加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

「Dodo Greene - My Hour Of Need (Blue Note) 1962」初期ブルーノートでは希少なヴォーカル・アルバム

ルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が全てを仕切っていた頃のブルーノート(Blue Note Records)には、何故かヴォーカル「アルバム」が9000番台の2枚しかありません。

最初期から「シングル」用の録音は時々あった様なのですが、アルバム丸々1枚分の録音というのは、何故か存在しなかったという不思議。

 

「Dodo Greene - My Hour Of Need (Blue Note) 1962」初期ブルーノートでは希少なヴォーカル・アルバム

1962年に録音されたドド・グリーン(Dodo Greene)の「My Hour Of Need (Blue Note BST-89001)」は、その希少なヴォーカル9000番台最初のアルバムです。

 

先日、数年間狙っていた1996年に発売された「My Hour Of Need +6 (BN Connoisseur CDP 7243 8 52442 2 3)」が、シュリンクの一部が破れただけの「未開封CD」で、運よく入手出来たので。

ようやく入手出来た嬉しい気持ちが持続しているうちに、紹介してしまいます(笑)。

 

まあ、すでに2010年に発売された日本盤[EMI Music Japan TOCJ-8669]は入手してたんですけど・・・。

 

1962年09月の4曲と11月に録音された2曲の計6曲が聴けるのは、1996年発売のCDだけの様なので、適正価格で買えるまで、買うの控えていたという訳です。

 

「Dodo Greene - My Hour Of Need (Blue Note) 1962」初期ブルーノートでは希少なヴォーカル・アルバム

※ジャケット裏の写真は「discogs」からお借りしました。

 

アルバムのジャケット裏に掲載された写真からも判る通り、軽快なR&B風のリズムにのり、テナーサックスのアイク・ケベック(Ike Quebec)のソウルフルなテナーが全編で演奏を盛り上げております。

 

しかし、ゴスペル出身らしいドド・グリーン(Dodo Greene)の歌い方とか声質は、演奏をぼーっと聴いてると、1963年に急逝したダイナ・ワシントン(Dinah Washington)に似てますね。

 

ドド・グリーンは同業者の評価高い、いわゆる「ミュージシャンズ・ミュージシャン」であったそうなので、ヴォーカリストとしての実力は折り紙付きであった模様。

 

なお、ギターのグラント・グリーンGrant Green)も演奏に参加しておりますが、このアルバム「My Hour Of Need」及び追加収録された6曲では、目立った活躍を期待してはいけません。

メンバー見て、あー、なんだー、居たんだー、位の存在感です(笑)。

 

 

 

「21世紀版ブルーノート・ブック」における行方均さんの解説を眺めると、「I'll Never Stop Loving You」がドド・グリーン本人がベスト・トラックだと言っているそうなので、参考までに。

 


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トラディショナルナンバーである「Down By The River-Side」は、何故かデューク・ジョーダンDuke Jordan)が編曲を担当しているそうです。

 


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追加曲である「Everybody's Happy But Me」は、ピアノをバックに歌われております。

 

これを聴くと、他のオルガン入りナンバーと比べヴォーカルが明瞭に聴こえる感じがするので、いっその事、全編ピアノ入りのアルバムを作った方が良かったのではないかと思ったりもします。

 


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まあ若干、音薄いですが、1996年に発売された「My Hour Of Need +6 (BN Connoisseur CDP 7243 8 52442 2 3)」を購入される方が、ちょっとだけお得かもしれません。

 

「Dodo Greene - My Hour Of Need (Blue Note) 1962」初期ブルーノートでは希少なヴォーカル・アルバム

Dodo Greene – My Hour Of Need +6 (BN Connoisseur)
Blue Note BST-89001 / Blue Note CDP 7243 8 52442 2 3 [1996.06.16]

side 1 (A)
01. My Hour Of Need (Ira Kosloff)  4:55
02. Trouble In Mind (Richard M. Jones)  4:46
03. You Are My Sunshine (Jimmie Davis)  3:03
04. I'll Never Stop Loving You (Nicholas Brodszky, Sammy Cahn)  4:03
05. I Won't Cry Anymore (Al Frisch, Fred Wise)  3:47

side 2 (B)
06. Lonesome Road (Gene Austin)  4:15
07. Let There Be Love (Ian Grant, Lionel Rand)  3:29
08. There Must Be A Way (David Saxon, Sammy Gallop)  3:32
09. Down By The River-Side (Traditional / arr by Duke Jordan)  4:07
10. Little Things Mean A Lot (Carl Stutz, Edith Lindeman)  4:08

CD Bonus Tracks
11. You Don't Know Me (E. Lindeman-C. Strutz)  2:47
12. Not One Tear (Cindy Walker)  3:05
13. I Hear (Irvin Duke)  3:40
14. Time After Time (S. Cahn-J. Styne)  3:35

15. Everybody's Happy But Me (Cheatham-Fields)  3:13
16. Jazz In My Soul (unknown)  2:38


#02,07,09,10 April 2, 1962 at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.
Ike Quebec (ts) Sir Charles Thompson (org) Grant Green (g) 
Milt Hinton (b) Al Harewood (ds) Dodo Greene (vo)

#01,03-06,08 April 17, 1962 at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ. 
Ike Quebec (ts) Sir Charles Thompson (org) Grant Green (g) 
Herbie Lewis (b) Billy Higgins (ds) Dodo Greene (vo) 


#11-14  September 24, 1962 at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.
Eddie Chamblee (ts) Ike Quebec (ts) Edwin Swanston (org) Grant Green (g) 
Wendell Marshall (b) Jual Curtis (ds) Dionne Warwick, unknown (tambourine) 
Dodo Greene (vo)

#15-16  November 2, 1962 at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.
Ike Quebec (ts) Johnny Acea (p) Grant Green (g) Wendell Marshall (b) 
Jual Curtis (ds) Dodo Greene (vo) 

 

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