加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

「Barney Wilen - Jazz Sur Seine (Philips) 1958」MJQゆかりのメンバー参加する50年代フレンチ・ジャズの傑作

フランスが生んだテナーの俊英・バルネ・ウィラン(Barney Wilen)がリーダー名義の、MJQ(Modern Jazz Quartet)ゆかりのアメリカン・リズム・セクションとの共演盤。

 

「Barney Wilen - Jazz Sur Seine (Philips) 1958」MJQゆかりのメンバー参加する50年代フレンチ・ジャズの傑作

一部識者には「50年代フレンチ・ジャズの傑作」とも評されている模様。

 

バックのピアノトリオは、アメリカから欧州に移住したドラムのケニー・クラークKenny Clarke)に、ベースがパーシー・ヒース(Percy Heath)という、もろMJQ人脈。

 

ミルト・ジャクソンMilt Jackson)は何と!珍しくピアノで参加しております。

繰り出されるフレーズは、ビブラフォンでの演奏とあんまり変らないんですが、何故か好きなんですよねえ。

 

私はこのアルバムを、ミルトのブルース・フィーリング溢れる味わい深いピアノを聴くための1枚として認識してたりします。

 


アメリカの一流リズム・セクションに煽られるバルネが、負けじとソリー・ロリンズ(Sonny Rollins)ばりの豪快なテナーを聴かせてくれます。バルネのテナーの音、かなり固めですが。

 


ジャンゴ・ラインハルトDjango Reinhardt)作曲の「Swing 39」と、「Minor Swing」の2曲のみ、パーカッションが加わります。

 

そういえば、MJQ(Modern Jazz Quartet)の演奏で「Django」という名曲もありましたね。

 


www.youtube.com

 

「Swing 39」におけるドラムとパーカッションだけによるオープニングから、バルネをはじめとした他のメンバーが入る部分は何回聴いてもぞくぞくします。

 

 


www.youtube.com


バルネ自身の作曲による表題曲「Swingin' Parisian Rhythm (Jazz Sur Seine)」も、快演。

 

 

「Barney Wilen - Jazz Sur Seine (Philips) 1958」MJQゆかりのメンバー参加する50年代フレンチ・ジャズの傑作

 

Barney Wilen - Jazz Sur Seine 
Philips P-77.127L / Emarcy/Gitanes Jazz Productions 548-317-2 [2000]
Jazz In Paris 26

side 1 (A)
01. Swing 39 (Django Reinhardt)  4:27
02. Vamp (Django Reinhardt)  4:19
03. Ménilmontant (Charles Trenet)  3:33
04. John's Groove (Raymond Fol)  3:39
05. B.B.B. "Bag's Barney Blues" (Barney Wilen)  6:36

side 2 (B)
06. Swingin' Parisian Rhythm (Jazz Sur Seine) (Barney Wilen)  4:27
07. J'Ai Ta Main (Charles Trenet)  2:20
08. Nuages (Django Reinhardt)  5:50
09. La Route Enchantée (Charles Trenet)  3:05
10. Que Reste-t-il De Nos Amours (Charles Trenet)  2:45
11. Minor Swing (Django Reinhardt)  3:46
12. Epistrophy (Thelonious Monk)  2:45


Barney Wilen (ts) Milt Jackson (p) Percy Heath (b) Kenny Clarke (ds) 
Gana M'Bow (per #01,11)

February 13 and 14, 1958 in Paris.

 

Jazz Sur Seine

Jazz Sur Seine

Amazon

 

さて「セーヌ川のジャズ(Jazz sur Seine)」 というアルバム、CDでは最初、フランス映画「彼奴を殺せ(Un Temoin dans la Ville)」のサントラ・アルバムと「2イン1」で発売されてました。

初期CDなのに「ドイツプレス(製造)」なせいか、音良かったんですよね。

 

Un Temoin Dans La Vie / Jazz Sur Seine

Un Temoin Dans La Vie / Jazz Sur Seine

Amazon

 

その後フランス盤「Jazz In Paris」シリーズの一枚として、単独で発売されました。

セーヌ川のジャズ

セーヌ川のジャズ

Amazon

 

バルネのアルバムは結構集めているので、別のアルバムもおいおいと・・・。