ピアニストのキース・ジャレット(Keith Jarrett)が、ベースのゲイリー・ピーコック(Gary Peacock)、ドラムスのジャック・ディジョネット(Jack DeJohnette)らと結成した通称「スタンダーズ・トリオ」。
1985年07月02日、パリの「Palais Des Congres」におけるライブを収録したアルバムが「Standards Live (ECM Records ECM-1317)」です。
これまでキース・ジャレット(Keith Jarrett)のアルバムをある程度、順序だてて聴いた事がなかったのですが。
通称「スタンダーズ・トリオ」の一連のアルバムをこうして順序だてて聴いて見ると、オリジナル曲を素材にソロ、トリオ、アメリカン&ヨーロピアン・カルテットと様々なフォーマットで圧倒的なパフォーマンスを残してきたキース・ジャレット(Keith Jarrett)が、「スタンダード・ナンバー」というジャズ・ファンが最も親しみやすい素材を用い、神がかった演奏を聴かせてくれるのですから、まあ「スタンダーズ・トリオ」が世界的に人気が出ない訳無いよなあ・・・と、改めて思ったりします。
さて、「スタンダーズ・トリオ」の楽しみの一つが、どんな知られざる佳曲を演奏するかだったりしますが・・・。
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)好んで演奏した事でも有名な「Stella By Starlight」を1曲目を持ってきてますね。
また、ナット・アダレイ(Nat Adderley)が書いた佳曲「The Old Country」を最後に演奏しているのも、知られざる美メロ・スタンダードを積極的に演奏する「スタンダーズ・トリオ」らしいかな、と思ったりします。
Keith Jarrett - Standards Live
ECM Records ECM-1317 / Universal Music UCCU-9091 [2005.09.14]
side 1 (A)
01. Stella By Starlight (Ned Washington, Victor Young) 10:53
03. The Wrong Blues (Alec Wilder, William Engvick) 7:42
03. Falling In Love With Love (Lorenz Hart, Richard Rodgers) 8:04
side 2 (B)
04. Too Young To Go Steady (Harold Adamson, Jimmy McHugh) 9:47
05. The Way You Look Tonight (Dorothy Fields, Jerome Kern) 7:23
06. The Old Country (Curtis Lewis, Nat Adderley) 5:10
Keith Jarrett (p) Gary Peacock (b) Jack DeJohnette (ds)
July 2, 1985 at Palais Des Congres, Paris, France.