一時期「パット・メセニー・グループ(Pat Metheny Group)」にどっぷりハマってた時期があります。
まあ、新潟大学時代の音楽仲間がハマってたのに影響受けただけですが・・・。
メセニーのコピー演奏とかしてた何人かは、ジャズドラムの高橋徹氏を筆頭として、今も音楽のプロとして演奏してますからね。
さて、あの長髪にボーダーシャツとジーパンで、シンセと連動させたギターを屈託のない笑顔で弾きまくるパット・メセニー(Pat Metheny)。
当時、純粋なジャズファンであった私は、衝撃を受けたものでした。
まるでロック・ミュージシャンのようないでたちと、ライブでもスタジオ録音とほぼ変わらぬクオリティの演奏を聴かせてくれる技術力の高さ。
丁度、1992年「Live Under The Sky」という野外ライブイベントが開催されていた時期であり、「東京FM」系列(新潟ではFM新潟)と「日本テレビ」系列(新潟ではテレビ新潟)での放送を、エアチェックし延々聴いていたものでした。
今聴き返しても、あの演奏クオリティには驚かされます。
FMエアチェックした音源、「DATテープ」が聴けなく前に自家リマスターし直さないとなあ・・・当時の映像が記録されているのは、もちろん「VHSテープ」だし(苦笑)。
これまで公の場で一度も語る事のなかった「つのる思い」がありすぎるので、前置き長いです(笑)。
アルバム「Still Life (Talking) 」は1987年、パット・メセニー・グループ(Pat Metheny Group)が、ゲフィン・レコード(Geffen Records)移籍第1弾として発売された大ベストセラーアルバムです。
精力的ななライブツアーとプロモーションが功を奏したのか、1988年度のグラミー賞(Grammy Awards)で、「ベスト・ジャズ・フュージョン・パフォーマンス賞(Best Jazz Fusion Performance, Vocal or Instrumental)」も受賞。
収録曲のうち「Last Train Home」、「Minuano (Six Eight)」、「Third Wind」の3曲は、ライブでの定番曲となり、来日公演でも度々演奏されていたようですね。
バンドを共に牽引する、キーボードのライル・メイズ(Lyle Mays)との緊密なコンビネーションも見事。
ヴォーカルなしのバンドなのに男性コーラスが二人もいたり、ラテン・パーカッションが入ってたりと、「Still Life (Talking) 」はブラジル音楽に傾倒しているアルバムだったりします。
とにかく私にとっては、学生時代の思い出がいっぱい詰まったアルバムです。
Pat Metheny Group – Still Life (Talking)
Geffen Records GHS-24145/9 24145-2 / Warner Pioneer 32XD-756 [1987.08.10]
side 1 (A)
01. Minuano (Six Eight) (Pat Metheny, Lyle Mays) 9:25
02. So May It Secretly Begin (Pat Metheny) 6:24
03. Last Train Home (Pat Metheny) 5:38
side 2 (B)
04. (It's Just) Talk (Pat Metheny) 6:16
05. Third Wind (Pat Metheny, Lyle Mays) 8:33
06. Distance (Lyle Mays) 2:43
07. In Her Family (Pat Metheny) 3:15
Arranged by Pat Metheny, Lyle Mays
Pat Metheny (acoustic-g, el-g, guitar-synth) Lyle Mays (p, key)
Steve Rodby (b, el-b) Paul Wertico (ds) Armando Marcal (per,vioce)
David Blamires, Mark Ledford (voice)
March/April 1987 at Power Station, NYC.
Producer Pat Metheny / Co-producer Lyle Mays
収録曲である「Last Train Home」は2012年、荒木飛呂彦先生原作の漫画をアニメ化した「ジョジョの奇妙な冒険」のエンディングテーマとしても採用されてます。
それと連動したベスト・アルバム「エッセンシャル・コレクション~ラスト・トレイン・ホーム」も発売されております。
若いアニメやジャズに興味のある方は、そちら経由でパット・メセニーを知ったかと思われます。
私のパット・メセニー熱は、1993年にCDとLD(レーザーディスク)で発売された
ライブアルバム「Road To You (Live In Europe)」で頂点に達します。
今でも棚に、LD(レーザーディスク)鎮座してるもの(笑)。