加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)が、ジャズの名盤について個人的感想を気まぐれに投稿。

「Sonny Rollins - Sonny Rollins Vol. 2 (Blue Note) 1957」ブルーノート・オールスター・メンバー集結

 テナーサックスの巨人、ソニー・ロリンズSonny Rollins)のブルーノート第2弾
Sonny Rollins Vol. 2 (Blue Note BLP 1558)」は、相方にハードバップトロンボーンの名手、J.J.ジョンソン(Jay Jay Johnson)を起用したクインテット編成での録音です。

 

「Sonny Rollins - Sonny Rollins Vol. 2 (Blue Note)」ブルーノート・オールスター・メンバー集結

このジャケット。

 

このタバコを吸っているポーズは、ジャンル問わずパク・・・いやリスペクトされることが多いみたいですね。

 

「Sonny Rollins - Sonny Rollins Vol. 2 (Blue Note)」ブルーノート・オールスター・メンバー集結

※ジャケット裏の写真は「Discogs」からお借りしました。


ドナルド・バードDonald Byrd)を相棒に起用した「Sonny Rollins Vol.1(BLP 1542)」最後の曲の勢いがブルーノート・オールスター・メンバー集結で、さらに加速。

 

 

さらに、ブルーノート(Blue Note Records)のオーナー、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が個人的にも親しく付き合っていたらしいセロニアス・モンクThelonious Monk)の贅沢過ぎるゲスト起用など、話題に事欠かないアルバムです。

 

 

1曲目もろハード・バップの「Why Don't I」。

 


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アート・ブレイキー(Art Blakey)のマーチ風ドラムが炸裂する2曲目「Wail March」は、文句なしの名演です。

 

つづくセロニアス・モンク参加の2曲も面白いです。

 


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ホレス・シルバーHorace Silver)とピアノを分け合い演奏する「Misterioso」では、ソロの時だけセロニアス・モンクと入れ替わるという、贅沢すぎる演出。

 

お次、ホレス・シルバーとJ.J.ジョンソン(Jay Jay Johnson)が抜ける「Reflections」では、完全にセロニアス・モンクのペースで演奏が進められます。

 

軽快な「You Stepped Out Of A Dream」。

 


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最後のバラッド「Poor Butterfly」まで途切れず凄い演奏が続きます。


絶好調な時期のソニー・ロリンズ、お見事!としか言いようのない内容でございます。

 

Sonny Rollins - Sonny Rollins Vol. 2 (RVG)
Blue Note BLP 1558 / 7243 4 97809 2 7 [1999] 24 Bit By RVG

side 1 (A)
01. Why Don't I (Sonny Rollins)  5:45
02. Wail March (Sonny Rollins)  6:11
03. Misterioso (Thelonious Monk)  9:24

side 2 (B)
04. Reflections (Thelonious Monk)  7:03
05. You Stepped Out Of A Dream (Kahn, Brown)  6:24
06. Poor Butterfly (Golden, Hubbell)  6:08


Jay Jay Johnson (tb #1-3,5,6) Sonny Rollins (ts) 
Horace Silver (p #1-3,5,6) Thelonious Monk (p #3,4) 
Paul Chambers (b) Art Blakey (ds) 

April 14, 1957 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.

 

ソニー・ロリンズ Vol.2

ソニー・ロリンズ Vol.2

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