スタンリー・タレンタイン(Stanley Turrentine)が「Time Records」に1960年01月に録音したアルバムが「Stanley Turrentine - Stan "The Man" Turrentine (Time S/2086)」です。
リズム隊のベースはジョージ・デュヴィヴィエ(George Duvivier)、ドラムスはマックス・ローチ(Max Roach)。
ピアノは7曲中3曲をトミー・フラナガン(Tommy Flanagan)、残る4曲をソニー・クラーク(Sonny Clark)が弾くという、贅沢な編成であります。
ブルーノート(Blue Note Records)では、ソウル・ジャズ路線のイメージが強いスタンリー・タレンタイン(Stanley Turrentine)ではありますが。
このアルバムにおいては、トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)とソニー・クラーク(Sonny Clark)というハード・バップ寄りのピアニストを起用している為か、ややソウル寄りのハード・バップ・アルバムに仕上がっている様な気がします(個人的な感想)。
軽快なテンポで始まる1曲目「Let's Groove」では、トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)がピアノを弾いております。
トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)の明るく軽快なピアノのバッキング、ジョージ・デュヴィヴィエ(George Duvivier)とマックス・ローチ(Max Roach)が生み出す重厚なリズムのうねりにのり、スタンリー・タレンタイン(Stanley Turrentine)もソウルフルながら軽快なソロを聴かせてくれます。
2曲目「Sheri」は、ソニー・クラーク(Sonny Clark)がピアノの席に座ってますね。
ピアノがソニー・クラーク(Sonny Clark)に代わる事で、スタンリー・タレンタイン(Stanley Turrentine)のテナー・サックスが、より陰影の濃いソウルフルな演奏に聴こえてきますね。
こんな感じで「Stanley Turrentine - Stan "The Man" Turrentine (Time S/2086)」は、トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)と、ソニー・クラーク(Sonny Clark)がピアノを弾いている時の違いを楽しみつつ、スタンリー・タレンタイン(Stanley Turrentine)のソウルフルなテナー・サックスをお楽しみいただけるアルバムだったりします。
Stanley Turrentine - Stan "The Man" Turrentine (1960)
Time S/2086 / Teichiku TECW-20633 [1997.12.17]
side 1 (A)
01. Let's Groove (Stanley Turrentine) 5:58
02. Sheri (Stanley Turrentine) 4:46
03. Stolen Sweets (B. Davis) 5:17
side 2 (B)
04. Mild Is The Mood (Elliot) 4:56
05. Minor Mood (Stanley Turrentine) 5:08
06. Time After Time (J. Styne-S. Cahn) 3:14
07. My Girl Is Just Enough Woman For Me (D. Fields-A. Hague) 4:40
Stanley Turrentine (ts) Tommy Flanagan (p #1,3,6) Sonny Clark (p #2,4,5,7)
George Duvivier (b) Max Roach (ds)
Januay 1960 in NYC.
スタンリー・タレンタイン(Stanley Turrentine)関連で以前、紹介したアルバムへのリンクも貼っておきます。