加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「Lou Donaldson - Quartet / Quintet / Sextet (Blue Note) 1952, 1954」初期ハードバップを様々な編成で楽しむ

ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)名義の10曲入り初12インチアルバムが「Quartet / Quintet / Sextet (BLP-1537)」です。 タイトル通り1952年06月20日のカルテット編成、1952年11月19日のクインテット編成、そして1954年08月22日のセクステット編成による…

「Jimmy Smith At The Organ Vol. 2 (Blue Note) 1957」ジミー・スミスのマラソン・セッション

ジミー・スミス(Jimmy Smith)をリーダーに据えたマラソン・セッションから拾遺された「Jimmy Smith At The Organ Vol. 2 (BLP-1552)」。 このアルバムでは、曲により若干メンバーが異なるカルテット編成で録音された初日(1957年02月12日)の2曲と、2日…

「Jimmy Smith At The Organ Vol. 1 (Blue Note) 1957」ブルーノート・オールスターズによるご機嫌な演奏

ジミー・スミス(Jimmy Smith)をリーダーに据えたマラソン・セッションから拾遺された「Jimmy Smith At The Organ Vol. 1 (BLP-1551)」。 このアルバムでは、マラソン・セッション初日(1957年02月12日)における、ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)との…

「Donald Byrd - At the Half Note Cafe Vol. 2 (Blue Note)」ファンキー・バードの決定的名演

ファンキー路線を突っ走る、ドナルド・バード(Donald Byrd)の代表的なライブ・アルバム「At the Half Note Cafe Volume 1 & 2」実質的には、ドナルド・バード(Donald Byrd)とペッパー・アダムス(Pepper Adams)による双頭バンドであったものの契約上の…

「Donald Byrd - At the Half Note Cafe Vol. 1 (Blue Note)」あのバンドより人気があったファンキー・バード

ファンキー・ジャズ全盛期に録音されたドナルド・バード(Donald Byrd)の大人気ライブアルバム「At the Half Note Cafe Volume 1」は、2枚に分散発売されたライブ・アルバム第一弾です。 実質的には、演奏仲間から「ナイフ」と表現されたドスの効いたゴリ…

「Kenny Drew - Undercurrent Blue Note BST-84059」怒涛の表題曲に酔いしれる

ケニー・ドリュー(Kenny Drew)が典型的なハードバップ・クインテット編成で録音したアルバム「Undercurrent (Blue Note BST-84059)」 このアルバムの目玉は誰が何と言おうと、「うーんハードバップって良いなあ」という語彙の乏しい感想しか浮かばない、超…

「Jackie McLean - Jackie's Bag (Blue Note)」ハードバップとブルージーな演奏

アルバム「Jackie's Bag (Blue Note BST-84051)」は、1959年01月18日に行われたジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)のハードバップ味溢れるブルーノート初リーダー録音と、ティナ・ブルックス(Tina Brooks)らが参加したブルージーな1960年09月01日の…