイルをそれほど変えず、その時代にあった演奏スタイルを得意とするミュージシャンをバックに…
ベニー・ゴルソン(Benny Golson)が書くトランペット、トロンボーン、テナーサックスによる中~低域を生かした重厚な3管アンサンブルが魅力のバンド「The Jazztet」。 そんな「The Jazztet」が1961年にシカゴの「Birdhouse」で行ったライブを収録したアル…
南西ドイツ放送局(SWR)が保有していたアーカイヴ音源から、クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)が豪華なビッグバンドを率いて1961年03月15日、ドイツのルートヴィヒスハーフェン(Ludwigshafen)で行ったライブで演奏された13曲を収録したアルバムが…
アート・ファーマー(Art Farmer)が、ライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton)楽団で一緒に演奏したクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)とジジ・グライス(Gigi Gryce)を迎え、4管編成のアンサンブルをバックに演奏した快作が、このアルバム「The A…
名曲「Moanin'」の大ヒットで一躍、世界的な人気者となったアート・ブレイキー(Art Blakey)率いるジャズ・メッセンジャーズ(The Jazz Messengers)が、ヨーロッパに移住したバド・パウエル(Bud Powell)、フランスのサックス奏者バルネ・ウィラン(Barne…
ジャズ・ピアニスト、クラッシックの指揮者兼ピアニスト、映画音楽の作曲、編曲、音楽監督と多彩すぎる音楽的な才能を遺憾なく発揮したアンドレ・プレヴィン(Andre Previn)。 一例を挙げると、1964年制作のミュージカル映画「マイ・フェア・レディ(My Fai…
オリバー・ネルソン(Oliver Nelson)とアーニー・ウィルキンス(Ernie Wilkins)が編曲した重厚なアンサンブルと、オリバー・ネルソンの代表曲「The Stolen Moment (Stolen Moments)」が4曲目に収録されている事で(私含む一部)ジャズ・マニアが興味を示…
マルチリード奏者のエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)が、トランペット奏者ブッカー・リトル(Booker Little)とコンビを組んでスタジオ録音したアルバムが、「Far Cry (New Jazz NJLP-8270)」です。 バンドを支えるリズム隊は、ピアノのジャッキー・バイ…
ピアニストのマル・ウォルドロン(Mal Waldron)をリーダーに据えたアルバムが「The Quest (New Jazz NJLP-8269)」です。 濃い目なテナー・サックス奏者ブッカー・アーヴィン(Booker Ervin)の参加が珍しいですが、残りはマルチリード奏者であるエリック・…