加持顕のジャズに願いをのせて

新潟在住の加持顕(かじあきら)がジャズ名盤の個人的感想など綴ってます。

「Hank Mobley (Blue Note BLP-1568) 1957」脇役の健闘著しいアルバム

まず、このハンク・モブレーHank Mobley)のアルバム「Hank Mobley (Blue Note BST-81568)」は、プレス枚数の少なさからかオリジナル盤が「異常に高い」んだそうです。

 

「Hank Mobley (Blue Note BLP-1568) 1957」脇役の健闘著しいアルバム

そして、サックス奏者カーティス・ポーター(Curtis Porter)の参加で語られることの多い作品。

 

 

「Hank Mobley (Blue Note BLP-1568) 1957」脇役の健闘著しいアルバム

※ジャケット裏の画像は「Discogs」からお借りしました。


さらにトランペットのビル・ハードマン(Bill Hardman)や、この録音以降、ブルーノートのハウスピアニストとして重用されるソニー・クラークSonny Clark)も活躍。

 

 

脇役の健闘著しいためか、リーダーのハンク・モブレーの存在が結構薄く感じされますので、アルバム・タイトルをシンプルすぎる「Hank Mobley」にしたのかも。

 


1曲目の「Mighty Moe & Joe」は、テーマ部からカーティス・ポーターが大活躍!
そのままソロに突入して大暴れします。

 


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この曲だけで満足してしまう程、ほんと充実した演奏を聴かせてくれます。
オリジナル・モノ盤で聴いたら、凄い臨場感だろうなー。

 


続く「Falling in Love with Love」は、テーマ部はビル・ハードマンがミュートでキュートに決めてくれます。

 


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いいなー、このリー・モーガンLee Morgan)みたいな吹き方。

 


ミルト・ジャクソン作のブルース「Bag's Groove」では、テーマからソニー・クラークがファンキーなピアノを聴かせてくれます。

 

ここでもリーダーより、ビル・ハードマンとソニー・クラークが、より活き活きしたソロを披露してくれてますが、ソニー・クラークの気合の入り様は尋常ではない気がします。

 

アップテンポでハンク・モブレー唯一のオリジナル曲「Double Exposure」。

 


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1番手のビル・ハードマンがリー・モーガンLee Morgan)張りの大胆なソロを聴かせ、続く2番手のモブレーも自作曲だけあって乗りに乗ってます。

3番手、テナーに持ち替えたカーティス・ポーターは、若干モブレーに押され気味かな?4番目のソニー・クラークの流れるようなソロの後、モブレーとポーターのソロ8小節交換を経て、アート・テイラーのドラム・ソロが続きます。

 


ラストの「News」は、よくあるハード・バップ風テーマを持つ曲。

 


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このアルバムにも参加しているポール・チェンバースPaul Chambers)が作曲した、「Beauteous」に若干似てるかな?とりあえず、キーは同じだと思います。

 

Hank Mobley - Hank Mobley (RVG)
Blue Note BLP-1568 / 東芝EMI TOCJ-9064 [1999.01.27]


side 1 (A)
01. Mighty Moe & Joe (Curtis Porter)  6:53
02. Falling in Love with Love (Rodgers-Hart)  5:27
03. Bag's Groove (Milt Jackson) 5:53

side 2 (B)
04. Double Exposure (Hank Mobley) 8:04
05. News (Curtis Porter) 8:12


Bill Hardman (tp) Curtis Porter (ts, as-#1, 2) Hank Mobley (ts) 
Sonny Clark (p) Paul Chambers (b) Art Taylor (ds) 

June 23, 1957 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ.

 

ハンク・モブレー

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